2021年下半期、韓国ドラマ界に、チョン・ジヒョン、イ・ヨンエ、ハン・ヒョジュ、ソン・ヘギョとトップ女優たちのカムバック作が登場する。これらすべてが週末劇とあって、熾烈なチャンネル争いが繰り広げられそうだ。女優のプライドを賭けた戦いを制するのは‥?

秋も深まる11月、韓国ドラマ界ではトップ女優たちのプライドを賭けた戦いが開幕される。

続々と新作ドラマが放送される10月。チョン・ジヒョン、イ・ヨンエ、ハン・ヒョジュ、ソン・ヘギョと、レジェンドクラスのトップ女優たちのカムバック作が並ぶ予定だ。

tvN土日ドラマ『智異山』に登場するチョン・ジヒョン

チョン・ジヒョンは、tvN土日ドラマ『智異山(チリサン)』に登場(画像出典:tvN)

まず、10月23日にtvN土日ドラマ『智異山(チリサン)』が始まる。

『智異山』はチョン・ジヒョン、チュ・ジフンを主演に迎え、キム・ウニ作家とイ・ウンボク監督がタッグを組んだ、これ以上の説明は必要ない期待作だ。

すでに『キングダム』シリーズでキム・ウニ作家と呼吸を合わせたチョン・ジヒョンとチュ・ジフンが出演する上、tvN『ミスター・サンシャイン(2018)』、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(2016)』、KBS2『太陽の末裔 Love Under The Sun(2016)』などを演出した、イ・ウンボク監督とキム・ウニ作家の組み合わせも新鮮だ。こうした理由から今年下半期の最高の期待作として挙げられている。

JTBC土日ドラマ『ク・ギョンイ』でイ・ヨンエが主演

イ・ヨンエが主演を務めるのは、JTBC土日ドラマ『ク・ギョンイ』(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

この1週間後の10月30日には、イ・ヨンエの4年ぶりドラマ復帰作である、JTBC土日ドラマ『ク・ギョンイ』がスタートする。

イ・ヨンエは、”酒とゲームがこの世のすべて”という元警察官の保険調査官ク・ギョンイ役に扮し、完全犯罪に偽装された謎の連続殺人事件を暴く。

この世に背を向けて生きて来たク・ギョンイは、正義を体現するよりも、未解決事件の解決そのものにのみ、喜びを感じる非凡な頭脳の持ち主。手段と方法を選ばず、事件の真実に向けて猛烈に突き進むキャラクターだ。

(関連記事)イ・ヨンエ、4年ぶりのドラマ復帰作 『ク・ギョンイ』に主演として出演確定!

tvN金土ドラマ『ハピネス』はハン・ヒョジュのドラマ復帰作

ハン・ヒョジュのドラマ復帰作は、tvN金土ドラマ『ハピネス』(画像出典:ハン・ヒョジュ公式Instagram)

この翌週、11月5日からはハン・ヒョジュ主演のtvN金土ドラマ『ハピネス』が始まる。

感染症が日常化した近未来を背景に、階層社会の縮小版とも言えるマンションに孤立した人々の生存記を描く都市スリラーで、映画『パラサイト 半地下の家族(2019)』やNetflixオリジナル『イカゲーム』などと通じる部分のある期待感が高い作品だ。

ハリウッド進出し、海外の活動に力を注いできたハン・ヒョジュが、5年ぶりに韓国ドラマに復帰するとあってさらなる注目を集めている。

ソン・ヘギョはSBS新金土ドラマ『今、別れの途中です』が離婚後初のドラマ出演となる

SBS金土ドラマ『今、別れの途中です』で離婚後初のドラマ出演となる、ソン・ヘギョ(画像出典:ソン・ヘギョ公式Instagram)

そして、11月12日からはソン・ヘギョ主演、SBS金土ドラマ『今、別れの途中です』が放送される。

このドラマは”別れ”と書いて”愛”と読む、甘くてしょっぱくて、つらくて酸っぱくて苦い別れのアクチュアリーを描いた作品で、ソン・ヘギョの得意ジャンルだけに期待感が高い。

また、ソン・ヘギョは、tvN『ボーイフレンド(2018)』以来、およそ3年ぶりの女優復帰であり、離婚後初の出演作だけに、大衆からは多くの注目が寄せられている。

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ドラマの制作サイドは話題性や視聴率を獲得するため、優れた演技力とネームバリューを持つトップ女優を起用したがる。今期はその結果、豪華な面々が各局を代表することとなった。

いずれも”金土”や”土日”に放送される週末劇であり、スタート時間こそ違うものの放映時間はかぶってしまう編成となってしまった。

つまり、この錚々たるラインナップが毎週土曜日に”チャンネル争奪”をめぐる激戦を繰り広げることになってしまうのだ。

最初の決戦は、SBS『今、別れの途中です』がスタートした翌日の11月13日。韓国では”土曜大戦”と呼ばれ、ドラマのストーリ―と共に、視聴率の行方も見守られている。

真っ向勝負となった”土曜対戦”、トップ女優たちのプライドを賭けた戦いが間もなく開幕される。









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