少女時代(SNSD)のソヒョンと俳優のキム・ジョンヒョンが主演を務めたMBC『時間』。ソヒョンにとって輝かしいキャリアとなるはずだった本作だが、プロ意識の低い俳優により泥を塗られる結果となってしまった。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
tvN『愛の不時着(2019)』から誕生した2番目のカップルとして、共演女優のソ・ジヘと熱愛説に包まれた俳優のキム・ジョンヒョン。
双方が否定し熱愛報道は収まったものの、華やかな話題から一転、今度は所属事務所との専属契約期間をめぐり、双方が対立しているというトラブルが報道されてしまった。
キム・ジョンヒョンは専属契約期間が満了したとし、移籍先の芸能事務所と話し合いを始めている。
しかし、現所属事務所側は「契約書では専属期間が5月で満了となっているが、2018年に健康上の問題でMBCドラマ『時間』を突然降板し、その間、空白期が発生したとして、来年中旬まで契約期間が残っている」と主張し、双方は平行線を辿っている状況だ。
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これにより再び注目を集めたのが、キム・ジョンヒョンの”空白期”が発生したドラマ、MBC『時間』の制作発表会で見せた理解しがたい行動だ。
当時はこれを「過度なストレスによる体調不良」と釈明したキム・ジョンヒョンだが、実は交際相手であった女優のソ・イェジが影に潜んでいたことがスクープされ、韓国国内に波紋を呼んでいる。
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ヒロインを演じたソヒョンこそが、最大の被害者
この事件の最大の被害者は、主役であるヒロインに抜擢された、少女時代(SNSD)のソヒョンだろう。
少女時代のメンバーとして活躍する傍らで、着実に演技活動も並行してきたソヒョン。
助演や特別出演で数々のドラマ作品に出演した彼女は、2017年にウェブドラマ『ルビールビーラブ』で主役を射止めた。これに続いて、MBC『恋する泥棒~あなたのハート、盗みます~』でも主演を務め、アイドルでありながら”主演クラスの演技力を持つ”と称され、活躍の場を女優業へとシフトチェンジしていく。
そして2018年、再び主役を担う『時間』への出演が決定し、ファンからは多くの期待を抱かれていた。
ソヒョン自身にとっても『時間』は主演3作目であり、女優人生を歩む上で大切な作品だった。演技に対して意欲的になり、それと比例して演技力も高まっていたソヒョンは、女優としての意気込みを見せ、キャリアを重ねようと努力をしていた大切な時期だ。
しかしキャリアに華を添えるはずだったドラマが、共演俳優であるキム・ジョンヒョンにより暗転してしまう。
キム・ジョンヒョンの撮影現場での不快な行動のため、当時相手役だったソヒョンは気苦労が多かったという。
あるスタッフは関連エピソードについて「キム・ジョンヒョンが、ソヒョンの手が触れるシーンを撮影した後、演技が終わるやいなや自分の手をウェットティッシュで拭く行動を見せた。これを見たソヒョンは撮影現場で涙を流した」とし「キム・ジョンヒョンの所属事務所代表が仲裁に入り、ソヒョンに謝罪したこともあるが、その後も行動は変わらなかった」と証言している。
結局、キム・ジョンヒョンがドラマ放映中に異例の降板劇を見せ、別の意味で注目を集めるドラマとなってしまった。
今回の報道で、キム・ジョンヒョンの行動が”彼女”であるソ・イェジからの指示であることが明かされた。報道がどこまで事実なのかはわからないが、これが本当であれば、2人の俳優のプロ意識の無さが、ソヒョンのキャリアに泥を塗ったとも言えるのでは。
ソヒョンの座右の銘に注目が集まった理由
過去にどのような経緯があったかは不明だが、ソヒョンはこのような言葉を座右の銘にしているという。
「最後の勝者は善良な人だ」
ソヒョンは座右の銘について、あるインタビューで「ある人はそのように生きると、バカみたいにやられてばかりいるのではないかと言う」とし「私もそう思ったことがある。しかし、そう考えたからもっと信じている。人生で最も重要なのは、自分にとって堂々としたことだと思う」と述べた。
続いて「もし明日死を迎えても、自分は堂々と生きたと思えるもの。たとえ自分がうまくいかなかったとしても、偶然を当てにしないで、自分自身に恥ずかしくないように生きるのがかっこいいのではないか」と強調した。
最後に、ソヒョンは「善良というのは結局、自らを欺かないことだと思う」と付け加えている。
ソヒョンは『時間』の撮影中、共演者から精神的な苦痛を強いられてきた。だが、そのような中でもプロ意識を見せ、作品を成功へと導くために努力をしてきた。
彼女は座右の銘を貫き通した結果、これ以降も”主演”女優として大きな活躍を見せている。
過去に受けた屈辱に惑わされることなく、自分を信じて堂々と生きるソヒョンは、韓国の演劇界を担うような大女優になるに違いないだろう。
(関連記事)「謝罪も彼女の操縦?」「3年熟成か」キム・ジョンヒョンへの批判が止まらない
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