子役のチェ・ユリは、女優のキム・ユジョンにそっくりなことで有名だ。現にドラマで、キム・ユジョンの子ども時代を演じている。しかし最近、新たに別の俳優にも似ていると話題に。そんなエピソードと、彼女の近況を紹介する。
韓国ドラマ界では、主役の“幼少期”を演じる子役たちが、作品で非常に重要な役割を担う。
そして、子役から成人俳優へとバトンタッチされた時、そのシンクロ率が話題となることがよくあるが、その一人に女優のキム・ユジョンと瓜二つのチェ・ユリがいる。

女優のキム・ユジョンに瓜二つと言われたチェ・ユリ。(画像出典:チェ・ユリInstagram)
チェ・ユリは映画『秘密(2015)』の記者発表会で、共演者のキム・ユジョンがあまりにも自身と似ているため「初めて会った時に驚いた」と明かしている。
また、彼女の知人はもちろん父親までもが「幼い頃のキム・ユジョンにそっくりだ」との反応を示したのだとか。

映画『秘密(2015)』に出演した際似ていると言われたチェ・ユリ(右)と、幼い頃のキム・ユジョン(左)の写真。(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)
その容姿が理由で抜擢されたのか、チェ・ユリは、JTBC『とにかくアツく掃除しろ!~恋した彼は潔癖王子!?~(邦題/2018)』で、彼女の子ども時代を演じている。
当の本人は、以前あるメディアインタビューで「ユジョンさんにそっくりだと言われますが、自分ではよく分かりません。似ているかどうか、時々鏡を見てみたりしますが‥」と答えており、あまり自覚していないようだ。
そんなチェ・ユリは以降、映画『ザ・ソウルメイト(2018)』で主演のマ・ドンソクの娘役を務め、愛らしい姿を披露。
JTBC(Netflix)『梨泰院クラス(2020)』では、主人公パク・セロイ(パク・ソジュン扮)の父が事故死した真相を追う、オ・ビョンホン元刑事(ユン・ギョンホ扮)の一人娘、オ・へウォン役を務めるなど、途切れることなく作品に出演している。
そして最近では、映画『宇宙+人(原題:エイリアン+人 第1部)』で、キム・テリの子ども時代を演じ、またしても成人女優と顔がそっくりだと話題に。

映画『宇宙+人(原題:エイリアン+人 第1部)』で、女優キム・テリ(左)と似ていると話題のチェ・ユリ(右)。(画像出典:チェ・ユリIsnatgram)
また、彼女が注目されたのは顔だけでなく、見事な演技も好評を得た。
本作は高麗時代末期、神剣を巡り道士たちが争奪戦を繰り広げた1390年と、エイリアンの囚人を追う2022年との間に、時空の扉が開かれ巻き起こる、奇想天外なSFアクション・ファンタジー。
チェ・ユリが演じるのは、631年前の時代に父であったガード(キム・ウビン扮)と共にする、イアン(キム・テリ扮)の少女時代だ。
キム・ウビンと見せた息の合った掛け合いや、キャラクターの感情を繊細に表現し、物語の没入度を高めた。
映画撮影は約2年に渡り行われたのだが、チェ・ユリは時間の経過と共に役柄に対する理解を深め、目に見えるほどに表現力が磨かれていったという。

オフショットでは、まるで本当の親子のように仲睦まじい姿を見せたキム・ウビン&チェ・ユリ。(画像出典:キム・ウビン 公式Instagram)
そんな彼女の様子に、キム・ウビンは「神秘的な雰囲気がすごく良くて、(演技をする上で)たくさん助けてもらいました。父親の気持ちにもさせてくれて、今回の作品を通してすごい女優を発見したのではないかと思いました。彼女は多くの才能を持った俳優です」と絶賛。
これは余談だが、同作でキム・テリと縁を持ったチェ・ユリは、今年5月に彼女が所属するマネジメントmmmと専属契約を交わし、新たなスタートを切ったばかり。
キム・ウビンが太鼓判を押したチェ・ユリは、“誰かに似ている子役”ではなく、実力を持った俳優として成長中。
今後の活躍がますます期待される。
(構成:西谷瀬里)
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