- 2016年に“性スキャンダル”が報じられて以来、活動を自粛していた俳優のオム・テウン。
- この度、7年ぶりにドラマ復帰することが報じられ、様々な反応が上がっている。
- YouTuberでもある妻は、以前SNSを通じて「夫が犯した罪を許した」と心境を告白したことがある。
長い間、姿を見せていなかった俳優が、ドラマでお茶の間に復帰するというニュースが伝えられた。
その俳優とは、オム・テウン。彼は、映画『マルチュク青春通り(2004)』や『卑劣な街(2006)』のユ・ハ監督が初めて演出するドラマ『I KILL U』にキャスティングされたという。
ドラマは、今年(2023年)下半期に公開予定。予定通りに進めば、彼のドラマ復帰は、2016年のSBSドラマ『ウォンテッド~彼らの願い~』以来の7年ぶりとなる。
演じる役柄などの詳細は明かされていないが、共演者には、KARA(カラ)のカン・ジヨン、HIGHLIGHT(ハイライト)のイ・ギグァンが名を連ねており、復帰作に関心が寄せられている。
オム・テウンは、JTBC『医師チャ・ジョンスク』で主演を務めた女優オム・ジョンファの弟。
日本でも人気のドラマ、KBS『魔王(2007)』やMBC『善徳女王(2009)』といった話題作に出演してきた、人気俳優である。
では、彼のような俳優が、なぜ長い空白期間を過ごすことになったのか? それは、“性スキャンダル”が理由だった。
事の発端は、2016年8月頃のこと。オム・テウンは、風俗店の女性従業員に性的暴行を加えた疑いで告訴された。
捜査の結果、女性の主張が虚偽であることが明らかになり、性的暴行の疑いは晴れたが、性売買容疑が適用され、罰金100万ウォン(約10万円)の略式起訴処分を受けている。
このスキャンダルの前年、オム・テウンは、KBS2のリアルバラエティー『スーパーマンが帰ってきた』を通じて、幼い娘との仲睦まじい日常を披露していた。
ドラマではカリスマ溢れる演技派俳優だが、家庭では優しいパパ、という家庭的な一面をのぞかせた彼は、視聴者に親近感を抱かせた。
そんな好印象だった彼が起こしたスキャンダルは、世間を失望させ、裏切り行為として非難を浴びる。そして彼は、俳優活動を自粛した。
(関連記事)一発レッドカードの怖さ・・オム・テウン活動再開を匂わすも、韓国メディアは冷ややか
実は、スキャンダルの翌年2017年、彼は映画『ショベルカー』でひっそりとカムバックするものの、当時はまだ、世間の反応は冷ややかだった。
それから4年後の2021年9月、映画『最後の宿題』にキャスティングされ、本格的な活動再開を知らせたが、2022年公開目標だった映画はいまだ公開されてない。
しかし、そんな彼の復帰を後押したのが、妻のユン・ヘジンだったよう。バレリーナそしてYouTuberとして活躍する彼女は、2020年にインスタライブを通じて、次のように心境を告白している。
「隣で見ていて、夫は十分自粛したように思う。なので、妻が許すことであり、妻が許してあげれば良いことだから、(他人が)よその人のことを言わないでほしい」
彼女は、スキャンダルによって一番大きな傷を受けた自分が夫を許しているのだから、外部の人はこれ以上あれこれ言わないで、と素直な思いを表現したのだ。
そして最近届いた、オム・テウンの7年ぶりのドラマ復帰の知らせ。
韓国のオンラインコミュニティーでは、ドラマに期待の声が上がる一方で、「復帰と奥さんの許しに何の関係があるの?」「妻が許したかどうかは関心なし」「復帰となれば、過去の出来事がまた話題になる。娘がかわいそう」など、厳しいコメントも見られる。
無事に(?)妻の許しを得た夫は、演技を通じて、世間の心を再び取り戻すことができるのだろうか。その行方に注目したい。
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