テレビ東京『韓流プレミア』で、『人生最高の贈り物~ようこそ、サムグァンハウスへ~(2020/KBS2)』が放送中だ。キャストの中には、週末ドラマに数多く出演し“週末劇の皇太子”と呼ばれる、俳優のイ・ジャンウがいる。日本では比較的馴染みのない彼だが、韓国では人気者。本記事では、彼の俳優人生を一部紹介したい。

テレビ東京『韓流プレミア』は、平日の朝8時15分から韓国ドラマを放送し、日本の主婦の朝を癒している。

『人生最高の贈り物~ようこそ、サムグァンハウスへ~』は、現在、『韓流プレミア』で放送中

現在、『韓流プレミア』で放送中の『人生最高の贈り物~ようこそ、サムグァンハウスへ~』(画像出典:KBS2)

2012年から放送が開始され、これまで数々の名作が取り扱われてきたが、現在はKBS2の週末ドラマ『人生最高の贈り物~ようこそ、サムグァンハウスへ~(2020/以下、『ようこそ、サムグァンハウスへ』)が放送中だ。

韓国では、昔から根強い人気がある時代劇に加えて、“韓国家庭あるある”を長編ストーリーで展開していく現代劇も好まれる傾向にあり、まさに『ようこそ、サムグァンハウスへ』が、その好例と言える。

放送日時も支持を得ている理由の1つで、視聴者が比較的ゆっくりと時間が取れる、週末の19時55から放送されているのだ。

事実、日本では長編作品があまり好まれていないが、本国では最高視聴率が33.7%(全国/ニールセンコリア調べ)を記録した話題作である。

また出演者が名優揃いであり、中でも注目を集めたのがイ・ジャンウだ。

俳優イ・ジャンウは、『人生最高の贈り物~ようこそ、サムグァンハウスへ~(2020/KBS2)』に出演した

『人生最高の贈り物~ようこそ、サムグァンハウスへ~(2020/KBS2)』に出演した俳優イ・ジャンウ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

週末ドラマへの出演が多いことから、韓国では“週末劇の皇太子”という別名がついたほど。

『ようこそ、サムグァンハウスへ』では甘いマスクを活かして、自身がイケメンで仕事ができることを自覚している建設事務所所長のウ・ジェヒ役を演じ、世の女性をときめかせた。

そして彼といえば、KBS2週末ドラマ『たった一人の私の味方(2018)』が代表作の1つ。同作は当初100話を予定していたが、最高視聴率49.4%を記録するなど、多くの視聴者に愛されたことにより、放送途中で6話延長することを決定。

ドラマ『たった一人の私の味方』に、イ・ジャンウは出演した

イ・ジャンウが出演したドラマ『たった一人の私の味方』(画像出典:KBS)

イ・ジャンウは主人公ワン・デリュクに扮し、ドラン(ユイ扮)と恋に落ちるキャラクターを見事に演じきった。

そして週末劇ではないが、KBS1『笑ってトンへ(2010)』ではその悪役ぶりが高い評価を得て、世間に名を知らせるきっかけとなる。それを立証するかのように、2011年の『KBS演技大賞』では、男性新人賞を受賞している。

ちなみに同作は、予定していた150話に9話追加され、長い期間に渡って放送された。にも関わらず、驚異的な人気を誇ったのだ。

以降イ・ジャンウは、ドラマだけでなくバラエティー番組にも活躍の場を広げていく。

スターが仮想夫婦となり、生活を共にする姿を見せる『私たち結婚しました(2011)』へに出演し、T-ARA(ティアラ)のメンバー、ハム・ウンジョンの相手役として、一躍注目を浴びることに。

現在もドラマ界とバラエティー界を行き来しながら、精力的な活動を続けている。

もしかすると、彼に馴染みのない人もいるかもしれないが、イ・ジャンウは数々の話題作に出演し、実績を残してきた俳優の一人だ。

前出の『ようこそ、サムグァンハウスへ』でも、2020年の『KBS演技大賞』で長編ドラマ部門男性優秀賞を手にしている。

現在放送中の『韓流プレミア』を通して、彼の演技をご覧になってみてはいかがだろうか。

(構成:西谷瀬里)






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