Netflix(ネットフリックス)『D.P.─脱走兵追跡官─』でチョ・ソクボン役に扮し、国内外のドラマファンを魅了した俳優のチョ・ヒョンチョル。彼が『第58回百想芸術大賞』の授賞式で披露した、闘病中の父親へ贈ったスピーチが再び注目を集めている。

Netflix(ネットフリックス)『D.P.─脱走兵追跡官─』で漫画好きの優しいオタク青年、チョ・ソクボン役に扮し、ドラマファンを魅了した俳優のチョ・ヒョンチョル。

『D.P.─脱走兵追跡官─』でチョ・ソクボン役を担当した、チョ・ヒョンチョル

チョ・ヒョンチョルは、『D.P.─脱走兵追跡官─』でチョ・ソクボン役を担当(画像出典:Netflix Korea公式Twitter)

去る22日、彼にまつわる残念がニュースが届けられた。

韓国メディアが報じた内容によると、チョ・ヒョンチョルの父親が闘病の末に亡くなったという。

これ以前、チョ・ヒョンチョルは『D.P.─脱走兵追跡官─』での熱演が評価され、5月6日に開かれた『第58回百想芸術大賞』でテレビ部門男子助演賞を受賞。その時に彼は、父親に向けて温かなメッセージを残していた。

チョ・ヒョンチョルは受賞スピーチを通じて、「お父さん、目を少しだけ向けると、窓の外に赤い花が見えるはずです。それはおばあさんだ。おばあさんがそこにいるから、お父さんは怖がらないで・・」と語り、続いて「だから、怖がらずに最後の時間を美しく過ごしてほしい。騒がしいことを整理して、私もすぐに行きます。ゆっくりと休んでください。愛しています」と、闘病中の父親に向けてメッセージを届けていた。

愛する父親を常に思っていたであろうことが分かる、百想芸術大賞でのスピーチ。

そんな親想いであるチョ・ヒョンチョルは、『D.P.─脱走兵追跡官─』で広く名を知らせ、俳優としての活躍を見せている。

チョ・ヒョンチョルは俳優はもちろん、監督としての顔も持つ

俳優はもちろん、監督としての顔も持つチョ・ヒョンチョル(写真提供:©スポーツ韓国、画像出典:JTBC)

チョ・ヒョンチョルは、短編映画『脊柱側湾(2010)』で監督兼出演俳優としてデビューして以来、二足の草鞋を履いて活躍中だ。

俳優でありながら、監督としてもその才能を発揮する彼は、独立系映画『デンプシーロール:懺悔録(2014)』と『ロボット:リバイバル(2015)』で監督を務め、2018年には映画『パンソリ・ボクサー』で脚本を書くなど、演出面でも優れた腕前を発揮している。

俳優としては、2016年に映画『MASTER マスター』のアン・ギョンナム役や、tvNドラマ『ホテルデルーナ(2019)』でヨ・ジング演じるク・チャンソンの友人、ハーバード大学卒のビビりな青年役などに扮し、優れた感情演技を披露。独特なキャラクターを好演し、視聴者に強烈なインパクトを残した。

チョ・ヒョンチョルが印象深い演技を披露した、JTBC(Netflix)『調査官ク・ギョンイ』

JTBC(Netflix)『調査官ク・ギョンイ』でも印象深い演技を披露した、チョ・ヒョンチョル(画像出典:JTBC)

その後、『D.P.─脱走兵追跡官─』で抜群の演技力を披露した彼は、続いてJTBC(Netflix)『調査官ク・ギョンイ(邦題)』に出演。トレードマークだった眼鏡を外し、オ・ギョンス役としてドラマを盛り上げていた。

彼が演じた数々のキャラクターでも分かる通り、チョ・ヒョンチョルの魅力は、役ごとに雰囲気が180度変わる”カメレオン俳優”であることだろう。

(関連記事)『D.P.』出演俳優 本当に同じ人?キャラ憑依に絶賛 ’カメレオン俳優’ とは?

人々を魅了してしまう繊細な感情表現で、共演者や監督からも高い評価を得ているチョ・ヒョンチョル。監督であり俳優として培った表現力が、彼の演技をより昇華させているのだろう。

今後も彼は、役者として無限の幅を見せてくれるはずだ。なぜなら、チョ・ヒョンチョルはいつも、大衆の期待を超えた演技を披露してくれる素晴らしい俳優であるからだ。

(投稿:星野沙)






ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs