tvNドラマ『愛の不時着(2019)』に出演し、気迫のこもった演技と、コミカルな演技を絶妙なバランスで描き出した俳優のコ・ギュピル。韓国では名バイプレイヤーとして知られる彼だが、またもやMBCの新作ドラマ『今から、ショータイム!』で好評を得ている。
韓国の名バイプレイヤーの1人で、個性溢れる俳優のコ・ギュピルをご存じだろうか。

韓国で名バイプレイヤーとして知られる俳優のコ・ギュピル(画像出典:BIG BOSSエンターテインメント)
日本でも大ヒットを記録したtvNドラマ『愛の不時着(2019)』で、ユン・セリ(ソン・イェジン扮/以下、セリ)の会社の広報チーム長役を演じていた俳優だ。
劇中、セリの自由奔放さに苦労し、声を聞くと蕁麻疹まで出てしまうにも関わらず、いざセリが行方不明になると、救助隊に捜索を依頼するなど、誰よりも最善を尽くしてセリを探そうする人物を見事に描き出していた。
登場回数こそ少なかったものの、ある時は気迫のこもった演技を、またある時はコミカルな演技を披露し、ドラマを見た人なら印象に残っている人も多いだろう。

『愛の不時着』で、ユン・セリの会社の広報チーム長役を演じたコ・ギュピル(画像出典:『愛の不時着』映像キャプチャー)
同ドラマで見せた演技同様、これまでにもコ・ギュピルは、“この人が出てくると面白い”と思わせる演技を作品ごとに残してきた。
日本でも有名なものを挙げると、KBS2ドラマ『ごめん、愛してる(2004)』でのドラマスタッフ役や、tvNドラマ『また!?オ・ヘヨン〜僕が愛した未来〜(2016)』での中華料理店の出前スタッフ役。
また、昨年大ヒットしたKBS2ドラマ『恋慕』にも出演し、女優パク・ウンビン演じるイ・フィに付く内官役を演じている。

KBS2ドラマ『恋慕』に出演した際のコ・ギュピル(画像出典:コ・ギュピル インスタグラム)
デビュー作は、子役として出演した映画『キッド・カップ(1993)』で、その後少し期間が空いて、2001年頃から本格的に作品に関わりはじめ、現在に至る。
年単位で見ると、ドラマと映画の掛け持ちはもちろん、複数のドラマにも出演し、多い年はなんと映画2本に、ドラマ6本と、彼の演技における俳優界での信頼度が伺えるような実績だ。
そんな彼は、現在MBCドラマ『今から、ショータイム!』に出演中だ。

コ・ギュピルが出演中のMBCドラマ『今から、ショータイム!』(画像出典:MBC)
同ドラマは、幽霊を操る雇用主であり、売れっ子マジシャンのチャ・チャウン(パク・ヘジン扮)と、神通力を持つ女性巡査コ・スルヘ(チン・ギジュ扮)の幽霊共助捜査劇。
韓国の視聴者からは、「各シーンものすごく面白い」との反応を得ており、劇中、力強い声と食べ物に真剣で愛くるしさたっぷりな、チャ・チャウンに雇われた幽霊役を演じるコ・ギュピルの活躍も一役買っている。
また、彼以外にもKBSドラマ『IRIS-アイリス-(2009)』で活躍した、俳優のチョン・ジュノや、韓ドラを見れば必ず出演しているといっても過言ではない、俳優のチョン・ソギョンらも顔を揃え、コミック俳優と言われる彼らのケミストリーが話題だ。

コ・ギュピルと共に『今から、ショータイム!』に出演する、俳優のチョン・ジュノ(左)と俳優のチョン・ソギョン(右)
『今から、ショータイム!』も含め、毎作品、高い評価を得てきたコ・ギュピルの今後の活躍から目が離せない。
(投稿:西谷瀬里)
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