6月3日より韓国にてスタートする、MBC金土ドラマ『ドクター・ロイヤー』。ここに出演する俳優のシン・ソンロクに注目が集まっている。悪役や、心の読めないポーカーフェイスなキャラクターで人気を得た彼が、本作でも視聴者の期待に応えるようなミステリアスなキャラクターに扮するようだ。そんな彼の役者人生を見ていこう。

まもなく韓国にてスタートする、MBC金土ドラマ『ドクター・ロイヤー』。

ソ・ジソブ主演ドラマ、MBC『ドクター・ロイヤー』がいよいよスタート!(画像出典:MBC)

いよいよスタート! ソ・ジソブ主演ドラマ、MBC『ドクター・ロイヤー』(画像出典:MBC)

俳優のソ・ジソブが4年ぶりにドラマ出演するとあって、放送前から話題を集めていた作品だ。

『ドクター・ロイヤー』は、仕組まれた手術によりすべてを奪われ、医療訴訟専門の弁護士になった天才外科医と、その手術でたった1人の家族と恋人を失った医療犯罪専門の検事が繰り広げる、メディカルサスペンス法廷ドラマ。

本作はソ・ジソブのほか、女優のイム・スヒャン、俳優のシン・ソンロクなど実力派俳優が主演にキャスティングされている。その中でも、シン・ソンロクが劇中で”狂った存在感”を爆発させるのではと、視聴者からは期待されているようだ。

俳優のシン・ソンロクがジェイドン・リー役を演じる

ジェイドン・リー役を演じる、俳優のシン・ソンロク(画像出典:MBC)

劇中、シン・ソンロクは、多くのことがベールに隠されたジェイドン・リー役に扮し、ストーリーのキープレーヤーとしての役割を果たす予定だ。

ジェイドン・リーなるキャラクターは、投資専門企業のアジア支部長で、成功とスリルのためなら危険な状況にも身を投じるほど、熱い血が流れている人物だ。

まだ現時点では主人公の味方なのか、それとも敵なのか、はたまた痛烈な悪役なのかは分かっていない。今後、このキャラクターがどのように化けていくのか、楽しみでならない視聴者も多いそうだ。

数々のドラマで演じた悪役が大好評

シン・ソンロクなる俳優はこれまで、悪役をはじめ、ミステリアスで掴みどころのないキャラクターを多く演じてきた。

憎たらしい役を演じさせたらピカイチのシン・ソンロク

シン・ソンロクは、憎たらしい役を演じさせたらピカイチ!(画像出典:シン・ソンロク公式Instagram)

彼の名を広めたのが、2013年に放送されたSBS『星から来たあなた』。

シン・ソンロクは劇中、財閥御曹司のイ・ジェギョン役に扮した。

このキャラクターは、知性溢れるビジュアルに、品格あるマナーまで兼ね備えた紳士の鑑のような人物に見えるが、その素顔は、自分の目的のためなら手段と方法を選ばないという極度の残忍さを持ったソシオパスだという。そんなインパクトのある悪役を演じ、ドラマをヒット作へと導いた。

この翌年には、tvN『LIAR GAME』でフォースのある悪役を演じ、俳優本人がキャラクターと一体化を成し遂げたかのような演技を披露。シン・ソンロクの演技経歴の中でも最も高い評価を受けている。

また、2018年初めには、最高のヒットの1つであるSBS『リターン~真相~』でも悪役を担当。

同年に放送されたSBS『皇后の品格』では、ただただ悪役というのではなく、コミカルな面も持つ立体的なキャラクターであるイ・ヒョク役に扮し、ロマンチックコメディー演技も魅力的に披露。このキャラクターが大きな反響を得ることになる。

このように、シン・ソンロクは2014年以降、悪役、または善人なのか悪人なのか、心が読めないキャラクターを多く演じている。

ドラマ俳優歴20年を誇るシン・ソンロク。その原点は舞台

ドラマ、ミュージカル、バラエティーなど、あらゆるジャンルで活躍し、多くの愛を受けるシン・ソンロク。

1982年11月生まれで現在39歳(日本年齢)の彼は、すでにドラマ俳優歴20年を誇るベテランだ。

シン・ソンロクは元々、演劇やミュージカル界で活躍していた

元々は演劇やミュージカル界で活躍していた、シン・ソンロク(画像出典:シン・ソンロク公式Instagram)

彼の俳優人生がスタートしたのは、21歳の時。韓国でも演劇が盛んに行われているという有名な場所”大学路”で、劇団に所属したことから。

主にミュージカル界で多く活動を見せたが、そこで得た人気によりドラマや映画界に本格的に進出。ミュージカルの舞台をはじめ、人気ドラマにも出演した彼は、どの作品でも安定した演技を披露し、観客や視聴者から多くの好評を得た。

大衆的な人気と認知度を高めた彼は、現在もミュージカル、ドラマの両分野で大きな活躍を繰り広げている。

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悪役でさらなる人気を得たシン・ソンロク。

“憎たらしい”演技を完璧に披露できる完成された演技力に加え、キャラクター作りが上手い役者として、韓国ではお馴染みの俳優だ。

大衆からは、ドラマの最後に彼が”お仕置き”される顔が見たいと期待されており、実際に視聴者が満足するような芝居を披露している。

大衆が求める演技を完璧に披露しているシン・ソンロクこそ、俳優としてのブランドを持つウェルメード俳優と呼べるのではないだろうか。

(投稿:星野沙)






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