日本でも人気を博したMBCドラマ、『朱蒙 -チュモン- Prince of the Legend(2006)』で好演した俳優 ソン・イルグクだが、ここ数年はドラマ界を離れ、演劇界で活動している。本記事ではその理由と、これまでの出演作品や彼の近況を追ってみる。

韓国では、時代劇俳優という印象を持つ人も多い俳優のソン・イルグク。

彼の代表作と言えば、MBCドラマ『朱蒙 -チュモン- Prince of the Legend(2006)』が、挙げられる。

MBCドラマ『朱蒙 -チュモン- Prince of the Legend』に出演したソン・イルグク

ソン・イルグクが主演を務めたMBCドラマ『朱蒙 -チュモン- Prince of the Legend』(画像出典:MBC広報部)

同ドラマは、古代朝鮮の滅亡から高句麗が建国された時期を背景に、高句麗の初代王とされるチュモンの一代記を描いた、全81話から成る史劇ファンタジードラマで、劇中ソン・イルグクは、父親を裏切った扶余(プヨ)国王クムワの3番目の息子として育てられる主人公のチュモンを演じた。

当初、政治に疎く、武芸も満足にできない、2人の義理の兄からいじめられる臆病な様子を演じるが、回を重ねるごとに、多くの試練に遭遇しながら大きく成長していくチュモンの姿を描き出していく。

本作で高い演技力を認められた彼は、2006年の『MBC演技大賞』で、大賞と男性最優秀演技賞を授賞している。

また彼は、KBS2の時代劇ドラマ『風の国 〜The Land of Wind〜(2008)』で男性最優秀賞を、同じく同放送局の時代劇ドラマ『海神-HESHIN-(2004)』では、男性優秀賞や人気賞などの受賞歴も持つ。

KBS2の時代劇ドラマ『風の国 〜The Land of Wind〜』に出演したソン・イルグク

ソン・イルグクの出演作 KBS2の時代劇ドラマ『風の国 〜The Land of Wind〜(2008)』(画像出典:namu wiki)

彼の実力はドラマへの出演歴からも伺い知ることができ、1998年のデビューから、JTBCドラマ『天地人~チョンジンイン~(2011)』まで、途切れることなく、お茶の間を楽しませてきた。

しかしここ数年は残念ながら、以前に比べ、ドラマ界でソン・イルグクの姿を目にすることがなくなってしまった。主に、演劇界に活躍の場を移している。

これには理由があり、実は、時代劇スターからイクメンに大変身していたのだ。

プライベートで2008年に判事の女性と結婚をしたソン・イルグクは、妻との間に3つ子の男の子をもうけ、現在は忙しい妻に変わって彼がほぼ育児を担い、仕事をセーブしているのだという。

子どもたちは、以前にKBS2人気育児バラエティー『スーパーマンが帰ってきた』に出演し、韓国で国民的な人気を博したことがあり、ソン・イルグクも自身のインスタグラムを通して、3つ子の近況を伝えることもしばしばだ。

ソン・イルグクと息子がKBS2人気育児バラエティー『スーパーマンが帰ってきた』に出演した際の一コマ

KBS2人気育児バラエティー『スーパーマンが帰ってきた』に出演したソン・イルグクと息子(画像出典:『スーパーマンが帰ってきた』映像キャプチャー)

去る5月7日には、「いとこを守る 花より3つ子4~^^」という文章とともに、いとこと3つ子が写った写真を掲載した。

ソン・イルグクのインスタグラムに投稿された3つ子の息子の写真

ソン・イルグクがインスタグラムに投稿した3つ子写真(画像出典:ソン・イルグクインスタグラム)

写真の中で3つ子は、『スーパーマンが帰ってきた』出演時よりも、ぐっと大きくなった姿を披露している。

子どもの成長に合わせ、再びソン・イルグクがドラマ界に戻ってくる日は訪れるだろうか。彼の今後の活躍が期待される。

(投稿:西谷瀬里)






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