【韓流20周年企画-チェ・ムソン編】2022年は、日韓同時開催が話題となったFIFAサッカーワールドカップから20年を迎える年となる。振り返ると日本の韓流ブームの歩みも、同じようなタイミングだったのではないだろうか‥今回は、猟奇的な殺人鬼から真面目なお父さん役まで、ふり幅のあるキャラクターを演じてきた”カメレオン俳優”のチェ・ムソンに迫ります!
わずか2カ月で15kgの減量に成功し、驚きのビジュアルを披露した韓国俳優のチェ・ムソン。
これまでは恰幅の良い体型だったこともあり、ドラマや映画で抜群の迫力を発揮していた彼が、ダイエット成功後には程よい体格へと変身。今後は、これまでに演じてこなかった新たなキャラクターも披露してくれることだろう。
チェ・ムソンと言えば、あらゆるキャラクターを演じ切る”カメレオン俳優”として知られている。
その中でも、無口でポーカーフェイスなキャラクターが多く、この役は善人なのか、それとも悪人なのかと境界線が曖昧で、どちらに転ぶのか、なかなか掴めないという役が多かった。
近作だと、tvN『ミスター・サンシャイン(2018)』では、キム・テリ扮するヒロインの人生の師匠であり尊敬する名射手役に扮し、tvN『刑務所のルールブック(2018)』では服役中の組織暴力団員であるが、怖そうな外見とは違い長期服役模範囚としての姿を披露。また、tvN『秘密の森2(2020)』ではエリート検事役をクールに演じている。
最近の出演作だけでも様々なキャラクターに扮し、同一人物が演じたと思えないほどふり幅が大きい。
チェ・ムソンが脚光を浴びたのは、映画『悪魔を見た』
1968年1月生まれで現在54歳(日本年齢)のチェ・ムソンは、元々は映画監督を目指してこの業界に入った。だがその後、俳優へと転身。俳優となった彼は、ドラマや映画を中心に、あらゆるジャンルの作品に出演しながら活動を広げていった。
そんな彼を一躍有名にしたのが、2010年に公開された映画『悪魔を見た』だ。
『悪魔を見た』は、イ・ビョンホンとチェ・ミンシクが主演を務めたノワールサスペンス映画で、婚約者を殺害された刑事が、その犯人である殺人犯を執拗に追い詰めていくストーリーを描いている。
劇中、バイオレンスな描写からおぞましいシーンまでが登場し、観客を恐怖へと導いた作品だ。
ここでチェ・ムソンが演じたのは、猟奇的な殺人鬼の役だった。どのような描写かはあえて伏せておくが、観る者を恐怖に陥れるとともに、脳裏に焼き付くような強烈な印象を与える役どころを演じている。
これ以前にも、キム・ユンジン主演映画『セブンデイズ(2007)』で殺人犯の役に扮していたことも。
これらの作品から、チェ・ムソンには”残忍な犯罪者役”というイメージが付いていたのだが、それを払拭したのがドラマで演じたあるキャラクターだった。
猟奇的な殺人犯から一転、誰もが知る真面目な父親へとイメージチェンジ
がっしりとした体格に何を考えてるのか読めない表情と、猟奇的なキャラクターのイメージが多かったチェ・ムソン。
このイメージを一掃したのが、2005年に放送されたドラマ、tvN『恋のスケッチ~応答せよ1988~』だ。
本作は『応答せよ』シリーズでも人気の高かった作品で、俳優のパク・ボゴムを一躍スターダムへと導いたドラマ。
この劇中、チェ・ムソンは、パク・ボゴム扮するチェ・テクの父親、チェ・ムソン役を演じた。
キャラクター”チェ・ムソン”は、無愛想と勤勉誠実が代名詞の、何事にも徹底した原則主義者だ。妻を亡くした後、双門洞に越してきて時計店”鳳凰堂”を営んでいる。男手ひとつでテクを育てた人物だ。
ここでは、映画で見せてきた残忍な姿は一切なく、子ども想いの優しいお父さんという姿しかない。
*****
これ以降、彼は数多くの作品で様々なキャラクターを演じてきた。暴力団のトップを演じたかと思えば、クセのある警察官や政府関係者などにも扮し、そのキャラクターは千差万別だ。
次回作に、韓国で公開されたフランス映画『バニシング:未解決事件』(日本公開:5月13日)、そしてこれから配信予定のNetflix『模範家族』にもキャスティングされている。ここではどのような役柄に扮するのか、楽しみでならない。
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