tvN(Netflix)『不可殺‐永遠を生きる者‐』に出演している俳優のイ・ジュン。劇中、尋常ではないほどの優れた演技を披露し、サブ主演にもかかわらず主人公よりもスポットライトを浴びているという。この現象により、韓国では彼がトップスターへと駆け上るのではないかと期待されている。

Netflix(ネットフリックス)でも配信中の韓国ドラマ、tvN『不可殺‐永遠を生きる者‐(邦題/以下、不可殺)』。

本作で、オク・ウルテ役を演じた俳優のイ・ジュンに称賛の声が届けられている。

tvN『不可殺 -永遠を生きる者-』で怪演を披露する、俳優のイ・ジュン

俳優のイ・ジュンは、tvN『不可殺 -永遠を生きる者-』で怪演を披露(画像出典:praintpc公式Instagram)

『不可殺』は、殺すことも死ぬこともできない男が、600年もの間転生を繰り返しある女を追う、悲しくも美しい話を描いたドラマだ。

イ・ジュンが扮したオク・ウルテなる人物は、博識で優れた話術、優雅な趣向と芸術に対する深い理解、美しいビジュアル、そして人を圧倒するカリスマまで持っている。

疎外された人々を助ける社会事業家として知られているし、有力政治家たちの強力な後援者という噂がある。だが、正確な年齢も家系も、すべてがベールに包まれている人物だ。彼は胸に黒い穴を持った男で、ミン・サンウン(クォン・ナラ)と対立する。

『不可殺 -永遠を生きる者-』は日本でもじわじわと人気を得ている

日本でもじわじわと人気を得ている、『不可殺 -永遠を生きる者-』(画像出典:tvN)

『不可殺』で主人公を演じるのは、イ・ジヌクとクォン・ナラ。

イ・ジヌクは、600年前に生きていた人間であったが、不可殺になったタン・ファル役を、クォン・ナラは転生を繰り返しながら不可殺に追われる女性のミン・サンウン役に扮している。

つまり、イ・ジュンは劇中、サブ主演としてドラマに登場しているのだが、劇中で披露する”尋常ではない演技力”でドラマの主導権を握ってしまった。

4年ぶりのドラマ復帰となった本作で、まるで空白期間が無かったかのような優れた演技力を発揮。

視聴者やメディアからは、イ・ジュン演じる”オク・ウルテ”が、今後もどのような活躍で圧倒してくれるのかと期待を抱かれている。

スポットライトを浴びたサブ主演、その先はトップスター?

主人公よりも注目を浴びてしまった、サブ主演のキャラクター。

韓国ドラマでは度々、このような現象が起きている。ここで注目すべきは、”サブ主演キャラクター”を演じた俳優はその後、トップスターの道を歩むという法則だ。

例えば、『星に願いを(1997)』で大ブレイクした俳優のアン・ジェウク。

彼は劇中、主人公2人のラブロマンスに入り込む三角関係の一角、やんちゃなトップスター役に扮した。

簡単に言ってしまえば、結ばれる2人を阻むようなお邪魔キャラだったのだが、アン・ジェウクの端正なビジュアルと、愛を勝ち取るための奮闘(?)する姿が視聴者の心を捉えてしまい、最終的にサブ主演であったアン・ジェウクがヒロインの相手役、つまり主演となってしまった。

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また、ウォンビンもこのパターンでトップスターへと駆け上ったうちの1人。

ソン・スンホンとソン・ヘギョが主演を務めた『秋の童話(2000)』で、ホテル財閥グループの末息子で、ウンソ(ソン・ヘギョ)を愛するハン・テソク役を熱演しブレイクを果たしている。

『スタートアップ:夢の扉』のハン・ジピョン役で韓国女性から絶大な人気を得たキム・ソンホ

キム・ソンホは『スタートアップ:夢の扉』でハン・ジピョン役に扮し、韓国女性から絶大な人気を得た(画像出典:tvN)

最近では、キム・ソンホ(キム・ソノ)のブレイクもそう言えるだろう。

2020年に放送されたtvN(Netflix)『スタートアップ: 夢の扉』で、ぼやきながらも何でもしてくれる、頼りがいのあるチーム長ハン・ジピョン役を演じ、大衆から多くの支持と人気を得ている。韓国国内はもちろん、アジア圏で”史上最高のサブ主演”という評価を受けるほど。

これによりライジングスターの仲間入りを果たしたキム・ソンホは、2021年にtvN(Netflix)『海街チャチャチャ』で主演に抜擢された。

これと同じ現象が、今まさにイ・ジュンに起きているのだ。

『不可殺』で披露した優れた演技力、そして存在感を絶賛さている彼は今年、韓国を代表するトップスターになるのではと期待されている。









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