韓国の俳優は性別問わず、たぐいまれなる演技力を持つ実力派が多い。しかし、いまはトップスターの地位を獲得した名実ともに人気俳優であっても、デビュー当時は演技に苦労した経験がある人も‥。トップスターになる道はどの業界でも険しいものだ。
もはや日本のみならず、世界的に注目を集めている韓国ドラマ。
この韓国ドラマの人気は、作品自体のクオリティーの高さにもあるが、ドラマに出演している俳優や女優の卓越した演技力も要因の1つだろう。
しかし、いまはトップスターとなり、その演技力を絶賛されるようになった俳優や女優の中にも、デビュー当時に視聴者から演技力について疑問視された人たちが存在する。
今月19日からスタートしたJTBC『わかっていても(邦題)』に主演している俳優ソン・ガンも、5作品目の主演作であるにも関わらず、演技力についての議論がいまだに巻き起こっているようだ。
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今回は、デビュー当時、演技力議論に巻き込まれた俳優・女優10人をピックアップしてご紹介したい。
キム・テヒ
SBS『天国の階段(2003)』で悪女を見事に演じ、一躍名を知らしめた女優キム・テヒ。
しかしその後、数々の作品に出演するも、”代表作はソウル大学(彼女の出身校)”と皮肉られたこともあるほど、演技力批判が起こった。
そんな彼女も2009年に出演したKBS『IRIS-アイリス-』で、以前とは全く違う姿を披露し、名誉挽回に成功している。
ファン・ジョンウム
ガールズグループSuger(シュガー)出身のファン・ジョンウムは2004年にグループを脱退し、その後本格的に女優に転向。序盤はかなり苦労し、MBC『エデンの東(2008)』では演技力を理由に早期降板を余儀なくされた。
しかし、MBCのシットコム『明日に向かってハイキック(2009)』 に出演後、女優としてブレイク。以降、SBS『ジャイアント(2010)』、MBC『彼女はキレイだった(2015)』など、彼女の出演作にヒット作は多い。
キム・ミニ
いまや韓国映画界のトップ女優として名を馳せるキム・ミニも、1999年のデビュー当初は演技力で酷評を受けた。
KBS『グッバイソロ(2006)』で、これまでと180度違う姿を見せ、それ以降、演技力で高い評価を得る女優となった。
ペ・スジ
ガールズグループmiss A(ミスエイ)出身のペ・スジは、ドラマ初出演にして初主演作のKBS『ドリームハイ(2011)』で、演技力を酷評された。
その後しばらく演技力に対する議論は続いたが、徐々に評判をあげ、SBS『あなたが眠っている間に(2017)』では、安定的な演技力が褒められるほどに成長している。
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イ・ヨニ
VASTエンターテインメント所属の女優イ・ヨニは、2004年のデビュー当時「見るに忍びないほどの下手な演技」と言われるほどだった。
しかし、MBC『ミス・コリア(2013)』以降、力をつけてきた演技力が評価されるようになり、女優として大きな成長を遂げた。
アン・ジェヒョン
元妻の女優ク・ヘソンと共演したKBS『ブラッド(2015)』では、演技力に対しかなり酷評を受けたアン・ジェヒョン。
しかし、JTBC『僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~(2018)』では、こういった評価を一蹴し、自然体の演技が好評を集めた。
パク・ヘジン
2006年、KBS2『噂のチル姫』でデビューし、人気スターとなったパク・ヘジンだが、わざとらしい発声方法で走る姿もぎこちないなど、演技力に関しては低く評価されていた。
しかし、それからわずか2年後『エデンの東』に出演した時には、演技力に対する批判が嘘だったかのように、華麗な成長を見せた。
エリック(ムン・ジョンヒョク)
ボーイズグループSHINHWA(シンファ)のメンバー、エリック(ムン・ジョンヒョク)は、アイドル出身の俳優第一世代に当たる。
MBC『火の鳥(2004)』の大ヒットで一躍スターダムにのし上がるも、セリフが下手で単調な感情演技だと評価されてしまう。
しかし、その後MBC『新入社員(2005)』やtvN『また!?オ・ヘヨン 〜僕が愛した未来〜(2016)』では成熟した演技を見せ、”*ロコの代名詞”として浮上するほどになった。
*ロコ:ロマンチックコメディの略
チョ・ボア
女優チョ・ボアは、デビュー直後に主演したtvN『美男(イケメン)バンド〜キミに届けるピュアビート〜(2012)』で見せた抜群の美貌が話題となったが、演技力に関してはマイナス評価を受けていた。
しかし、映画『愛の棘(2014)』で見せた狂気の演技が話題となり、演技力も高評価を得る成長を遂げた。
ソン・ユリ
1998年にガールズグループFin.K.L.(ピンクル)のメンバーとしてデビューしたソン・ユリ。SBS『千年の愛(2003)』で主演し、注目を集めたが、その後の作品でも演技力は酷評されていた。
しかし、KBS『雪の女王(2006)』で繊細な演技を披露し、演技派女優として認められるようになった。
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