• 2023年6月にNetflixで配信開始するドラマ『生まれ変わってもよろしく』(tvN)で主演を務めるアン・ボヒョン。
  • JTBC『梨泰院クラス』(2020)やtvN『マイネーム: 偽りと復讐』(2021)など次々とヒット作に出演し、一見順風満帆な俳優人生に見えるのだが・・。
  • “俳優”という天職を手に入れるためにした、アン・ボヒョンの選択とは?

2023年6月17日よりNetflixで配信開始するtvNドラマ『生まれ変わってもよろしく』に出演中のアン・ボヒョン。

劇中、幼少期に大事な存在を亡くし、心を閉ざしてしまうMIホテルに勤める戦略企画チームの専務、ムン・ソハ役を演じている。

数々の作品で独自の魅力を発散。今や日本の韓ドラファンにも一目置かれる俳優へと成長を遂げたアン・ボヒョン。

今回は、今の注目の“俳優アン・ボヒョン”の軌跡を振り返ってみたい。

アン・ボヒョン

アン・ボヒョン(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

そんな彼は学生時代、ボクシング選手として活躍。全国大会にも出場し、金メダルを取るなど好成績を収めてきた。だが、両親の反対を押し切ってまで始めたボクシングに将来が見えないという不安に駆られ、周りに勧められたモデルに転身することに。

そして大学進学とともにモデル学科に入学。持ち前のスタイルで入学早々、ソウルコレクションのステージに選ばれ、事務所にも所属せずモデル専門塾にも通っていないアン・ボヒョンの大抜擢は教授や友人らを驚かせたほど。

周囲から羨ましがられるほど、順風満帆な学生生活を送っていたのも束の間、順調だったモデル人生に自ら終止符を打ってしまう。

その後、俳優活動を始めるも”韓流スター”という地位には届かない役柄ばかり。

そんな不安な日々を送る中、2019年にドラマ『彼女の私生活』(tvN)にキャスティングされる。そこで先輩俳優との共演は、彼にとって毎回が”大切な課外授業”だったという。

tvN『彼女の私生活』の制作発表会に出席したアン・ボヒョン(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

独学で演技の技法を習得してきたアン・ボヒョンは、撮影現場で先輩俳優の芝居やプロ意識を目の当たりにし、「自分もいつか年齢を重ねれば、経験を積めばあんなふうにできるだろうか?時間だけ過ぎるのではないだろうか?」と不安に駆られ、その日から演技の練習をしようと改めて決意。毎日”もしかしたら自分もできるのでは?”という気持ちで、彼は演技に打ち込んだ。

さらに『彼女の私生活』の演出を担当したホン・ジョンチャンから「演技しようとするな。ただそのままの君の姿で楽しみながら演技すればいい」と助言された。初めて大役を任され、プレッシャーに押しつぶされそうになっていた彼にとって、かなり力になったという。

そのおかげで、ナム・ウンギという役柄を細かなところまで研究して吸収し、最後まで演じきることができたとか。

その後、JTBC『梨泰院クラス』(2020)やtvN『マイネーム: 偽りと復讐』(2021)などで主演級の俳優へと成長。

2020年に日本公式ファンクラブが設立され、2022年にはtvN『軍検事ドーベルマン』の初来日イベントが行われ、日本での活躍も期待されている。

『梨泰院クラス』アン・ボヒョン

『梨泰院クラス』アン・ボヒョン(画像出典:JTBCドラマ)

将来を見据えて生じた”不安”から積み上げてきたキャリアを捨て、俳優という天職を手に入れたアン・ボヒョン。

彼のボクシングで鍛えた忍耐力や精神力、実行力がなければ、今”俳優アン・ボヒョン”という逸材には出会えなかっただろう。


生まれ変わってもよろしく

ダンミ ニュース部

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