- 俳優チャン・グンソクが2009年に出演した映画『イテウォン殺人事件』が、再び関心を集めている。
- 本作は1997年に起きた梨泰院での殺人事件をベースにした犯罪スリラー作品。
- 6月29日には、当時事件の検事を務めていた弁護士が遺体で発見されたという。

2009年に公開されたチャン・グンソクの主演映画『イテウォン殺人事件』(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)
俳優チャン・グンソクの主演映画『イテウォン殺人事件』が、あるニュースをきっかけに再び注目を浴びている。
『イテウォン殺人事件』は、実際に韓国で起こったソウル・梨泰院での殺人事件を元に作られた、犯罪スリラー映画だ。
”梨泰院殺人事件”と呼ばれるこの事件が起きたのは、1997年の4月。梨泰院にあるファストフード店のトイレで、22歳の青年が何度も凶器で刺され、無惨に殺害された。
検察は捜査を通じて現場にいたアメリカ国籍のエドワード・リーと、アーサー・ジョン・パターソンを容疑者と指摘したが、最高裁判所では無罪が確定。
その後、2011年に再捜査が行われ、アーサー・ジョン・パターソンは主犯として、2016年に懲役20年の有罪判決を受けている。
事件発生から19年後に真犯人が明らかとなったこの事件は、世間の関心を集め、各種メディアでも度々報道されていた。
そんな梨泰院殺人事件で検事を務めていた弁護士A氏が6月29日、全北地域の井邑(チョンウプ)市のある商店街の建物で、遺体で発見されたという。

梨泰院殺人事件の担当検事が遺体で発見された(画像出典:전주MBC News YouTube キャプチャー)
A氏は事件担当後に検事を辞め、2000年からは韓国南部・井邑市で弁護士として活動をしていた。
警察はA氏の死を他殺ではないと見ており、家族の証言などから死亡原因の調査を進めている。
今回の担当検事のニュースで、再び人々の関心を集めている映画『イテウォン殺人事件』は、事件が未解決状態だった2009年に公開された。
劇中では犯人を捕まえようとする検事のパク・デシク(チョン・ジニョン扮)と、容疑者の弁護士キム・ジョンシク(オ・グァンロク扮)の熾烈な法廷攻防が描かれており、誰が犯人なのか謎の深まるミステリアスな展開が見どころの作品だ。
さらに被害者役として、新人時代のソン・ジュンギが出演していることでも知られている。
殺害疑惑で拘束された容疑者ピアソンを演じたのは、日本でも知名度の高いチャン・グンソク。彼は韓国系アメリカ人としてほぼ全てのセリフを英語で披露し、自然で流暢な英語の実力が大きな話題となった。
チャン・グンソクは当時、未解決だった殺人事件に対してさらなる社会的関心を向けるため、ノーギャラで出演していたという。

『イテウォン殺人事件』では容疑者ピアソン役を演じたチャン・グンソク(画像出典:연합뉴스TV YouTube キャプチャー)
そんな『イテウォン殺人事件』の中でも、特に観客に印象を植え付けた場面が、映画のラストシーン。物語では捜査が進められるものの、真犯人は誰なのか分からない白黒つかない状況が続いていた。
最後のシーンでチャン・グンソクは検事と対面。彼は終始、英語だけで会話をしていたが、突如韓国語を話し、観客を驚かせる。
突然の韓国語に検事たちは動揺し、「おい!お前は韓国語ができるのか?」と声をかけると、チャン・グンソクは「刑務所で学びました」と意味深な笑みを浮かべた。
作品中で行われた捜査や裁判は、容疑者が韓国語を話せないことを前提としていたものであった。そのため、韓国語ができるかできないかは、裁判の判決に大きな影響を与える可能性がある。
その後、無罪判決を受けた容疑者の2人は釈放され、映画は幕を閉じるが、チャン・グンソク演じるラストシーンは視聴者にも衝撃を与える、大どんでん返しの結末となったのだ。
1993年に子ども服のカタログモデルで芸能界デビューを果たし、子役の時期から華やかなルックスで人気を集めていたチャン・グンソク。
本格的な大人の演技を始めた後も、持ち前の少年美イメージでファンを虜にしていた彼は『イテウォン殺人事件』で新たな魅力を開花させ、演技者としてさらなる可能性を広げている。
チャン・グンソクは現在、自身の率いるバンドCHIMIRO(チミロ)の日本ツアー『CHIMIRO 2023 JAPAN TOUR』を開催中だ。
編集部おすすめ記事
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
“世界を魅了するまなざし” MONSTA X ヒョンウォン、中国雑誌「World Traveller」で韓国初のカバー飾る
-
ロウンが贈る“Friend”の一言・・優しく流れる癒しのひととき
-
ソ・イングク、眼差しで伝える夏の感情‥濡れた前髪×ヴィンテージ空間
-
ナムグン・ミン、抑制の美学と深みのまなざしで魅了するモノクロカット公開
-
韓国ドラマの思わぬ楽しみ方!「夏休みの恋」を感じさせる歴代作品5選
-
KARA 知英 & HIGHLIGHT イ・ギグァン「第29回富川国際ファンタスティック映画祭」に出席!(PHOTO2枚)
-
話題作がずらり!今夏、日本の劇場で楽しめる韓国映画ラインナップ10選
-
【Netflix】背筋を冷やしたいあなたへ!「納涼ホラー」韓国ドラマ&映画5選
-
BTS V、ファッションショー出席のためフランスへ出国!(PHOTO5枚)
-
IVE「2025 Show! 音楽中心 in JAPAN」出演のため日本へ出国!(PHOTO10枚)
-
VOD未視聴のファン要必見!8月CS放送開始予定「日本のテレビ」初登場の韓国ドラマ3選
-
ASTRO ユンサナ、ファンタジー×ラブコメディ「僕の彼女はサンナムジャ」でときめき加速!
-
POW、3rdアルバム「Being Tender」で音楽番組1位候補に!魅力爆発のステージ披露
-
SUPER JUNIOR ドンヘ、軽やかな夏の出勤姿でファンの心をキャッチ
-
TWICE ミナ、準備の静寂を破る一瞬の輝き・・撮影現場の裏側
-
次の一作を迷っているあなたへ!8月CS放送開始予定「高評価」韓ドラ時代劇11選
-
日本人初の快挙!MEOVV アンナが「25年7月 新人K-POP個人ブランド評判ランキング」1位に
-
今週末(7月4日~) 日本のテレビで観られる「夏夜にピッタリ」痛快なアクション韓国映画5選
-
まさに王道!来週(7月7日~)日本のテレビで観られる「大人の愛憎劇」韓国ドラマ4選
-
韓国アイドルグループXD (旧XEED)、今夏、待望の日本公演を開催!
-
キム・ヨハン、SBS新ドラマ「トライ:僕らは奇跡になる」で高校ラグビー部キャプテン役に!スチール初公開
-
「巫女と彦星」主演チュ・ヨンウが自ら歌声を届ける!OSTで描く“忘れられない初恋”
-
パク・ボゴムが5週連続1位!25年6月第4週 韓ドラ出演者話題性ランキング トップ5
-
【6月の主役】“誕生月カレンダーに載ってほしい韓国俳優” 第1位はイ・ミンホ!
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。