1月31日よりスタートしたJTBC金土ドラマ「梨泰院クラス(原題 이태원 클라쓰)」に熱い視線が集まっている。人気ウェブコミックが原作、国内屈指の配給会社ショーボックス初のドラマ、そして原作を越えるシンクロ率に視聴者の心は掴まれたようだ。
JTBC金土ドラマ「梨泰院クラス(原題 이태원 클라쓰)」は、不合理な世の中で意固地さと客気に包まれた若者たちのヒップな反乱を描いた作品だ。世界を圧縮させたような梨泰院の小さな街で、それぞれの価値観で自由を追う彼らの起業神話を描いている。
ここでドラマのポイントをまとめてみよう。
「梨泰院クラス」は映画配給会社ショーボックスが手がける初のドラマだ。
「タクシー運転手(原題 택시운전사)」「暗殺(原題 암살)」「トンネル(原題 터널)」「南山の部長たち(原題 남산의 부장들)」など大ヒット‘1000万映画’をはじめ、有意味である作品を製作してきた大型投資配給会社が制作しているだけに、今回の作品に注いでいる情熱も少なくない。
演出陣も同じだ。「雲が描いた月光(原題 구르미 그린 달빛)」「恋愛の発見(原題 연애의 발견)」で感覚的な演出力を認められたキム・ソンユンPDが指揮をとり、ウェブコミック原作者であるチョ・グァンジン作家が異例の直接台本の執筆を担当し、原作を超えるシンクロ率に挑戦中だ。
チョ・グァンジンは製作発表の席で「原作とのシンクロ率は120%だ。ある瞬間から俳優たちがキャラクターを解釈して具現化した。それを見て涙がこぼれた。とても満足している」と話している。
現在、第2話まで放映された「梨泰院クラス」で、目を奪われるのはユ・ジェミョン(ハングル 유재명)の熱演である。
劇中でチャン・デヒ役を演じるユ・ジェミョンは、登場からカリスマ性を誇り‘実力派俳優’であることを改めて実感させた。
老人役のため特殊メイクにも挑戦したという。これについてユ・ジェミョンは、「老人役を演じるという事は大きな挑戦だった。特殊メイクをした物真似演技でなく自然な姿を演じられるように努力した」とキャラクターに対する熱意と愛情を伝えた。
また、悪役の演技については「悪役だと思わずに演技をすること。常に理由があり所信があり、その人だけの屈曲のある人生の一面が今の姿だと思って演技をした」と語った。
何よりも作品の成功のカギを握る2人の主演俳優、パク・ソジュン(ハングル 박서준)とキム・ダミ(ハングル 김다미)に向けられた期待は大きい。
2人はそれぞれ、パク・セロイとチョ・イソ役で“熱血青春”を演じている。
キャスティング一人目に挙げられたパク・ソジュンは、父を事故で亡くし、汚名を着せられながらも食堂を運営していく青年起業家パク・セロイ役を演じた。不義に屈せず、自分の信念にのっとり世の中と通じ合っていく、パク・ソジュンが演じるパク・セロイへの関心は高い。
高校生として登場した第1話から、7年間の遠洋漁船生活を終えて自分の食堂‘ダンバム(단밤)’を持つようになった第3話まで、スピード感のあるストーリーを披露してきたパク・ソジュンは、果てしない悪縁と予想しなかった危機に遭遇しながらも、持ち前の覇気と強い意志で一歩ずつ自分の夢を叶えていくパク・セロイを大胆な演技で演じきり、視聴者たちをドラマに引き込ませる大きな役割をまっとうした。
また、第3話で新たに登場した、フォロワー数76万人を持つインフルエンサーであり、IQ162の天才ソシオパス少女のチョ・イソ(キム・ダミ)が、ストーリーに奥行きを持たせ、視聴者がドラマにのめり込む一つの理由となった。
クラスの生徒をいじめる区長の娘の映像をアップし、区長の妻に怒られている状況から逃れることで初めて会ったチョ・イソとパク・セロイ。
チョ・イソが友人でチャンガの息子であるチャン・グンス(キム・ドンヒ)と一緒にパク・セロイの店に来て酒を飲むようになり、未成年者の出入りを通報されて警察が出動、‘ダンバム(단밤)’は営業停止の危機にさらされてしまった。
この第3話の放送でついに2人の主人公パク・セロイとチョ・イソの出会いが描かれ、「梨泰院クラス」の今後のストーリー展開に視聴者からの多大な関心を高めることに成功している。
映画「魔女(原題 마녀)」で、2018年映画界において“新人女優賞”を総なめし、映画界の新星キム・ダミが、これまでのドラマでは見られなかった新鮮なキャラクターのチョ・イソ役を、まるで体にぴったりと合う服を着ているかのような絶妙な演技を見せ、ドラマに活気を添えている。
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