- 韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる『百想芸術大賞』が、5月5日に授賞式を開催する。
- 作品性のみならず、海外での反応も審査の対象になっているなか、どのドラマが作品賞に輝くのだろうか。
- ノミネーションされたラインナップの、日本における評価を紹介する。
『百想芸術大賞』が、来る5月5日に授賞式を開催する。
1965年から続く、韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれることもある授賞式で、栄誉ある賞に輝いた映画やテレビ番組(ドラマ、芸能、教養)は、優れた作品として、名実ともに本国を代表するエンターテインメントに。
特に近年はドラマ部門が注目を浴びる傾向にあり、世間の関心を一身に集めるのは作品賞。優れた作品性で審査されるのはもちろん、韓国ドラマのグローバル人気が続くなか、国内のみならず国外の反応にも重きを置くようになっているのだとか。
韓国ドラマが世界中で支持される以前よりも、より大衆性を増したともいえる同授賞式。言葉はもちろん文化や風習など様々な違いを超えて観る者の心を掴み、なおかつ作品性まで優れたドラマに選ばれるのは一体どれなのか。
発表の日を前に、作品賞にノミネーションされたラインナップの、日本における“リアル評価”を紹介する。
ソンジェ背負って走れ (tvN/2024)
『ソンジェ背負って走れ』は、多くのドラマファンにトキメキと感動をプレゼントしたタイムスリップロマンチックコメディー。主演ピョン・ウソク&キム・へユンの活躍が、日本でも大きな話題となった作品だ。
すれ違いを経て想いが通じ合う韓ドラロマンス定番の展開や、胸キュンシーンに悶絶する人が続出。タイムリープしたことで未来を変えられるのか、ハラハラせずにはいられないストーリーと相まって夢中になって観た人が多い。
一方、途中まで盛り上げ過ぎたのが原因か、後半やや面白みがダウンしたと感じた人や、ついツッコミたくなるポイントがあるなど、ある意味韓ドラあるあるな要素が気になってしまったという声も上がっている。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年4月11日現在):U-NEXT
画像出典:tvN
ソンジェ背負って走れ
ファンタジー/ロマンス
tvN/2024/全16話
あらすじ
自身を救ってくれたアーティスト、リュ・ソンジェ(ビョン・ウソク扮)の死を知った熱狂ファンのイム・ソル(キム・ヘユン扮)。彼を救うために2008年にタイムスリップするファンタジー・ロマンス。
ビョン・ウソク、キム・ヘユン、ソン・ゴニ、イ・スンヒョプ、チョン・ヨンジュ 他
5.762%
「脚本といい、演出といい、キャストといいすべてが良かった」
「ストーリーも飽きない」
「恋愛っていいなと思える作品」
予告映像
動画出典:U-NEXT韓流・アジア公式
オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生- (JTBC/2024)
『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』は、イム・ジヨンの女優としての可能性を、再び立証したといっても過言ではない2024年に最もドラマファンを熱狂させた時代劇。
恋愛、復讐、ミステリー、スリラー、身分格差など様々な要素を散りばめながらもうまく1つの作品に仕上がっており、なおかつテンポの良いストーリーで、あっという間に観終わっていたという声が目立つ。
奴婢出身の女性が主人公であることから、辛く目を背けたくなるような場面や、エピソードが盛り込まれているものの、それを凌駕する面白さがあったようだ。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年4月11日現在):U-NEXT
画像出典:JTBC
オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-
ロマンス/時代劇
JTBC/2024~2025/全16話
あらすじ
名前も身分も夫も全てが偽物だったオク・テヨンと、彼女を守るために命を懸けた芸人チョン・スンフィのロマンス時代劇。
イム・ジヨン、チュ・ヨンウ、ヨヌ、キム・ジェウォン、ソン・ドンイル 他
13.6%
「面白すぎる」
「最初から引き込まれる」
「テンポがいい」
予告映像
動画出典:U-NEXT韓流・アジア公式
こんなに親密な裏切り者 (MBC/2024)
『こんなに親密な裏切り者』は、昨年ドラマファンはもちろんドラマ評論家からも絶賛された犯罪心理スリラー。日本ではまだ配信・放送されておらず、KNTVで4月24日から日本初放送されるのを心待ちにしている人も多い作品だ。
緊張感ある心理戦と、殺人事件をきっかけに疑いによって距離ができてしまった父と娘の姿は、家族とはなにか観る者にメッセージを投げかけるという。
じっくりと進む物語と重い雰囲気に抵抗を感じた人も中にはいたようだが、全体としては素晴らしいドラマだとの評価を得ている。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年4月11日現在):未定
画像出典:MBC
こんなに親密な裏切り者
犯罪/ミステリー
MBC/2024/全10話
あらすじ
韓国最高のプロファイラーが捜査している殺人事件と関連した娘の秘密を知ることから始まる心理ミステリー。
ハン・ソッキュ、チェ・ウォンビン、ハン・イェリ、オ・ヨンス、ノ・ジェウォン 他
9.6%
-
予告映像
動画出典:MBCdrama
トラウマコード (Netflix/2025)
『トラウマコード』は、配信後まもなく続編の制作を期待する人が現れた医療ドラマ。『浪漫ドクターキム・サブ』シリーズや『賢い医師生活』シリーズなど、メディカル物の二大巨頭を脅かすほど支持された。
多くのドラマファンが高く評価したのはテンポの早さ。起承転結をコンパクトにまとめながら観る者の感情を揺さぶり、コメディー要素で笑いまで提供して、あっという間の全8話だったという感想が多い。
破天荒なカリスマ医師が周囲を変えていく点や、韓国医療の問題点を取り上げるなど、既視感は否めないが、それ以上に完成度が高く続きが気になってしょうがない構成はもちろん、主演チュ・ジフンの好演が視聴者を虜にしたようだ。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年4月11日現在):Netflix
画像出典:Netflix
トラウマコード
医学
Netflix/2025/全8話
あらすじ
患者を救えば救うほど赤字になる大学病院の重症外傷チームに紛争地域をまわった天才外傷外科の専門医ペク・ガンヒョクが赴任することから始まるメディカルドラマ。
チュ・ジフン、チュ・ヨンウ、ユン・ギョンホ、ハヨン、チョン・ジェグァン 他
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予告映像
動画出典:Netflix Japan
おつかれさま (Netflix/2025)
『おつかれさま』は、IU(アイユー)&パク・ボゴム主演の今最もホットな大ヒット作。誰もが共感しやすい普遍的なテーマである家族愛で、多くの視聴者の涙腺を崩壊させたヒューマンロマンス作品だ。
本国はもちろん日本のドラマファンの間では、“名作”なるワードが飛び交っており、なかにはあまりの素晴らしさに、言葉ではその感動を伝えきれないという声も。人生における様々な悲哀を盛り込みながら、懸命に生きる主人公の姿とその愛に多くの人が共感した。
観ているこちらまで重たい気持ちになってしまう設定や展開に耐えられなくなって、途中離脱を考えたドラマファンもいたようだが、それを引き留める良作の匂いがプンプンするとの評価もある。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年4月11日現在):Netflix
画像出典:Netflix
おつかれさま
ロマンス
Netflix/2025/全16話
あらすじ
1950年代の済州島で産声を上げたエスンとグァンシクの物語を描いたロマンスドラマ。
IU、パク・ボゴム、ムン・ソリ、パク・ヘジュン 他
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予告映像
動画出典:Netflix Japan
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