Mnetのオーディション番組『プロデュース101 シーズン2』から生まれたボーイズグループ、Wanna One(ワナワン)のメンバーとして活動していた歌手ライ・グァンリンの近況が、現在オンライン上で話題を集めている

今月1日、中国中央テレビ(CCTV)が放映した特集バラエティー番組に出演したライ・グァンリンがオンライン上で話題になっている。

この日の放送で、髪を短く切り、Wanna One活動当時とはガラッと雰囲気が変わって大人っぽく変身したライ・グァンリンが登場し、台湾出身の人気男性シンガーソングライター、王力宏(ワン・リーホン)の『龍的傳人(竜の継承者)』を他の歌手たちと共に歌った。

ライ・グァンリン

髪が短くなり、大人っぽくなったライ・グァンリン(画像出典:CCTV YouTube動画キャプチャー)

これを見たネットユーザーは、過去の『プロデュース101 シーズン2』に出演していた時と、その後、ボーイズグループWanna Oneとして活動していた当時のような、黒髪で少し長めの前髪も含め全体的に短くカットしており、誰だかわからないという反応を示した。

Wanna One時代のライ・グァンリン

Wanna Oneのメンバーとして活躍していた当時のライ・グァンリン(画像出典:Wanna One公式FaceBook)

昨年7月、所属事務所のCUBEエンターテインメント(以下:CUBE)を相手取り、ソウル中央地裁に専属契約効力停止仮処分訴訟を提起したライ・グァンリン。

当時、ライ・グァンリン側は、「2018年1月頃、CUBEがライ・グァンリンに対する中国内での独占的マネジメント権限を本人の同意を得ずに、第三者のTAJOYエンターテインメントに譲渡した」「ライ・グァンリンと両親はこの契約について知らなかった」と主張していた。しかし1審でライ・グァンリン側の訴えは棄却され、再度抗告したが2審でもCUBE側が勝訴している。

CUBE側は「当社とライ・グァンリンの間にはいかなる契約上の解約事由も存在しない」「ライ・グァンリンが中国で急速に成功を収めると、韓国国内の代行会社を排除し直接契約を結び、ライ・グァンリンの成功を独占しようとしている勢力がある」と反論。当事者間の対話を通じて円満解決を望んでいた。しかし、抗告審で一部主張が認められたライ・グァンリン側は、引き続き本案訴訟の訴状を裁判所に提出。そしてこの訴訟と並行し、ライ・グァンリンは既に中国での本格的な活動をスタートさせているのが現状だ。

カン・ダニエル

カン・ダニエル(画像出典:カン:ダニエルTwitter)

K-POP界では、こういった専属契約に対するアイドルと所属事務所との紛争が後を絶たない。ライ・グァンリンと同じくボーイズグループWanna Oneのメンバーとして活動していたカン・ダニエルも、昨年、前事務所との専属契約を巡る紛争を起こしたことがあるが、この専属契約紛争が妥結するまでに約7カ月かかり、その間ソロアルバムをリリースするも、十分な活動ができなかったことがある。このことが引き金になったのかは定かではないが、2019年上半期に精密検査でうつ病およびパニック障害の診断を受けており、12月から芸能活動を休止。今年2月になってソロ活動を再開させている。

(関連記事)カン・ダニエル、うつ病から復帰! 差し障りのない全力突進中

ライ・グァンリンのように海外から韓国に渡り、K-POPアイドルとして活動する外国人は、特に自身の国で活動する際の契約について腑に落ちない点が出てきてしまうのだろう。

まだ幼さの残っていたWanna One時代のルックスから脱皮するかのように、今回一段と短くなった髪型で、より男らしく感じられる姿を見せてくれたライ・グァンリン。現在は中国を拠点に活動しているが、今後、韓国での活動も視野に入れていると言う。今後、韓国で再びK-POPアイドルとして活動する日は来るのだろうか。この紛争はどう決着がつくか、できるなら両者とも納得いく結果になることを願い、ライ・グァンリンの今後の活躍に期待したい。









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