VICTON(ビクトン / ハングル 빅톤)の所属事務所が、アーティストのスケジュールについて回る‘サセン’たちの写真を公開して強硬対応に出た。これにネットユーザーたちは事務所を称賛する声と共に懸念の声も上げている。
ボーイズグループVICTON(ビクトン / ハングル 빅톤)の所属事務所が、公式ファンカフェに‘サセン’たちの写真を公開して強硬対応に出た。
‘サセン’とは、韓国語の「사생활(サセンファル = 私生活)」から来ている言葉で、芸能人のプライベートを追っかけまわすストーカーのようなファンのことを指し、好きなアイドルに対して度を超えた愛情表現で非難されている人たちのことを意味する。

VICTONの所属事務所がサセンに強硬対応(画像出典:VICTON Twitter)
この‘サセン’に対し、VICTONの所属事務所PlayM(プレイエム)エンターテインメントは、1月23日の夜公式ファンカフェに「アーティストのプライバシー侵害の懲戒および後続の措置関連」というタイトルの文と共に写真を掲載。
韓国媒体インサイト(ハングル 인사이트)など各種芸能媒体によると、該当の掲示物には、顔にモザイクが掛かっているものの、VICTONが居住する宿舎や、練習室、個人のスケジュールに付いて回るサセンたちの写真が公開されていた。
のちに述べるが、韓国のネットでは、該当の写真について懸念の声も寄せられているため、ここでの写真掲載はあえて控えさせて頂く。
所属事務所はサセンについて、「まだ残念なことに、彼らは‘ファン’あるいは‘サセンファン’の目星をつけることは出来ないが、彼らがこれ以上‘ファン’という名目の後ろに隠れることが出来ないよう、当社は‘加害者’たちの身のまわりが特定されればすぐに善処なく強硬対応を進める」と強調した。
この投稿を見た一部のネットユーザーたちは「サセンはもはやファンとは呼べない。アイドルに対する加害者であり犯罪者だ。強硬対応にスッキリする!」などの意見が見られ、PlayMエンターテインメントの警告に称賛の声を寄せた。
しかし、一方では「沢山の人が見る公式カフェに、いくらモザイクがかかっているとは言え写真を公開するのは盗撮ではないでしょうか。肖像権の侵害には当たりませんか?」という懸念の声も聞かれている。
実際にサセンがする行動には、セクハラ、無断住居侵入、個人情報保護法違反、窃盗など様々で、アーティストとファンの‘マナーの境界線’を崩すサセンによる問題が近年益々深刻化しているため、PlayMエンターテインメントのような強硬対策を行わないと手に追えないのだろう。
多くの韓国媒体は‘サセンファン’という表現を使うが、犯罪、あるいは犯罪に準ずる行動をすることが果たして‘ファン’の領域と言えるのだろうか。
PlayMエンターテインメントのように‘加害者’という表現や、TWICE(トゥワイス)の所属事務所JYPエンターテインメントが過去にナヨンに対する海外ストーカーを業務妨害罪で刑事告発した時のように‘ストーカー’と表現することが正しい表現ではないかと判断される。
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