“K-POPのサマークィーン”と呼ばれているTWICE(トゥワイス)が、来る6月9日に夏の新曲『Alcohol-Free』でカムバックする。夏に強い姿を見せてきたTWICEメンバーにとって、新曲の成績は、来年の再契約の行方を左右する鍵となりそうだ。

6月9日に夏の新曲『Alcohol-Free』でカムバックするTWICE(トゥワイス)。

去る5月31日には、公式SNSを通してトラックリストも発表し、ファンの期待は高まる一方である。

6月9日に新曲『Alcohol-Free』でカムバックするTWICE

TWICEが6月9日に新曲『Alcohol-Free』でカムバックする(画像出典:TWICE公式Twitter)

以前、Danmeeの記事でも触れたことがあるが、今年の夏がTWICEの今後に及ぼす影響は大きいと見られている。

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TWICEが籍を置いているJYPエンターテインメント(以下、JYP)は、自社アーティストの再契約において、無条件に引き留めるスタンスを見せていないことは周知の通り。

TWICEの各メンバーが、好条件で交渉のテーブルに座るためには”夏に絶対売れる”というルーティーンを継続させなければならない。それに、新作アルバムは、本格的なアメリカ進出の布石になるという見解も示されており、彼女たちにとって”試される夏”になる見込みだ。

TWICE、再契約までの険しい道のり

固唾を飲みながら、再契約までの険しい道のりを見守っている多くの韓国ファンが思う、全員による再契約の可能性は5:5。

もちろん希望を抱きながら、メンバー全員による再契約を望む声が多いのだが、他グループの事例や、各メンバーやJYPの思惑といった現実的な問題を挙げながら、”懐疑論”を展開するファンも少なくない。

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彼らが口を揃えて、再契約の形態の中で説得力を増しているのが「1期目と同じ7年契約は難しい」「一部は契約し、一部はしない」という予想だ。

多くのファンが、”7年契約”という言葉に聞き慣れているようだが、再契約でも7年という期間が設けられているわけではない。

他グループの再契約期間を見てみると

他グループの事例を見ると、3年が普遍的な期間のようだ。

2007年にデビューし、K-POPを代表するガールズグループとして君臨していた少女時代(SMエンターテインメント)。

『Gee』や『願いを言ってみて(Genie)』など、無数のヒット曲を誇る少女時代は、9人編成でデビューし、2014年全員が3年間の再契約に成功。しかし、2017年は5人(テヨン、ユナ、ユリ、ヒョヨ、サニー)だけが3年間の再契約にサインをした。

この5人はさらに、2020年にも再契約をしている。

もう1組、K-POPシーンにおいて大きな足跡を残したBIGBANG(ビッグバン/YGエンターテインメント)は、2006年デビュー以降、3度に渡る再契約の実績(2011年、2015年、2020年)を持っている。

2020年、3度目の再契約の際は、バーニングサン事件など、相次ぐ不祥事に見舞われチームを脱退したV.Iを除いた4人が、再契約に応じた。

再契約のタームを見ると、4年か5年。

BTS、異例の再契約期間

現在K-POP”1強”と言われているBTS(防弾少年団)の例を見よう。

2018年に全員再契約済みのBTS

BTSは2018年に全員再契約済みだ(画像出典:BTS公式FaceBook)

2013年、7人のメンバーでデビューを果たしたBTSは、2018年に全員再契約に成功。その期間も7年で、韓国芸能界では異例の再契約として、驚きの声が上がっていた。

これについては、株式上場を目指していたBig Hitエンターテインメント(現在、HYBEに社名変更)が、BTSメンバー全員を積極的に引き留めた結果だと評価する見解が支配的だ。契約終了を1年8カ月残しての”早期再契約”という点も、これらの見方を裏付けしている。

BTSとは置かれている状況が違うTWICEに、JYPが好条件でメンバー全員を引き留めるという保証はないため、仮に全員による再契約がなされても”7年間”は厳しいと見られている。



TWICE

TWICE (トゥワイス / ハングル 트와이스)は、2015年に韓国の音楽専門チャンネルMnetで放送されたサバイバルオーディション番組「SIXTEEN」を通して選ばれた9人のメンバーによって結成された。
グループ名の「TWICE(トゥワイス)」には、「良い音楽で一度、素敵なパフォーマンスでもう一度感動をプレゼントする」という意味が込められている。

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