近年、”演技ドル”と呼ばれる、演技もできるアイドルが増えているが、デビュー6年目の人気ガールズグループTWICE(トゥワイス)の中には、女優としてデビューしたメンバーがいない。なぜJYPはTWICEメンバーに演技をさせないのか‥その理由に迫ってみた。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
デビュー6年目にして、いまだに絶大な人気を誇るTWICE(トゥワイス)。
韓国(5人)、日本(3人)、台湾(1人)と、多国籍アイドルグループならではの多彩な魅力でファンを惹きつける彼女たちの人気は、日韓をはじめとするアジアの枠を超え、いわば”世界的”とも言える。
そんなTWICEも来年、契約更新を控えており、韓国芸能界における最大の関心事になりつつある。

TWICEは来年、契約更新を控えている(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
先日、Danmeeで掲載した記事「TWICE、来年全員契約更新なるか? 韓国ファンが見る可能性とは」でも触れているが、全員が契約更新の可能性が高いと主張する”肯定派”は、その根拠として”演技経験者がいない”という点を挙げている。すなわち、演技経験がないため、TWICEとして活動し続けるしか、韓国芸能界での生き残りが模索できないという理屈のようだ。
ここで浮かぶ1つの疑問--なぜJYPは、TWICEメンバーに演技をさせていないのか‥?
はつらつとした元気なイメージで、ドラマや映画からのオファーも有り得そうなのに‥だ。それに、K-POPを代表するガールズグループであるだけに、ドラマや映画に出演すれば、大きな話題として担保される。制作側からすれば「ぜひ!」とおねだりしたくなるメンバーが揃っているグループがTWICEなのだ。
TWICEが演技をしない理由、多忙を極める
では、なぜJYPはTWICEメンバーに演技をさせていないのか。
アイドルの人気減速に備え、俳優やタレントとしての基盤を作るために、本業のアイドルよりテレビ局に出向かせる傾向が強くなっている中、なぜJYPは他事務所とは相反した歩みを見せているのか。
予測可能な理由としては、やはりトップガールズグループならではの”殺人的スケジュール”にあるだろう。
2015年にデビューして以来、TWICEは延べ30枚以上のアルバムをリリース。イベントや公演に至っては、50回近くこなしており、MVも30本以上撮っている。
モデルを務めた(務めている)広告は58本を上回り、近年アイドルには必須業務(?)とされているV LIVE配信には150話以上もの放送記録が。人気アイドルの”証”であるテレビ出演も200本を優に上回る。
特に、日本のファンが多いTWICEにとって、韓国のみならず日本も”本拠地”として位置付けされており、日韓を行き来しながら活動しなければならない”立ち位置”である。そんな彼女たちに、ドラマや映画出演という拘束期間も、時間も長いものに出演を決めることは容易ではない。
miss Aからの教訓? 人気格差を容認しない
もう1つの理由は、JYPの”人気格差”への警戒にあるとの見方もある。
周知のとおり、miss A(ミスエー)は優れた才能を持った4人の女性アイドルで結成され、”Wonder Girlsの妹分”として華やかにデビュー(2010)した。が、時間の経過とともに、チーム内の人気格差が顕著となり始める。
多くの人はその原因が、メンバースジの”演技活動”にあると断定。デビュー翌年の2011年に出演したドラマ『ドリームハイ』や2012年に公開され、彼女に”国民も初恋”という称号を付与した映画『建築学概論』により、“miss Aのメンバースジ”は消え、“新星女優スジ”が大衆に記憶されるようになってしまう。

現在女優として活躍中のスジはMissA出身(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
過去、韓国芸能界に詳しいある人物は、自身のYoutubeを通してこう証言する。
「グラビア撮影に業界相場というものがある。当時、スジ単独では5,000万ウォンくらいだったけど、miss Aグループだと3,000万ウォンほどに落ちる。スジを入れての撮影でも、miss A全体の価値より、スジ一人の価値の方がが高かった。その方がもっと売れるから」
結局、類をみない”人気格差”に見舞われ、解散の道を早めてしまった印象のあるmiss A‥才能ある中国人メンバー2人を迎え入れ、中華圏市場にも狙いを定めていた彼女たちは、2017年に”人気女優、スジを生んだ巣”と記憶される哀れな終焉を迎えた。
アイドルメンバーの俳優デビューがもたらす”人気格差”が、グループの運命を左右するトリガーになるうるという危機感なのか、JYPはTWICEメンバーに演技をさせていないという意見が、説得力を持つように思える。
実際TWICEは、”人気格差がないアイドルグループ”としても有名だ。韓国ファンの間では「”TWICEの中で推しは誰?”と聞いたら、全員違う名前を言う。確実なエースはおらず、みんなが人気メンバーだから安定感を保っている」「9人もいるTWICEがロングランできる理由は、人気格差の遮断に力を入れていたJYPの配慮」と口を揃える。
TWICE
TWICE (トゥワイス / ハングル 트와이스)は、2015年に韓国の音楽専門チャンネルMnetで放送されたサバイバルオーディション番組「SIXTEEN」を通して選ばれた9人のメンバーによって結成された。
グループ名の「TWICE(トゥワイス)」には、「良い音楽で一度、素敵なパフォーマンスでもう一度感動をプレゼントする」という意味が込められている。
編集部おすすめ記事
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
7時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
ZEROBASEONE キム・ギュビン & TWS ドフン、授賞式「2025 MBC放送芸能大賞」レッドカーペットに登場!(PHOTO2枚)
-
7時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
IU、ドラマ授賞式「2025 SEOULCON APAN STAR AWARDS」に出席!(PHOTO12枚)
-
7時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
イ・ジュノ、ドラマ授賞式「2025 SEOULCON APAN STAR AWARDS」に出席!(PHOTO5枚)
-
7時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
アン・ジェウク、ドラマ授賞式「2025 SEOULCON APAN STAR AWARDS」に出席!(PHOTO2枚)
-
8時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
パク・ハソン、ドラマ授賞式「2025 SEOULCON APAN STAR AWARDS」に出席!(PHOTO3枚)
-
8時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
シン・イェウン & ホン・ファヨン、ドラマ授賞式「2025 SEOULCON APAN STAR AWARDS」に出席!(PHOTO7枚)
-
8時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
イ・チェミン、ドラマ授賞式「2025 SEOULCON APAN STAR AWARDS」に出席!(PHOTO3枚)
-
8時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
ジニョン & カン・ユソク、ドラマ授賞式「2025 SEOULCON APAN STAR AWARDS」に出席!(PHOTO6枚)
-
作品賞はNetflix勢が独占!今年韓国ネットを沸かせた話題の韓国ドラマ10選
-
9時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
Netflix「CASHERO」主演イ・ジュノが1位!25年12月第4週 韓ドラ出演者話題性ランキング トップ5
-
イ・ジュノ主演「CASHERO」が初登場首位!25年12月第4週韓国ドラマ話題性ランキング トップ5
-
KARA 知英・チソン他 今週(12/29~) 各VODで始まる注目の韓国ドラマ3選
-
2026年の話題を総なめするラインナップ!ディズニープラス 注目の韓国ドラマ7選
-
ローカル局から2作登場!来週(1月5日~)日本のテレビで観られる「2桁視聴率」韓国ドラマ6選
-
話題の推し活ロマンス「アイドルアイ」が仲間入り!25年12月第4週 最新韓国ドラマ視聴率ランキング1位~11位
-
日本初登場作も!2026年1月 BSチャンネル韓国ドラマ放送情報14選
-
KARA・IVE・TREASURE 他!今週(12/29~1/4) 韓国スター 日本のテレビ出演情報まとめ14選
-
BTS JIN初ソロファンコンサートツアーを映画化した「#RUNSEOKJIN_EP.TOUR THE MOVIE」の公式商品販売が決定!
-
BTS ジョングク、「The Christmas Song」カバーがYouTube世界人気MV1位
-
CNBLUE、3rdアルバム「3LOGY」コンセプトフォトで示すバンドのアイデンティティ
-
WAKER、3rdミニアルバム「In Elixir : Spellbound」最終コンセプトフォト公開!
-
n.SSign、赤を基調とした新曲「Funky like me」コンセプトフォト公開!
-
日本人俳優の起用で早くも話題沸騰!グローバル配信を控える韓国ドラマ4選
-
2026年1月 各BS・CSチャンネルで楽しめる韓国映画 放送情報【全52選】
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
NCT ドヨン&キム・ミンハ ‘Fallin” MVU-KISS スヒョン ‘The Soju Fairy’ choleograph movieTWICE ‘Talk that Talk’ Choreography Video (Moving Ver.)miss A出身 Min ‘Hit Me Up (ft. JMIN)’ MVWanna One出身 キム・ジェファン ‘BACK THEN’ MVONEUS ‘Same Scent’ MVDUSTIN ‘CRAZY’ MVNU’EST ベクホ ‘Savior’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。