韓国のTWICEファンが、彼女たちの所属事務所であるJYPエンターテインメントの社屋前で大規模なデモを決行している。TWICEに対する最近の会社対応が”怠慢”だとして、正当な待遇を求めているようだ。
TWICEのファンが、LEDトラックを利用してJYPエンターテインメントに”業務怠慢”を訴えた。
日韓通して、TWICEは精力的に活動しているが‥。(画像出典：TWICE 公式Facebook)
なぜこんなにも大規模なデモに乗り出したのだろうか？ それは度重なる負の議論勃発が、原因のようだ。
2度の盗作疑惑
昨年4月に発表された『Fancy』のMV(ミュージックビデオ)が、「日本のガールズダンス＆ボーカルグループE-girls(イーガールズ)の楽曲『Pink Champagne』と類似している」という指摘がSNSで浮上、ネットユーザーは酷似している部分をキャプチャーして並べるなど、国内外で議論が交わされた。
『Fancy』MV再生数は、現在3億回を優に超えている。(画像出典：TWICE 公式Facebook)
しかしこの時、JYPエンターテインメント(以下、JYP)が特にコメントを発表することはなかった。
そして今年6月、TWICEは再び盗作議論に巻き込まれる。『MORE&MORE』のMVに対し、造形芸術作家のDavis McCartyが、自身のSNSに「TWICEが私の造形物を盗作して、ミュージックビデオを作った」と言及(現在この投稿は削除済み)、盗作疑惑が浮上したのだ。
『More&More』はわずか3カ月でMV再生数が1億回を超えるほどの人気。
JYPは「法務部と円満に解決するよう努め、今後このような事が再発されないよう検証システムを強化する」とコメントしたが、解決したというニュースは現在も発表されていない。
彼女たちを巻き込む、悪い事態を重く見たファンは、JYPの役職員に電子メールで”MV制作陣交代の要求”と、そのフィードバックを求めたが返答がないため、デモの実行に踏み切ったそうだ。
また、彼女たちに対する誹謗中傷などの悪質なSNSの書き込みに対する継続的な告訴と、アーティストの保護も併せて訴えに込めている。
8/9にオンラインコンサートを開催し大成功を収めたTWICE。(画像出典：TWICE 公式Facebook)
誹謗中傷に対する告訴については、先月JYPが手続きを踏んだことを明らかにしており、今後も強固な対応を取っていくと思われる。
2022年、2年後は”まだ”か”わずか”か
2022年以降もTWICEの9人揃った笑顔が見たい！(画像出典：TWICE 公式Instagram)
TWICEは韓国、日本、台湾のメンバーで結成された多国籍グループというだけで、何かと標的になりやすい。その部分は、事務所側がしっかりとケアしてほしいところである。
また、デビューから爆発的人気を博した彼女たちに、適切な休暇が与えられているかどうか。最近ではメンバーのミナが極度の心理的不調で活動を長期離脱、またジョンヨンは頚椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニアを患い、8月の活動を一部休止している。
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自らの不調を訴えることができない状況の場合、体に不調が表れると言われている。彼女たちがそれに該当しているかどうかは定かではないが、若さに任せての無茶なスケジュール強行は、今後の体に支障をきたすことは明白だ。
雑念なく活動に専念してほしいのはファンの願い。(画像出典：TWICE 公式Instagram)
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“7年目のジンクス”がTWICEにやってくるのは2022年、まだ2年と取るか、わずか2年と取るか。
メンバーの絆が固いものであることは、彼女たちのインタビューやSNSの写真で確認できる。が、スタッフとの関係はファンには分からない。議論が起きるたび、矢面に立たされるTWICEメンバーの中に、少しずつ積み重なる不信感が、いつしか大きな塊となった時、そしてそれが契約更新のタイミングだったら‥。
“TWICE”という名前だけが残り、活動がないのは寂しさの方がきっと勝る。どうか彼女たちが9人でジンクスを乗り越えられるよう、そしてそんな彼女たちをファンが心置きなく応援し続けられるよう、両者にとって、明るい未来を願っている。
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TWICE (トゥワイス)
TWICE (トゥワイス / ハングル 트와이스)は、2015年に韓国の音楽専門チャンネルMnetで放送されたサバイバルオーディション番組「SIXTEEN」を通して選ばれた9人のメンバーによって結成された。
グループ名の「TWICE(トゥワイス)」には、「良い音楽で一度、素敵なパフォーマンスでもう一度感動をプレゼントする」という意味が込められている。
