2003年12月に5人組ボーイズグループとしてデビューした東方神起(TVXQ)。デビューするやいなや韓国で絶大な人気を獲得し、その後日本、中国など活動の場を広げた。特に日本では日本語を駆使した精力的な活動を展開。しかし、2009年にメンバー3人が所属事務所に対し訴訟を起こすと、5人でのグループ活動が中断。現在メンバーが2人と3人に分かれての活動を続けている。
東方神起(TVXQ)とJYJのファンは毎年この時期になると、ある”出来事”を思い出してしまう人もいるのではないだろうか。
いまから12年前の2009年7月31日、当時東方神起のメンバーとして活動していたジェジュン、ユチョン、ジュンスの3人が所属事務所SMエンターテインメント(以下、SM)を相手取り、専属契約効力停止仮処分申請を行った。

5人組ボーイズグループとしてデビューした東方神起(画像出典:namu.wiki)
同年4月、グループ初の東京ドームライブが発表されたあたりから、特に韓国ファンの間では「5人そろっての活動が見られるのがこのライブで最後になるのではないのか」と囁かれはじめていた。
6月にはアルバムジャケットの撮影がキャンセルされるなど、その危機的状況が迫っていることが伝わり、ますますファンのざわつきが大きくなっていたが、7月4日、5日に行われたドームライブは無事終了する。
そのため、一時は”このまま5人で活動するだろう”という空気が漂っていたものの、結局そのドームライブから1カ月も経たないうちに、前述した3人が訴訟を起こす。
これが、ジェジュン、ユチョン、ジュンスの頭文字のアルファベットから名前をつけたグループJYJが誕生し、東方神起が2つのグループに分かれた”序幕”でもある。
そしてこれ以降、東方神起はユンホとチャンミンの2人で活動しており、これまで12年間5人での活動は行われていない。

現在東方神起は、ユンホ(右)とチャンミン(左)の2人で活動している(画像出典:東方神起 公式FaceBook)
今回は、K-POP界史上、最も衝撃的だったと言っても過言ではないこのJYJとSMの攻防を時系列で振り返る。
2009年
7月31日
東方神起の3人(ジェジュン、ユチョン、ジュンス)が所属事務所SMエンターテインメントを相手取り、専属契約効力停止仮処分を申請
8月5日
東方神起の芸能活動収入や支出に関する契約書などの文書すべてに対する証拠保全仮処分申請
8月21日
SMがこの証拠保全仮処分申請に対し、裁判所に不服申立て
9月23日
裁判所はSMの不服申し立てを棄却
11月2日
SMが裁判所の決定について公式記者会見
2010年
4月12日
SM、裁判所の仮処分決定に対する異議申し立ておよび専属契約の存在確認などに関する本案訴訟を提起
2011年
2月17日
ソウル中央地方裁判所が、SMが提起した仮処分異議申請及び専属契約効力停止仮処分申請をすべて棄却
2月21日
ソウル中央地方裁判所がSMに対し、JYJの芸能活動を妨害してはならず、これに違反した場合は違反行為1回当たり2000万ウォンを支給するようにという内容の間接強制命令を下す
2012年
11月28日
提訴日の2009年7月31日付けでSMとの専属契約を終了させ、今後の活動に干渉しないということでJYJとSMが合意書を締結、全ての訴訟が終了
*****
訴訟から12年、訴訟終了から約9年が経った現在は、2人の東方神起を応援するファン、JYJを応援するファン、個人のみを応援するファン、そして5人の東方神起を追憶するファンも存在しているようだ。
すべてのファンに共通しているのは、自分が応援しているグループ、メンバーそれぞれの輝かしい活動を期待しているということ。
そして、K-POP界の先駆者として活躍した東方神起5人をリスペクトする声が、多くの若手アイドルからも寄せられている。
東方神起
東方神起(TVXQ)は、チャンミン、ユンホによる韓国出身の男性デュオ。
レコード会社兼芸能事務所のSMエンターテインメントに所属し、韓国や日本を中心に活動している。
2010年までは5人組ボーカルグループで活動していたが、2009年7月メンバーのうちジェジュン、ユチョン、ジュンスの3人が所属事務所に対する専属契約効力停止の訴訟を起こし、5人での活動が無期限休止され、翌2011年1月のカムバック以降はユンホ、チャンミン2人で活動している。
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