BTS(防弾少年団)のリアリティー番組『Run BTS!(走れバンタン)』153話では、”感性ボーカル”として知られるV(ブイ)が、甘い歌声で恋心を歌い上げ、見る人を虜にした。 (記事・写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
BTS(防弾少年団)のV(ブイ)が、色気ある甘美な声でラブバラードを歌い上げた。
![『Run BTS!』でバリトンボイスを生かし美声を披露したV(ブイ)](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2021/10/tp-bts-v-lovesong-640x1024.jpg)
『Run BTS!』でバリトンボイスを生かし、美声を披露したBTSのV(ブイ)。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
9月28日にアップされた、BTSのオリジナルバラエティー『Run BTS!(走れバンタン)』153話では、『挑戦50曲』のミッションが行われた。
このミッションは、カラオケ機器に入っている50曲の中からランダムで数字を選択、歌を知っているメンバーが前に出て挑戦するというものだ。得点が90点を超えたら超えた数だけ点数がプラスになり、超えなければ超えない数だけ点数がマイナスになる。
RMが選んだ曲は、BUZZの『臆病者』。学生時代にBUZZのファンだったと言うVが「この歌好き~」とチャレンジに乗り出す。Vはすぐに感情を込めて歌い始め、柔らかな低音と豊かな高音で耳を引き付けた。完璧に歌いこなす姿に、メンバーはもちろん、ファンも歓呼しSNSを沸かせた。
歌い終えたVが続けて挑んだ曲は、展覧会の『酔中真談(취중진담)』だった。普段から、幅広いジャンルの曲をたくさん聴いていることで知られるVは、この曲を知らないメンバーの代わりに連続挑戦することに。
『原曲の低音をうまく消化するVの洞窟ボイス』という字幕とともに、彼はそっと目を閉じ歌い始める。ソウルフルな重低音のバリトンボイスを持つVにぴったりの曲であり、低音と高音、地声と裏声を自由に操る音域でこちらも完璧に歌いこなした。
その結果、最高点を獲得。メンバーから感心の声が上がった。
ところで、『酔中真談』という楽曲。韓国では、とても有名なラブバラードなことを知っているだろうか。
これを歌ったのは、展覧会(1993~1997)という男性2人組デュオで、1996年発表の2ndフルアルバム『EXHIBITION 2』に収録されている。今日まで多くの有名人が、『酔中真談』のカバーを披露しているほど、大衆に愛されている曲だ。
また、tvN(Netflix)ドラマ『ボーイフレンド(2018)』ではパク・ボゴム扮するキム・ジニョクが、ソン・ヘギョ扮するチャ・スヒョンに電話口で歌ってあげているのも『酔中真談』である。
タイトルからも想像がつくように、お酒に酔った男がお酒の力を借りて、愛する女性に好きと伝ようと決意するストーリー。「お酒の力は借りたけど、酔った勢いで言った言葉じゃないことは信じてほしい」と願いながら、女性に会いに行くという内容は、女性側からすると少し情けなくもあり、やはり酔った時の言葉は信じがたい。
でもきっと、この歌に住む主人公とその女性は、長い付き合いでもどかしい関係なのかもしれない。距離が近くなりすぎて、今さら告白するのが恥ずかしい関係なのかもしれない。
そんな風に想像すると、この歌詞も愛しく思えはしないだろうか。
Vが生まれた翌年に発売された『酔中真談』を、大人になったVが歌うのもまた感慨深い。ARMY(BTSのファン名称)にはぜひ、原曲も聴いてみてほしい。
Vが歌う『酔中真談』(動画出典:Youtube)
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BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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