人気ボーイズグループTHE BOYZ(ザ・ボーイズ)の所属事務所が、「海外ツアーに参加した韓国ファンに対して差別した」という疑惑に包まれているようだ。韓国ファンからは、事務所から受けた悲痛な行動や言動を主張する投稿が相次ぎ、事務所に対して、強い不快感や怒りを露わにしている。

人気ボーイズグループTHE BOYZ(ザ・ボーイズ)の所属事務所IST(アイエスティ)エンターテインメントが、「韓国ファンを差別した?」という疑惑に包まれているようだ。

韓国メディアの報道によると、SNSなどで「THE BOYZの海外ツアーに参加したファンが、事務所から悲痛な扱いを受けたと主張している」という。

人気ボーイズグループTHE BOYZ

人気ボーイズグループTHE BOYZ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

6月5日、韓国の各種オンラインコミュニティに「外国人のファンだけに写真撮影を許したアイドル所属事務所」というタイトルの文章が掲載された。

これは、一部の韓国ファンらによるもので「事務所が海外ファンと韓国ファンを差別している」と、SNSには以下のように、実際に海外で受けた悲痛な扱いを主張するファンの投稿が相次いでいる。

「ファンが集まっているところに来て、”写真を撮らないように”と警告してきた」

「飛行機に乗る時も、韓国ファンは携帯電話をカバンにしまえば乗らせてもらえた」

「ジャカルタの公演中に、韓国ファンの顔にだけレーザーで光を当ててきた」

「海外コンサートに行った韓国ファンだけ、スローガン、水、ペンライトなども持って入れず、カメラで撮影できないようにして、現地のファンとは違う差別対応をした」

また、オンラインコミュニティーには「現在、THE BOYZは米国で海外ツアーを進行中だが、今日(6月5日)未明、所属事務所が現地空港で写真を撮るファンを取り締まり、違反をすればあたかも罰を与えるかのような言葉で脅迫したという。ここまではファンを*サセンと分類して厳しくするんだと理解するが、韓国ファンだけ取り締まり、海外ファンは写真を許したようだ」と具体的な場所と日時を伝えている投稿も見られた。

*サセン:韓国語で”사생”と書き、芸能人の私生活(사생활/サセンファル)まで追い回す過激なファンのこと

韓国ファンは、ファン扱いされず手荒な対応や言動をされたこと、そして差別と思えるような、海外ファンとは異なる規制をした事務所に対し、強い不快感や怒りを露わにしているようだ。

そして事務所に対し、「私たちは(ISTに)フィードバックと誠意のある謝罪を望みます。これ以上ファンの声を無視しないでください」と訴えている。

この騒動に触れたネットユーザーらは、

「ただ一方的な韓国ファンの主張だと思ったが、実際に外国人のファンだけが目の前にいるメンバーを撮った写真をSNSに載せているようだ」

「空港でファンをサセンと分類するならば全て阻止して、許容するならば全て許容するべきなのに、海外ファンだけを許容する事務所の対応は不思議だね」

「海外ファンにはなぜ規制をしないのだろう」

「韓国から海外ツアー参加にはそれなりに費用をかけてる。それにも関わらず、韓国ファンだからという理由で不当な扱いを受けたことはかわいそう」

「あたかも韓国ファンは全員サセンであるかのように一括りにされてしまったことに怒っているのかな」

など様々な反応を示している。

(構成:酒井知亜)





THE BOYZ

2017年12月6日に『THE FIRST』でデビュー。

ソウル回基洞慶熙大学「平和の殿堂」で、デビューショーケースを行った。

韓国人のサンヨン、ヨンフン、ヒョンジェ、ジュヨン、ニュー、キュー、チュ・ハンニョン、ソヌ、エリック、ファルと、カナダ国籍のジェイコブ、ケビンの12人でデビューしたが、2019年ファルが健康上の理由でグループを脱退。

現在は11人で活動している。

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