日韓メンバーで構成されている2人組ボーイズグループ、JBJ95。多くのファンが彼らの活躍を望んでいるのだが、昨年報じられた訴訟問題にまつわるニュースを最後に、新たな知らせが届いていない。応援する人が多くいるにもかかわらず、JBJ95の活動が見られないのは、訴訟にまつわる制約があるためでは‥との憶測も出ているようだ。

日本人メンバーも所属する韓国の2人組ボーイズグループ、JBJ95(ジェイビージェークオ)。

JBJ95は、元JBJメンバーのサンギュン(キム・サンギュン)とケンタ(髙田健太)から結成されたグループで、2018年10月に韓国でデビュー。以後、日韓のファンに愛されながら活動を続けてきた。

K-POPアイドルグループのJBJ95が、所属事務所を相手取り訴訟を起こした

所属事務所を相手取り、訴訟を起こしたK-POPアイドルグループのJBJ95(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

特にケンタは、Mnetのオーディション番組『PRODUCE101シーズン2』に唯一の日本人練習生として出演することになり、多くのK-POPファンがその行方を見守っていた。

惜しくもデビューメンバーには選ばれなかったものの、目標にしていた35位以内の24位となり、有終の美を飾った。

決して諦めない強さを見せていたケンタは、K-POPアイドルを目指す日本人にとってはパイオニア的な存在となっている。

JBJ95のケンタ

JBJ95のケンタ(画像出典:JBJ95公式FaceBook)

JBJ95の活躍を楽しみにしているファンが多くいるにもかかわらず、彼らにまつわるニュースは昨年4月以降、韓国の主要メディアから消えてしまった。

最後に報じられたのは2021年4月、所属事務所との訴訟問題が起きたニュースだ。

JBJ95のメンバー、サンギュンとケンタは、所属事務所スターロードエンターテインメントを相手に、専属契約効力の不存在確認​訴訟をソウル西部地方裁判所に提起した。

韓国芸能界によると、2人は、所属事務所が芸能活動支援や精算などの義務をまともに履行しなかったと不満を提起し、専属契約を解約をめぐって訴訟を提起するに至ったという。

2人は、所属事務所側がマネージャーを支援せず、スタイリストからヘアメイクのスタッフまで直接交渉してスケジュールを調整するなど、マネジメント業務まで遂行しなければならなかったと主張。

賃金未払いのため所属事務所の社員が全員退職し、JBJ95の活動を支援してくれる人材が全くいない状況だと指摘した。

また、所属事務所がアルバム流通会社から受け取った前払金が書かれない精算書を提供されたとし、精算問題が不透明だという点も取り上げている。

所属事務所スターロードエンターテインメントは、JBJ95の契約解除訴訟に対して別途の立場を明らかにしていない。

心待ちにしているファンは多い、JBJ95の活躍を

JBJ95の活躍を心待ちにしているファンは多い(画像出典:JBJ95公式 Twitter)

訴訟を起こすと、処分が下るまで、その期間は活動に制約が出てくることもあるという。それにより、彼らのニュースが届けられていない可能性もある。

これ以前、韓国最高の女性ラッパーと呼ばれたユン・ミレが、前所属事務所との間に起きた訴訟問題により、5年間ほど活動が出来なかったことがあった。

ニューアルバムをリリースすることも出来ず、長い空白期間を持たざるを得ない状況となっていた。

これを見ると、JBJ95も訴訟にまつわることで活動自粛を余儀なくされているのではないかとの憶測が出てくるのも理解できる。

JBJ95は、メンバーが共にまだ20代という若さであり、今後が期待されるK-POPアイドルグループの1つでもある。未来ある彼らが、訴訟問題により空白期間が長引くのは残念でならない。

日韓ファンからも活躍を望む声が多く聞かれており、JBJ95にとって、そしてファンにとっても、1日も早く心地よい環境になってくれることを祈るしかない。

(構成:星野沙)




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