歌手で女優のソルリがこの世を去ったニュースは、全世界に衝撃を与えた。これまでSNS上ではソルリに向けた悪質なコメントが絶えなかったと言われている。またソルリのみならず、これまで多くの有名人が悪質なコメントで苦しめられてきたため、悪質なコメント防止法という、いわゆる「ソルリ法」が今週発議されるそうだ。

K-POPガールズグループf(x)出身の女優ソルリ(ハングル 설리)が亡くなった後、彼女が自ら命を絶った理由の一つとしてインターネットの悪質なコメントがあげられている。

自ら命を絶ってしまったソルリ

ソルリの突然の死去に全世界で衝撃が走った(画像出典:ソルリ Instagram)

10月24日に放送されたMBC「セクションTV芸能通信(原題 섹션TV 연예통신)」では、悪質なコメントと対立するスターに対する内容が放送された。

これまで、数多くのスターたちが悪質なコメントによる苦痛に遭い、告訴はするものの結局悪質なネットユーザーを善処することがお決まりとなっていた。

ソルリもまた、過去に悪質なネットユーザーを善処したことがあり「有名大学に通う同い年の子でした。善処しなければ、その子が前科者になってしまうことが申し訳なかったのです」と告白したことがある。

(関連記事)故ソルリ「前科者になってしまうから..」過去悪質コメントを善処した理由

しかし、こういった悪質なコメントにより大切な命が失われてしまった以上、善処する必要はないという意見が出ている。

このような中、韓国媒体アジア経済によると「ソルリ法」という、いわゆる「悪質なコメント防止法」が今週中に提案される予定だと伝えられた。

今週発議される「ソルリ法」

「ソルリ法」が提案されるというが..(画像出典:MBC「セクションTV芸能通信」キャプチャー)

報道によると、差別的・嫌悪的表現の掲示物やコメントなどをプラットホーム事業者が事前に認知して削除し、ユーザーのIPアドレスを遮断したり利用を中止するように促すようだ。

今でもNAVER(ネイバー)など、インターネットのポータルサイトには、コメントや掲示物に嫌悪的な表現が含まれている場合、ネットユーザーが申告できるように管理されている。

しかし、ネットユーザーが申告する場合、悪質なコメントが露出して目に触れた後になるため、悪質コメントを撃退する効果が落ちるという点が指摘されている。

また、10月22日に開かれた放送通信委員会総合監査でも「ソルリ法」が提案され、一部ではインターネットで実名制を導入してコメントに責任感を高める方法を作っていくと明らかにし、賛否両論様々な意見が飛び交ったという。

ソルリは、故人になった今でも一部のインターネット コミュニティーを中心に誹謗中傷などの悪質な書き込みを受けている状況だ。

ソルリの一連の事態の後、初めて提案される悪質なコメント防止法案で、今後何の罪もない人々が悪質なネットユーザーによって傷つくことのないように契機になることを強く期待する。

一方ソルリは、10月14日午後3時20分ごろ、城南市(ソンナムシ)寿井区(スジョング)の住宅で亡くなったまま発見された。

警察はソルリの死因を明らかにするために解剖検査を実施した結果、他殺による所見は発見されなかったと伝えた。

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