- “K-POP帝国”と呼ばれるSМエンターテインメント。創業者イ・スマン氏は、現在のK-POPの基盤を築いた人物。
- 彼が誕生させたのは、BoA、東方神起、EXO(エクソ)など、各世代を代表するアイドルばかり。
- 30歳を超えた今も変わらずパワフルなパフォーマンスで魅了するアイドルが多いSMは、まさに“K-POP帝国”である。
韓国の大手芸能事務所SМエンターテインメント(以下、SM)で、経営を巡る内紛が起きている。
2月10日、HYBEがSM創業者であり大株主であったイ・スマン氏の所有する株全量を買収したことが大きく報道された。

SMエンターテインメント創業者、イ・スマン氏 (画像出典:SMTOWN公式FaceBook)
韓国メディアのスポーツ京郷(sports.khan.co.kr)によると、一部の業界関係者の間で「“HYBE+SM”という巨大恐竜の誕生で、SMが持っているカラーが失われ、K-POP全体の多様性も失うのではないか」との懸念の声が上がっているという。
また、ある大衆音楽評論家は「SMがK-POPのオリジナリティーを築いた最も歴史のある会社という点で、彼らが持っている象徴性が害を受けた」と話す。
SMのカラーや象徴性とはどのようなものなのだろうか。

“K-POP帝国”と呼ばれる、SMエンターテイメント (画像出典:SMエンターテイメント公式Instagram)
SMは“K-POP帝国”とも言われているが、その所以はイ・スマン氏が現在のK-POPの基盤を作り、K-POP人気に大きく貢献した”立役者”だから。
長年、総括プロデューサーとして指揮を執ってきた彼は、1990年代半ばから韓国で流行り始めていたヒップホップと、日本のアイドルシステムを一早く取り入れ、ダンスミュージックやラップを駆使する新しいアイドルグループを誕生させた。
それが1996年にデビューした、SM最初のアイドルグループH.O.T.(エイチオーティー)。彼らは韓国でシンドロームを巻き起こし、K-POPの根幹を成した”第1世代アイドル”として活躍した。
その後は、BoA、第2世代の東方神起(TVXQ)、少女時代(SNSD)、SUPER JUNIOR(スーパージュニア)、SHINee(シャイニー)、第3世代のEXO(エクソ)、Red Velvet(レッドベルベット)と各世代を代表するアイドルを輩出してきた。
顔ぶれを見てもわかるように、SMにはいまだ現役で活躍し続けるメンバーが揃っている。これが“K-POP帝国”と呼ばれるSMの特徴でもある。

昨年8月に日本で開催された『SMTOWN LIVE』のポスター。豪華な顔ぶれが揃っている (画像出典:SMTOWN 公式Twitter)
昨年(2022年)K-POP界は大型新人グループが続々とデビューし、第4世代グループが目覚ましい活躍を見せた。
アイドルのデビューはどんどん低年齢化しており、第4世代は2019年以降のデビューで、主に1990年代後半~2000年代生まれの若いメンバーで構成されている。
そのため20代後半ともなればベテラン。男性アイドルは入隊を迎え、除隊後の活動は“第2幕”として位置づけられる。
しかし、SM所属のアイドルらはどうだろうか。30歳を超えても変わらずステージに上がり続け、エネルギー溢れるパワフルなパフォーマンスを魅せている。
“K-POPの*ビッグ4”を見ても、SMほど“平均寿命の長い”アイドルを抱えている事務所はない。
*HYBE、SM、JYPエンターテインメント、YGエンターテインメントの4社

長きにわたり日韓歌謡界をトップで走り続けている東方神起 (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
例えば、14歳という若さで日本デビューを果たした第1世代のBoAは、今36歳(以降、記載年齢は2023年2月現在の歳)。
第2世代、東方神起のユンホは37歳、チャンミンは誕生日の2月18日を迎えると35歳になる。少女時代はリーダーのテヨンが33歳、SUPER JUNIORの最年長イトゥクは39才。
SHINeeでは、俳優としても活躍中のミンホと、2月13日に2ndフルアルバムを発売したキーがともに31歳。

SUPER JUNIORのイトゥク(左)、SHINeeのミンホ (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
第3世代のEXOは、2月5日に軍服務を終えたベッキョンが30歳、昨年初めてのソロアルバムを発売したシウミンは32歳。Red Velvetは、最年長でリーダーのアイリーンが31歳。
ここで全員を紹介することはできないものの、他にも“オーバー30”のメンバーはまだまだいる。
30代になった彼・彼女らが、今も変わらずアイドルを続けられていることがSMを象徴する特徴でもある。
K-POP界で囁かれる”魔の7年目のジンクス”を通り抜け、いまだ現役で活躍するSMのベテランアイドルたち。
息の長い活動を続けているアイドルを多く抱える“K-POP帝国”には、“オワコン”は存在しないようだ。
編集部おすすめ記事
こちらも投票お願いします!
こちらの検定もチャレンジ!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
56分前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
Red Velvet ジョイ、SBSバラエティ「TV 動物農場」の収録に参加!(PHOTO8枚)
-
死なせるワケにはいかない‥資金難で退出危機の韓国ドラマがNetflixで復活
-
「無人島のディーバ」パク・ウンビン 制作スタッフの物議に意味深な発言‥ネットは賛否両論
-
「純血主義=ガラパゴス化」書き換えられるK-POPの定義
-
5時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
クォン・ウンビ、SBSパワーFM「クォン・ウンビのヤングストリート」の収録に参加!(PHOTO7枚)
-
DKB、来年1月日本でファンコンサートを開催・・止まらぬグローバル人気
-
23時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
クォン・ウンビ、MBCバラエティ「ソロ同窓会 学縁」の制作発表会に出席!(PHOTO9枚)
-
2023年のおさらい!Netflix配信「今年を盛り上げた」韓国ドラマ8作 番付
-
DKB、新曲「What The Hell」のパフォーマンスビデオ公開・・強烈+パワフルなパフォーマンス披露
-
RIIZE ウンソク、映画「トロールズ・バンド・トゥギャザー」のショーケースに出席!(PHOTO4枚)
-
DKB 7thミニアルバム「HIP」、初動新記録達成‥グローバル人気を証明
-
【1359名参加】イ・ジュノ、2023年に大活躍した「演技ドル」1位に!
-
BTS Vに平手打ちの仕草を謝罪する芸能界先輩‥Vの会心の一撃にファン爆笑
-
DKB、新曲「What The Hell」の初週活動を終了‥歴代級のステージに好評続出!
-
SHINee、K-POPアワード「MMA2023」のレッドカーペットに登場!(PHOTO4枚)
-
キム・スヒョン、パク・ボゴムも熱演!冬に観るゾッとする「サスペンス」韓ドラ 6選
-
12月 BS・CS放送開始!日本の視聴者に好評を受ける韓国ドラマ ベスト5
-
ジェジュン、スケジュールのため日本へ出国!(PHOTO4枚)
-
2024年の年頭を華麗に彩る「K-Pop Masterz×KROSS vol.3」のチケット販売スタート!
-
ATEEZ、2ndフルアルバム「THE WORLD EP.FIN : WILL」のカムバック記者懇談会に出席!(PHOTO18枚)
-
いよいよ12月に突入!年内に観ておきたいおすすめ 韓国ドラマ 26選
-
IVE アン・ユジン、韓国コスメブランド「CLIO」のポップアップストアイベントに出席!(PHOTO4枚)
-
【1262名参加】Kep1er「12月のカレンダーにしたいK-POP第4世代アイドル」1位に!
-
12月は韓国イケメン祭!BS・CS放送「ビジュアル激戦」韓ドラ 7選
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。