歌手のキム・ドンワンが、後輩歌手であるソルリの死に対して言及。また、ソルリが出演していた「悪質リプライの夜」というバラエティー番組に対する考えも明らかにした。キム・ドンワンは、該当番組を「まるで人間動物園のようで残忍だった」と批判した。

K-POP界の大先輩、神話(SHINHWA / シンンファ)のキム・ドンワン(ハングル 김동완)が、故ソルリが出演していたJTBC「悪質リプライの夜(原題 악플의 밤)」に苦言を呈した。

11月24日に放送されたKBS2「街の晩餐(原題 거리의 만찬)」で、キム・ドンワンはソルリの訃報を耳にしたとき、極度に動揺したと語った。

故ソルリについて言及したキム・ドンワン

故ソルリについて言及したキム・ドンワン(画像出典:KBS)

この日、番組MCは悪質リプライと関連し「キム・ドンワンさんが投稿した文章が話題になった」とコメント。

キム・ドンワンは、故ソルリの訃報を聞いたあとに、自身のインスタグラムを通じて芸能界の厳しい現実を伝えたことがある。

そこには「芸能界の多くの後輩たちが、どれだけの心の病気を持って仕事をしているのか、彼らは悩んでいます」と、うつ病の治療のために薬に依存する芸能人と、彼らを傍観する所属事務所の安易な対処、悪質なコメントに対する問題を指摘。

キム・ドンワンの投稿した文章は瞬く間に拡散されて、多くのネットユーザーたちから共感の声が寄せられた。

これに対してキム・ドンワンは「一人でじっと故ソルリの訃報を耳にして、極度に動揺しました。明らかにソルリは大変な時間をたくさん体験していましたし、多くの叱責を受けていていました。“どのように耐えられることが出来るだろうか”と心配になり、知人を通じて“もし相談が必要ならば話してほしい。紹介出来る人がいるから”と連絡もしてみました」と、ソルリに連絡を取ったことがあると明らかにした。

またキム・ドンワンは、ソルリが生前MCを担当していた「悪質リプライの夜」に対して「ソルリが出演していた番組も実はとても不満があった」と言及。

「悪質リプライの夜」は、芸能人が出演して自身に向けられた悪質なコメントを読むコンセプトのバラエティー番組だった。

キム・ドンワンが苦言を呈した「悪質リプライの夜」

キム・ドンワンが苦言を呈した「悪質リプライの夜」(写真提供:©スポーツ韓国 画像出典:JTBC)

キム・ドンワンは、「悪質リプライに関連した番組は、ハリウッド スターのユーチューブ映像をモチーフにしたようだけれど、韓国は芸能人でも有名な人々がラジオやテレビの前で誰かの悪口を言ったり険しい表現をするということが許されない国です」とし「悪質なコメントで苦しんでいる人に、その苦しかった瞬間を再び引き出してリアクションを見るということがとても残忍でした。その番組が、まるで人間動物園のように見えました」と伝えた。

最後にキム・ドンワンは「芸能人をただの商品のように見ているのではないか..という気がしました」と、「悪質リプライの夜」を批判した。


後輩歌手が亡くなった後、SNSに文章を投稿したキム・ドンワン(動画出典:KBS 거리의 만찬

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