TXT(トゥモローバイトゥギャザー)のニューアルバム、『混沌の章:FREEZE』オンラインメディアショーケースが行われた。当初はオフラインで行われる予定だったが、外注スタッフが新型コロナウイルス陽性判定を受けたため、メンバーの陰性判定確認後、オンラインに切り替えての開催となった。 (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
TXT(トゥモローバイトゥギャザー)が、ニューアルバム『混沌の章:FREEZE』をリリースし、”第4世代アイドル”の代表として確実な人気の位置付けに乗り出す。
TXT(スビン、ヨンジュン、ボムギュ、テヒョン、ヒュニンカイ)は、5月31日午後3時、ソウル広津区(クァンジング)YES24 LIVE HALLで、オンラインメディアショーケースを開き、アルバムの企画過程から、タイトル曲『0X1=LOVESONG (I Know I Love You) feat. Seori』『Magic』『Ice Cream』『No Rules』『Dear Sputnik』など、収録曲の企画意図とパフォーマンスに込められた思いまで、様々なストーリーを明かした。
前作『夢の章』シリーズで、”自分”とどこか似ている”君”に出会う少年の成長ストーリーを描いたとしたら、新シリーズ『混沌の章』では、夢のような時間を過ごした少年たちが、自分と相対する世界を初めて認識した後の話を描いている。
少年は、新型コロナウイルスの大流行など、突発的な世界への襲撃と、平和に見えた日常の揺らぎを経験。自分を支えてくれると信じていた世界が崩れ落ち、激変する日常の中で、限りなく小さくなっていく自分が、恐ろしさで何もできないまま、虚しさに対して感傷的になる。
そんな少年の前に”君”が現れ、”自分”を認めてくれる。”君”のおかげで、初めて愛を知った少年は、冷たいだけの世界ではなく、”君”だけが自分にとって本当の世界であることを確信するというのが、全体的なストーリーだ。
特に、タイトル曲『0X1=LOVESONG (I Know I Love You) feat. Seori』では、混乱する世の中で出会った”君”に向けた愛に、間違いはないと信じる少年の気持が表現されている。
ヒュニンカイはタイトル曲について、「混乱に陥った少年の前に、自分のことを認めてくれる少女が現れる。不確実な世の中で、少女にだけは信頼感を覚える」と話し、ボムギュは「初めてこの歌を聞いた時、とても胸が熱くなった。歌詞が本当に良かった。歌が与えてくれる雰囲気に、間違いなく心を打つ何かがあった。胸に迫るような、切実な思いを抱いた」と語る。
リーダーのスビンは、「今回のタイトル曲は収録曲の中でも、最も特別に感じられる。胸がいっぱいで感動的だった」と感想を明かしている。
今回のタイトル曲には、スローラビットやパン・シヒョクPD(プロデューサー)などのHYBE(ハイブ)レーベルの面々と、米国のシンガーソングライターMod Sun、No Love For The Middle Childが作曲に参加。特に、BIGHIT MUSICの先輩であるBTS(防弾少年団)のRMが、共同で作詞作業に参加したこともあり、大きな話題を集めている。
BTSのRMが、タイトル曲の作詞を担当することになった経緯について、スビンは「パン・シヒョクPDが、思ったような歌詞がなかなか出なくて苦労していたところ、RM先輩が力を貸してくれた。タイトルも別の候補があったが、”今のタイトルの方がいい”とアドバイスをくれた」と語る。ヒュニンカイは「RM先輩に会社で偶然会った時『ありがとうございます』とお礼を言ったら『カッコよく歌ってくれよ』と言われた」とエピソードを明かす。
ボムギュはプロデューサーたちと一緒に作業した感想について、「憧れのプロデューサーの皆さんと作業できて光栄だった。曲にマッチするプロデューサーの方々と一緒に作業することで、表現できることも多かったし、たくさんの刺激を受けることができた。作業に、より熱心に参加した」と話した。
特に今回のアルバムは、メンバー全員が曲作業に参加したというのが特徴的だ。作詞作業には全員が携わった。スビンは『Ice Cream』、ヨンジュンは『Frost』、ヨンジュン、テヒョン、ボムギュは『What if I had been that PUMA』、『No Rules』は、ヨンジュン、ヒュニンカイ、ボムギュ、テヒョンが参加している。またテヒョンは『Dear Sputnik』の作詞作曲を務め、ヒュニンカイが作詞とともに、デビュー以来初プロデュースにも挑戦。
曲作りに関わった感想についてスビンは、「TOMORROW X TOGETHERにしかできない音楽を作ろうと思った。『Ice Cream』の作詞に参加したが、ほんの少し、悪ガキっぽい考えがもたらす面白さを歌詞に載せてみた。作詞する時、普段はマインドマップを作ってびっしり単語を書き入れて、それを文章に起こすが、今回もそのようにして作詞した」と語る。
ボムギュは、「最近『What if I had been that PUMA』を楽しみながら聴いている。人生で2つの選択肢のうち、1つを選ばなければならない時のことを想像したり、そういう状況で、自分ならどんなことを感じるのか、そんな風に悩みながら書いたので、多くの方々が共感できる歌詞になったと思う」と話している。
ヒュニンカイは「『Dear Sputnik』のプロデュースを担当した。幼い頃から自分が使ったプログラムでプロデュースしていたが、確信が持てなくて、サンプルとして作って会社に送ったら、良いと言ってくださった。それを少しずつ発展させていった。自由で胸がいっぱいという思いを込めた」と述べている。
デビュー初の英語曲『Magic』を披露することについて、ヨンジュンは「僕たちを愛してくださる世界中のファンにプレゼントを贈りたい。初の英語曲であり、初めての試みなので、欲を出して完成度を高めた。一生懸命準備したので、MOA(モア/ファンの名称)の皆さんに愛される曲になればうれしい」と公式ファンクラブのMOAに語りかけた。
ボムギュも「英語の発音が不自然にならないように、気を使った。ディテールを生かそうと努力したおかげで、魅力ある曲が誕生したと思う。僕たちの初挑戦を楽しんでもらえれば‥」と、『Magic』の制作過程を明かしている。
今回のアルバム全般について、「パン・シヒョクPDから助言や要望は何かあったか?」という質問に対し、ヒュニンカイは「パン・シヒョクPDが、”タイトル曲の振り付けを、繊細に表現することも重要だが、5人の感情表現が重要だ”とアドバイスをくれた。なので、感情表現に重点を置いて練習した」と話した。
テヒョンは「僕たち5人のグループチャットで、パンPDが”最近見たダンス映像の中でも、特に良い。今回のアルバムは、話題になる”とおっしゃってくれた。とても感謝しているし、自信もついた」と感謝を伝えている。
前回のアルバム活動当時、米ビルボードチャート200で25位を占めるなど、海外でも大きな人気を集め、今回のアルバムも、先行注文販売量だけで70万枚に達するなど、素晴らしい活動を繰り広げている。人気の秘訣についてボムギュは、「アーティストとして、基本的に歌、ラップ、ダンスをすべてうまくこなさなければならない。まだまだ足りない部分も多いが、成長しようと努力して、いつも進化しようとする僕たちの姿を愛して応援してくださっているようだ。これからも努力し続けたい」と意気込んだ。
ヒュニンカイは「僕たちの音楽は、僕たちにしかできない音楽。10代の子たちの話を再解釈して、振り付けとパフォーマンスを披露しているので、多くの方々が喜んでくれているようだ」と話している。
「TOMORROW X TOGETHERは、どんなキャッチコピーで呼ばれたいか?」を尋ねる質問には、「第4世代のアイドルを思い浮かべた時、真っ先に僕たちが思い浮かぶようであればうれしい。第4世代を代表するアイドル、第4世代の”It’s the boy(話題の対象となる男性)”と呼ばれたい。”10代の思いを代弁してくれるグループ”とも呼ばれたい」と明かした。
(関連動画)TXT 先輩RMが参加 ‘0X1=LOVESONG (I Know I Love You) feat. Seori’ MVを公開!
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TXT
2019年3月4日にデビュー。
BigHitエンターテインメントが、BTS以来5年9ヵ月ぶりに輩出したグループで、デビュー前より“BTSの弟”として注目を浴びていた。
デビューアルバムは「The Dream Capter:STAR」で、タイトル曲は「ある日頭から角が生えた(韓国名 어느날 머리에서 뿔이 자랐다 / CROWN)」。
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