女優ソ・イェジに起きた一連の騒動を受け、Red Velvet(レッドベルベット)アイリーンが過去に起こしたパワハラ騒動が蒸し返されている。ソ・イェジとアイリーン、2人を巡るインターネット上の攻防戦は同じパターンを辿っており、これらにより暴露者への被害が拡大していると韓国メディアは報じている。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

利便性に優れ、もはや私たちの生活に欠かすことができなくなったインターネット。しかし、インターネットが盛んな韓国では芸能人にとって一長一短であるツールのようだ。

最近の韓国では、芸能人のトラブルが起きると、即座に擁護文が公開されるパターンが増えている。インターネット上では暴露と擁護の攻防戦が続き、本人にとっては逆効果を生み出しているように見える。

今回、俳優のキム・ジョンヒョンの事務所移籍問題から始まった波紋が良い例だろう。移籍問題から過去の出来事が再びスポットを浴び、さらに女優ソ・イェジとの熱愛説も浮上。遂にはキム・ジョンヒョンを越え、ソ・イェジの過去にまで飛び火してしまった。

これを受け、韓国芸能専門メディアのNewsenは、同様の攻防戦で騒動が大きくなってしまったRed Velvet(レッドベルベット)アイリーンの事例と比較する記事を掲載し、以下のように説明している。

Red Velvetのアイリーンはソ・イェジの騒動により自身のパワハラ騒動が蒸し返されてしまった

ソ・イェジの騒動により自身のパワハラ騒動が蒸し返された、Red Velvetのアイリーン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

学歴詐称やスタッフのへのパワハラ疑惑、過去のスキャンダルと、今回、いきなり総攻撃を食らってしまったソ・イェジ。

これを受け、5年間、ソ・イェジと一緒に仕事をしたというあるスタッフA氏が、オンラインコミュニティーに擁護文を掲載。該当スタッフはソ・イェジに起きた論争を釈明するために文章を掲載したのが、これがかえってマイナスなイメージを与えてしまった。

擁護文を読んだネットユーザーからは、「A氏のように経歴のあるスタッフにはよくし、下っ端には身勝手に振舞うことは”強者には弱く、弱者には強く”の見本だ」と指摘、自分に対しては親切だった誰かが、他人にとっては苦痛な存在かもしれないことを考慮しておらず、軽率さだけを残したとの批判の声が上がる結果に。

批判の声が上がる結果になってしまったソ・イェジの擁護文

ソ・イェジを擁護するつもりが批判の声が上がる結果に(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

これ以前、芸能界で起きた騒動でも同じような状況になっていた。
昨年10月に起きたRed Velvetアイリーンのパワハラ騒動の時、複数のダンサーやヘアメイクなどのスタッフが擁護文を掲載し、浮上したパワハラ騒動を否定。しかし、暴露文が炎上したその日の夜、アイリーンの公式インスタグラムには謝罪文がアップされている。

また、スタッフだと主張する別のネットユーザーが、暴露文に対して攻撃的な内容の書き込みをする姿も見られている。
これらは共通して、暴露文が真実かどうかではなく、論旨から外れた文で被害者を攻撃している。暴露者探しに火をつけ、2次加害に明け暮れる行動は、世論から説得も共感も得ることもできないまま、火がついた論争に油を注ぐだけだろう。

今回、ソ・イェジに起きた議論により、すでに鎮火していたアイリーンのパワハラ騒動が蒸し返される結果を招いてしまった。もちろん、インターネット上は様々な意見で溢れているものだが、すでに落ち着きを取り戻した時に、不意を突かれるような攻撃を再び浴びてしまったアイリーンには不憫さを感じる。



Red Velvet(レドベル)

Red Velvet(レッドベルベット / 愛称 レドベル / ハングル 레드벨벳)は、韓国の5人組女性アイドルグループ。


所属事務所はSMエンターテインメント。


SMルーキーズの一員で、2014年8月にデジタルシングル「행복(幸福 / Happiness)」でデビュー。


Red Velvetは先輩グループである少女時代の大衆性とf(x)の実験性の中間のコンセプトを持つとされる。

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