8月18日、韓国の主要メディアは「パク・ユチョンが所属事務所との契約を反故にし、日本の事務所と二重契約を結んだ」という、所属事務所代表A氏の主張を一斉に報道。A氏は、パク・ユチョンが会社の法人カードを遊興費などで使用したと主張、彼に横領や背任行為などの責任を問う構えを見せている。(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
パク・ユチョン(以下、ユチョン)と所属事務所の”紛争”が浮上し、現在韓国ネットが騒然となっている。

歌手で俳優のパク・ユチョン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
去る8月18日、韓国の聯合ニュースやJTBCなどは「パク・ユチョンが所属事務所(リシエロ)との契約を反故にし、日本の事務所と二重契約を結んだ」という、所属事務所代表A氏の主張を一斉に報道。
さらにA氏は、パク・ユチョンのプライベートにも触れ、会社の法人カードを遊興費などで使用したと暴露し、彼に横領や背任行為などの責任を問う構えを見せている。
ユチョン側も、A氏に対して業務上横領・背任行為などの刑事告訴を予告しており、両者はその是非を問うため、法廷で戦う覚悟を決めているようだ。
当初韓国メディアは、ユチョンの二重契約疑惑にフォーカスを当てていたが、A氏がユチョンのプライベートや、会社の資金流用疑惑を暴露すると、途端に舵を切ってそちらに”報道力”を集中させた。
契約違反については、双方の言い分が解釈によって結果が異なるため、現時点で”どちらに非があるか”という判断は難しい。
これについて韓国の法律専門家は、まずはユチョンの法人カード使用が、横領などに当たるかという法的な分析を出している。

会社の法人カード使用は”横領”に当たるのか‥? 専門家の意見とは(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
同月18日、韓国法律専門メディアのLAWTALKニュース(news.lawtalk.co.kr)は、4人の弁護士の意見を引用し「横領に当たる可能性は低い」と報じた。
その理由は、A氏が発表した報道資料に記されている以下の文章にあるという。
「当社(リシエロ)はこれまで、ユチョンが法人カードを個人の遊興費や生活費として使っていたことを問題提起しておらず‥」
この一文が「法的に”黙認した”と解釈される可能性が高い」と、弁護士たちは口を揃える。
もし、所属事務所が法人カード使用をやめるよう警告していたにもかかわらず、その要求を無視して使用を続けていたのであれば横領になるが、今回はA氏自ら「黙認した」と明かしているため、横領に当たらないということなのだ。
弁護士たちはこの文言が、この事件の司法判断において大きな”分岐点”になるという見解を示す。
A氏の黙認が、ユチョンとの信頼関係をベースとしていたものであれば、会社の資金流用問題だけでなく、契約内容や両者の関係性についても、様々な解釈が取られてしまうためだ。
そしてもう1点、A氏はユチョンの立ち位置について、会社経営には参加していない、純粋な一所属アーティストだと表現している。韓国の法律によると、業務上横領・背任の処罰対象は、”他人の財物を管理している者”もしくは”他人の事務を処理する者”に限定しており、ユチョンはこれには当たらないため、罪としては成立しないようだ。
以上のことから、法的根拠によりユチョンとA氏の争いは様々な側面を持っており、最終的な司法判断が下されていない時点で、うかつな判断は許されない。にもかかわらず、マスコミ各社は”遊興費1億”、”法人カードで交際相手にブランドをプレゼント”などの見出しを打ち、ユチョンの横領罪を確信しているかのようなミスリードな記事を量産している。
法的判断が必要なものに対して、一般的に我々は存分な法的知識を持ち得ていない。そのため、司法裁判が行われる前に目にするメディアやSNSによる、”世論裁判”の判決をつい妄信してしまう。時に世論裁判の判決が、実際の裁判の結果を左右することだってあるのに、だ。
“ペンは剣よりも強し”
どうか刺激的な見出しが、世論裁判を誘導し”誤った司法判断”に繋がらないよう、メディアはその影響力に責任を持ってほしいと思う。
JYJ
2010年、東方神起のメンバーであったキム・ジュンス、キム・ジェジュン、パク・ユチョンの3人により結成されデビューした。
グループ名は3人のメンバー、ジェジュン(Jaejoong)、ユチョン(Yuchun)、ジュンス(Junsu)の英語名頭文字をとってつけられた。
編集部おすすめ記事
-
【3015名参加】NiziU「9月 K-POP女性アイドルグループ 人気調査」で1位に!
-
【3124名回答】TXT「9月 K-POP男性アイドルグループ 人気調査」で1位に!
-
BLACKPINK メンバー3人は移籍か‥韓国反応「カムバック回数が激減する」
-
クールな世界観に浸れる!Red Velvet「Velvetコンセプト」MV 6選
-
シズニ必見!NCT 127「Fact Check」トレーラー 韓国ソウル・ロケ地 7選
-
BTSの黒歴史になっていたかもしれない「行き当たりばったり」から一年
こちらも投票お願いします!
こちらの検定もチャレンジ!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
イ・ボヨン主演ドラマ「ポジション ~広告代理店の女王~」、U-NEXT独占で日本初配信決定!
-
観る?辞める? いま日本NetflixTOP10にランクイン中の韓ドラ4作 気になる本国での評価
-
ライブ配信スリラー「配信犯罪」、違法生配信の“現場”を捉えた新場面写真解禁!
-
BLACKPINK メンバー3人は移籍か‥韓国反応「カムバック回数が激減する」
-
【3124名回答】TXT「9月 K-POP男性アイドルグループ 人気調査」で1位に!
-
「NUDAKE」新店舗がオープン!‘オニワッサン’とは‥?【韓国カフェ記事】
-
BTSの黒歴史になっていたかもしれない「行き当たりばったり」から一年
-
輝きをもう一度!第1世代韓流スター「若いパワー」あふれる最新韓ドラ 6選
-
7時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
2PM テギョン、映画「チョン博士退魔研究所:ソルギョンの秘密」のVIP試写会に出席!(PHOTO2枚)
-
FANTASY BOYS、1stミニアルバム「NEW TOMORROW」のショーケースに参加!(PHOTO2枚)
-
クールな世界観に浸れる!Red Velvet「Velvetコンセプト」MV 6選
-
「ハンデ持ちのスタート」9月放送開始 注目の韓国ドラマ5作 気になる滑り出しは?
-
BTS メンバー全員 2024年3月までの入隊が条件? 契約更新の裏に見え隠れしている「ある事情」
-
「2023 MAMA AWARDS」東京ドームにて11月28日、29日開催決定!グローバル生中継も!
-
【韓ドラのヒストリー】いまや超大物!韓流創世記の2004年にブレイクした俳優 7人
-
「演技を舐めるな」バッシングを浴びていたBLACKPINKジス‥それでも挑戦は続く
-
日本のテレビで放送中! 最高権威「百想芸術大賞」受賞歴を持つ韓国ドラマ 5選
-
シズニ必見!NCT 127「Fact Check」トレーラー 韓国ソウル・ロケ地 7選
-
2PM イ・ジュノ、映画「クモの巣」のVIP試写会に出席!(PHOTO6枚)
-
「DMが届きました」韓ドラファン要注意‥アン・ヒョソプを名乗るロマンス詐欺が横行か
-
役者としての進化はいかに‥韓ドラのキャスティングが決定!注目の演技ドル 7人
-
「殿、行かないで」韓ドラ時代劇 切なくて美しい「バックハグ」5選
-
かつてあのヨン様も挑んだ!「色気100%」成人向けの韓国時代劇映画 6選
-
【韓ドラのヒストリー】第2次韓流ブームをけん引!2009年韓国テレビ局「演技大賞」顔ぶれ
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。