ボーイズグループONF(オンエンオフ)の近況が話題となっている。彼らは2021年12月に韓国人メンバーが揃って入隊したが、入隊中もアルバムを発売し、活動を続けている。彼らが選んだ”同時入隊”が、グループ活動の空白期間を最小化する良い事例となっているようだ。

韓国では、BTS(防弾少年団)の兵役問題に関する議論が続く中、韓国人メンバー全員が同じ時期に入隊したアイドルグループONF(オンエンオフ)の近況が注目を集めている。

日本人1人を除くメンバー全員が兵役中のONF

日本人1人を除くメンバー全員が兵役中のONF (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

ONFは6人組のボーイズグループで、日本人メンバー1人を除く、韓国人メンバー5人全員が、陸軍に現役服務中だ。

長きに渡って議論が続いているBTSの兵役優遇の是非について、最近は、釜山万博誘致の広報大使である彼らの“代替服務案”など、新たな見解も加わった。

しかし、韓国の国防部が彼らの兵役優遇に難色を示しており、いまだ決着はつきそうにない。

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BTSは、2020年に大衆文化芸術分野の優秀者に選ばれたことにより、入隊は満30歳(日本年齢)になる年まで延期されたが、グループ最年長ジンは、今年の12月4日に30歳を迎える。

現時点の兵役法では、7人でのグループ活動が見られるのは年内いっぱい。ジンの誕生日までは、あと2カ月。兵役問題の早期解決が求められている。

果たして、BTSの兵役問題はどのような決着を見せるのか・・

果たして、BTSの兵役問題はどのような決着を見せるのか・・ (画像出典:BTS 公式Twitter)

ファンの間では、年齢順の入隊を推測する声が上がっているが、”7人全員で同時入隊”を求める声も増えているようだ。

次期をずらして入隊となれば、それだけ完全体での復活にかかる期間が長くなる。SUPER JUNIOR(スーパージュニア)は、全員が兵役を終えるまで約10年かかった。

そのため、グループ活動の空白期間を最小化できる”同時入隊”を求める声が上がっているのだ。

2021年12月、ONFは入隊時期を調整し、韓国人メンバー全員がほぼ同時期に入隊。

ボーイズグループ史上初の”同時入隊”を発表したことで、当時韓国では、ニュースで大きく報道されるなど、話題を集めた。

入隊日は、12月21日にMK、27日はJ-USとWYATT、28日はヒョジンとE-TION。最後に入隊した2人の除隊日は、2023年6月27日の予定だ。

そんな彼らの近況が今、韓国で注目を集めている。

10月4日、あるオンラインコミュニティーに「アイドルグループメンバーが同時に入隊すると起きること」というスレッドが上がった。

その内容は、韓国の”国軍の日”である10月1日に行われた式典など、ONFメンバー入隊後のスケジュールが掲載されており、「10月7日に開かれる”2022地上軍フェスティバル”で、入隊中のメンバーによるステージが繰り広げられる予定」と書かれている。

“地上軍フェスティバル”とは、陸軍基地を一部開放し、展示や公演など様々なプログラムを通じて、韓国の軍隊文化を体験できるイベント。

中には一般公開され、入隊中の芸能人の姿が見られるプログラムなどもあると思われる。

またONFは、去る8月16日には、スペシャルアルバム『Storage of ONF』をサプライズ公開し、ファンを喜ばせた。

このアルバムは、メンバーたちが入隊前にあらかじめ準備したもので、入隊後も変わらずに待ってくれているファンに感謝の気持ちを伝えている。

このように、彼らのメンバー同時入隊という決断や、入隊中にも続けている積極的な活動が、ボーイズグループが頭を悩ます”軍白期(入隊中の空白期間)”を最小化させる、良い事例になるものと予想されている。

これについてネットユーザーらは、

「ONFは堅実な青年たちだ」

「男性アイドルの軍服務の定石になれば良い」

「かっこいい! ONFを見習おう!」

「入隊中でも会えるのあれば、すごく嬉しいね」

「アイドルグループは、同時入隊も選択肢に入れるべき」

「BTSも、彼らのようにできるだけ空白期間を短くして欲しい」

などの声が上がっている。

(構成:酒井知亜)





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