IVE(アイヴ)が学園祭出演議論に巻き込まれた中、今度は、メンバーウォニョンの国籍に関する議論が巻き起こっている。彼女の国籍が、韓国のネットを騒がせている理由とは一体‥?

IVE(アイヴ)の学園際“不参加騒動”が、突拍子もない議論を巻き起こしている。

IVEは6人組ガールズグループ

6人組ガールズグループIVE(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

事の発端は、IVEが不参加になった経緯を説明する、慶北大学側の声明だった。

大学側は「IVEの所属事務所であるSTARSHIPエンターテインメント(以下、STARSHIP)から、IVEメンバーのビザ問題で学園際に参加できないという連絡があった」と説明。

しかしこの主張が、思わぬ議論を呼び込んだ。それは、メンバーウォニョンの国籍に関するもの。

一部のネットユーザーが「ウォニョンが中国籍だから、ビザ問題が勃発したのでは?」と訴えはじめたのである。

先日ウォニョンは、ファッション関連行事に参加するため、フランスへと出国。手続きの過程で「“中国籍”だから、トラブルが発生した」というのだ。

まず、ファクトから伝えると、ウォニョンの国籍は不明だ。

韓国のソウルで生まれたという彼女は、過去に韓国のパスポートを持って出国する姿が目撃されているため、“韓国籍”である可能性が濃厚。

しかし2018年、Mnet『PRODUCE 48』に参加していた頃から「ウォニョンは台湾人の父と韓国人の母を持つハーフ」「父が中華料理店を経営している(いた)」という噂が絶えなかった。

それが事実であれば、ウォニョンは台湾と韓国の“二重国籍”を持っている事も考えられる。

韓国の法律では、満22歳までに“外国国籍不行使誓約”をすると、二重国籍が認められるという。

ではなぜ彼女の“国籍”が、韓国ネットを騒がせているのだろうか。

それは“ウォニョン=中国籍”と主張するネットユーザーの意図が、悪意を多分に含んでいるからである。

仮にウォニョンが二重国籍だとしても、彼・彼女たちは、“台湾籍”ではなく、“中国籍”を強調しているのだ。

IVEのメンバー、ウォニョン

ウォニョンの国籍が韓国ネットを騒がせている理由とは?(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

近年、韓国で活動中の中国籍アイドルのイメージは、“史上最悪”と言っても過言ではない。

その背景には、古代韓国の歴史を中国歴史の一部に編入させようとする動き(東北工程)や、香港の民主化運動を取り締まる中国当局への支持を表明する、中国アイドルへの反発がある。

韓国ネットでは「韓国の歴史を卑下している」「人権問題に目を背けている」「共産党アイドルは中国へ帰れ」などと、強硬な口調で非難が繰り返されているのだ。

ウォニョンに好意を持っていないネットユーザーは、このような“国民感情”を煽り、彼女への攻撃を仕向けているものと見られる。

これにはIVEファンが「辻褄の合わないストーリーをでっち上げるな」と猛反発。中には「フランスに入国禁止でもされたの?」「国籍法、出入国管理法を少し調べれば、そんな事言えるはずがないのに」と失笑する声も。

10月5日、学園際の“不参加騒動”について、大学側のエージェントが、未熟な対応を認めて謝罪。韓国ネットを騒がせた事態は一段落した形に。

(関連記事)IVE 学園祭騒動終結‥渉外エージェンシーが公式謝罪「事態の深刻さを認知」

が、この過程で、アイドルに対する突拍子もない議論を棚に上げ、中傷を煽るという韓国ネットの断面が見えた事に、多くのファンが憂慮を示している。

(構成:Danmee編集部)




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