日本人だが、日本より韓国での人気と知名度が高いアイドル、中本悠太。ユウタという名前で親しまれている彼は、K-POPアイドルNCT 127のメンバー。日本人男性芸能人の中で”インスタグラムのフォロワー数”が、1位のユウタについて詳しく紹介する。

日本人もよく知らない”日本人”人気アイドル、いや、スーパースターがいる。

彼の名前は、中本悠太(なかもと ゆうた)。フルネームより”*ユウタ”という名前で親しまれている25歳のアイドルだ。

*長音がない韓国語では、유타(ユタ)と呼ばれている。

中本悠太はK-POPアイドルとして活躍する日本人

K-POPアイドルとして活躍する日本人、中本悠太(画像出典:ユウタ公式Instagram)

残念ながら彼は、日本人なのに、日本より隣国である韓国での人気と知名度が高い。何故なら彼は、人気K-POPアイドルグループの一員だからだ。

今月6日、日本の有名メディアが、世界を股にかけて活躍するユウタの人気を詳細に紹介している。

フォロワー数は、あの山Pを上回る!

NCT 127に所属するユウタ

ユウタの所属するボーイズグループNCT 127。下段右から2番目がユウタ(画像出典:NCT 127公式Twitter)

彼が所属しているアイドルグループとは、NCT 127。K-POPファンなら、誰もが知る人気アイドルグループだ。

NCT 127は、東方神起やBoA、EXOなど、K-POPの人気を牽引してきたトップアイドルを輩出した、SMエンターテインメント(以下、SM)の次世代エースと位置づけされており、世界でもその名を馳せている。

ユウタは、そんなNCT 127において、メインダンサーとサブボーカル、サブラッパーという重役を担っている。特に、美しいビジュアルで、チーム内の”イケメン序列”でも常にトップを争う存在でもある。

実はユウタ、日本人男性芸能人の中では”インスタグラムのフォロワー数”が、1位である。その数なんと、560万人を上回る。

前出の日本のメディアによれば、ユウタに続く2位が、”山P”こと山下智久(497万人)、3位はドラマ『グッド・ドクター』で人気を博した俳優、山崎賢人(428万人)だという。

恵まれた才能とルックスの持ち主で、世界的に多くのファンを抱えているにもかかわらず、日本では”誰?”扱いされるユウタの素顔にフォーカスを当ててみたい。

NCT 127のメンバー ユウタのインスタグラムを見る(外部リンク)

サッカー選手出身の体育会系男子?

5~16歳まで"サッカー漬け"だったというユウタ

ユウタは5~16歳まで”サッカー漬け”だったそう(画像出典:JTBC Voyage YouTubeキャプチャー)

ユウタの”サッカー漬け”は、幼稚園の頃(5歳)からだという。

16歳までサッカー一筋だった彼は、K-POPアイドルになるため、単身韓国に渡る。

様々な番組で、巧みなサッカーテクニックを披露したユウタは、体育会系男子ならではの外向的でポジティブな性格を持っているが、意外と”涙もろい”一面も持っているようだ。

同じNCTの仲間であるマークは「皆が上男子(男らしい人)だと思うユウタさんだが、涙もろい人だ」と証言したことがある。

ユウタ本人も「昔は内気な少年だった。涙もろいところもある。(好きな色を選ぶ心理テストで、黄色を選んだあと)僕の性格とは違う、明るく振る舞いたいと思って(黄色を)選んだ」と告白するほど。

自己管理と誠実のアイコン

自己管理と誠実のアイコン、ユウタ

ユウタは自己管理と誠実のアイコン(画像出典:NCT 127公式Instagram)

前出のマークは、別のインタビューで、ユウタについてこう語ってもいる。

「ユウタさんは、NCT 127になくてはならない存在だ。オープンマインドな人で、素敵で心が温かい人。誰にでも分け隔てないから、皆が親近感を持って彼に接する」

ユウタの人間味を語るエピソード2つがある。

グループのスタンス上、日本活動にも重点を置いているため、来日の機会が多いNCT 127。ユウタは、言葉や文化といった”壁”に気後れするメンバー一人一人に気を遣い、細心に配慮するのだという。

そしてもう1つ、自分と同じ境遇に置かれていて、いまだ韓国文化に溶け込んでいない中国人メンバー、ウィンウィンの世話役を買って出たのがユウタ。彼曰く「ウィンウィンを見ていると、昔の自身を思い出す」からだそうだ。

またユウタは、上述の--チーム内”イケメン序列”だけではなく、”誠実序列”でも、常にトップを争う存在だ。彼は過去、SM練習生同士で行う”一番誠実な練習生”授賞式で、受賞1番手だったという。

寝る時間を惜しみながら、練習に打ち込む誠実さや徹底した自己管理は、SM練習生の間では”見習いたい先輩”に挙げられるほど有名だとか。

***

韓国での生活にストレスを感じ、肺炎を患ったことのあるユウタ。

当時「本当に日本に戻りたい・・」と思っていたほど、辛い時期を送っていた彼だが、粘り強く耐えた末、スーパースターの仲間入りを果たす。

ユウタは、今世界的なブーム--”K-POP人気”に上手く乗っかった日本人ではなく、強い”志”と日本人特有の”誠実さ”で、栄光を手に入れた日本人”スーパースター”なのだ。

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