韓国の3大事務所である「SMエンターテインメント」「JYPエンターテインメント」「YGエンターテインメント」。所属するアイドルの顔ぶれを見ると、各事務所が好む顔の系統があることがわかる。YG所属のあるアイドルは、どうやら”SM顔”が良かったようだ。
韓国のオンラインコミュニティーに投稿された、ある映像が密かな話題になっている。
それは、YGエンターテインメント所属グループiKON(アイコン)のSONG(ソン・ユニョン)がTikTokに投稿したおもしろ映像だった。
韓国の”3大芸能事務所”と言われる、「SMエンターテインメント」「JYPエンターテインメント」「YGエンターテインメント」(以下、SM、JYP、YG)。
3社3様のカラーがあり、「所属アイドルを見れば、その事務所が好む系統の顔と雰囲気がわかる」と言われるほど、明確な一貫性を持っている。
ネットには、”SM顔”、”JYP顔”、”YG顔”と事務所ごとの特徴を、ファンがまとめたサイトも多く存在している。
最近なぜ、iKONのSONGの映像が話題になったかというと、まさにこの各事務所の”顔”に対するイメージが、大きく影響しているのだ。
そこで簡単に、各事務所に所属する男性アイドルの”顔”の特徴を紹介しよう。
まずは、”SM顔”について。SMファミリーと言えば、日本でも大人気の東方神起やSUPER JUNIOR(スーパージュニア)、EXO(エクソ)、SHINee(シャイニー)など、多くのトップアイドルを輩出している。
“いかにも芸能人”と言われるようなキラキラ感と、誰もが「イケメン」「ハンサム」と認めるような顔ぶれが揃っている。
実はBTS(防弾少年団)のジンも、中学生時代にSMからスカウトをされている。さすがワールドワイドハンサムだ。
続けて、”JYP顔”。JYPは、RAIN(ピ)、2PM、GOT7(ガットセブン)、Stray Kids(ストレイキッズ)などを輩出している。
特徴的なのは、RAIN、2PMのジュノ、GOT7のJBなど、笑顔が魅力的な顔ぶれが揃っている。笑うと目が消える、と例えられるほど、優しい表情が特徴的だ。
SMに比べるとキラキラ感というよりは、親近感を与えるイケメンが多い。
最後は、”YG顔”。YGは、BIGBANG(ビッグバン)、WINNER(ウィナー)、iKON(アイコン)、TREASURE(トレジャー)などを輩出している。
YGの特徴は、アイドルというよりもアーティスト色が強く、SMやJYPが正統派アイドルだとすると、少しやんちゃな印象を受ける。
派手な衣装を着ることも多く、ファッションに負けないキャラクターも重要。見れば見るほどはまってしまう、カリスマ的な魅力がある。
特徴的な顔は、G-DRAGON、WINNERのミノだ。ミノはデビュー当時、G-DRAGONとそっくりだと話題になった。
これらを踏まえて、iKONのSONGの映像を紹介しよう。
どうやら彼は「私がもしアイドルだったら・・〇〇顔」というくじ引きのようなもので遊んでおり、頭の上には「SM顔」「JYP顔」「YG顔」「HYBE顔」「STARSHIP顔」など、事務所名が書かれたパネルがクルクルと回っている。
しばらくすると回転がストップ。出たのは「YG顔」だ。するとSONGは、所属事務所のYGが出たにも関わらず、目を伏せ「はー、なんでだよ・・」と言わんばかりのがっかりした表情を見せる。
そして「もう一回」と再び回転スタート! SONGは「お願い、お願い」と祈るような表情を見せる。そして出たのは「SM顔」だ!
するとSONGは喜びを爆発させ、ガッツポーズを見せる。ブレブレの画面からは、その興奮ぶりがよく伝わってきた。
ファンは、このおもしろ映像に「”YG顔”という言葉は真顔で、”SM顔”という言葉は好きなYG男性アイドル」とタイトルをつけた。
映像を見たネットユーザーらは「ユニョン、超ウケる!」「現役YGアイドルなのに、笑」「ダメダメ、YGでがっかりしすぎㅋㅋㅋ」「GOD7にいそうな顔じゃない? あなたは”JYP顔”では?」「SMのコンサートに出ても良いよ!」など、映像を楽しむコメントが上がっている。
(構成:酒井知亜)
iKON
iKON(アイコン / ハングル 아이콘)は、2015年にYGエンターテインメントからデビューした韓国の男性7人組ヒップホップアイドルグループ。
メンバーは、JAY(ジェイ)、SONG(ソン)、BOBBY(バビ)、DK(ディーケイ)、JU-NE(ジュネ)、CHAN(チャン)の6人で、元メンバーのB.I(ビーアイ)は2019年6月脱退した。
グループ名は、英語「icon」のCをKに変えたもので、K-POPを代表するアイコンになるという意味が込められている。
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