新型コロナウイルス感染拡大の影響で、K-POP界をはじめ、韓国芸能界が大打撃を受けている状況が続いている。そんな中、仕事が思うようにいかないアイドルの娘に対し、現実的なアドバイスをした母親に注目が集まっている。

「花の命は短い」と言われるが、命が短いからこそ、生き生きとしている時は美しく輝いている。そして人は、そのはかない美しさを尊く愛おしく思うものだ。

アイドルや俳優という芸能人も、これに似ている。アイドルの寿命は短く、一時はトップクラスの人気を誇ったとしても、その人気が落ちるのは一瞬だ。ちょっとしたことが人気の命取りになる可能性もある。

2009年にデビューしたT-ARA

T-ARAは2009年にデビューしたガールズグループ(写真提供:©スポーツ韓国)

現在、歌手兼女優としてソロ活動を中心に行っているヒョミンは、ガールズグループ、T-ARA(ティアラ)のメンバーとしても知られている。T-ARAは、2009年にデビューし、キャッチーなフックソングと個性的なダンスで一躍有名に。当時、少女時代(SNSD)やKARA(カラ)などとともに、トップ5に入るほどの人気を博していたガールズグループだった。

2009年11月初のアルバム『Absolute First Album』をリリースし、リード曲『Bo Peep Bo Peep』がKBSの音楽番組『ミュージックバンク』で初の1位を獲得。そのほか各音楽チャートでも1位を獲得し、『ソウル歌謡大賞』で新人賞も受賞した。

また日本でも『笑っていいとも!』や『ヒルナンデス!』、『ハッピーMusic』などバラエティー番組や音楽番組に出演。『Bo Peep Bo Peep』の”ねこダンス”や2011年にリリースしたセカンドシングル『yayaya』の”お祈りダンス”などを披露し、さらなる活躍が期待されていた。

しかし2012年、グループ内でのいじめ問題が勃発し、メンバーが解雇されるという自体に。一時活動中断を余儀なくされ、その後カムバックを果たすもファン離れが進んだ。

またK-POP界の急成長でアイドルグループが続々とデビューし、飽和状態に。1つのグループが人気を保てる期間が短くなり、解散するグループも相次いでいる中で、T-ARAもその人気を維持することは難しかった。

インスタグラムに母親とのメッセージのやり取りを掲載したヒョミン

T-ARAのメンバーヒョミンがインスタグラムに母親とのメッセージのやり取りを掲載(画像出典:ヒョミンInstagram)

ヒョミンは今月13日、自身のインスタグラムに1枚のスクリーンショットを掲載。そのスクリーンショットは、ヒョミンが自分の母親とやりとりしたカカオトークの内容だった。

ヒョミンの母親は「焦ったからって仕事が入ってくるわけではないし、あなたは歌手。 俳優も仕事は多くない。映画もないし、半年以上そんな状況。コロナが半分でも落ち着けば動き出すはず。待っているあいだ勉強しておけばチャンスもくるはず」と、歌手としての仕事に恵まれない状況に焦っている娘に対し、的確なアドバイスをした。

これに対しヒョミンが「わかってる。 本もたくさん読んでいる」と答えると、ヒョミンの母は「流行りはいつの時代でもある。最近はベテランの人たちがそう。トロット(韓国の演歌)もそうだし、それに耐えないと。仕事がなくても自分なりに楽しむことができるようにならないとね」と慰めた。

母親とのトーク内容を公開したヒョミン

ヒョミンと彼女の母親とのトーク内容(画像出典:ヒョミンInstagram)

これを見たネットユーザーたちは芸能人の娘を持つ母親の心からのアドバイスに対し「お母さん、感動した」「お母さん、かっこいい」などのコメントを寄せ、ヒョミンに対しても「がんばって!」と励ましの言葉を送っている。

娘を思う母親からの現実的なアドバイスは、娘だけでなく多くの人を感動させた言葉だった。もうしばらく厳しい状況は続きそうだが、ヒョミンはきっと母親のメッセージを胸にがんばっていくだろう。ファンたちはそんなヒョミンを見守りながら、吉報を楽しみに待っている。