いまや2人に1人が患っていると言われる病、「がん」。一般人だけでなく日本芸能界でもこの病気に悩まされ、闘病を続けている人も数多くいる。韓国芸能界も例外ではない。女優チャ・ジヨンもまた同じ病に冒されていたのだ。

「ライオンキング」をはじめ「モンテ・クリスト」「西便制」「AIDA」「ドリームガールズ」「WICKED」など数多くの大作に出演し、迫力ある歌声で観客を魅了していたミュージカル女優のチャ・ジヨン。

ミュージカル女優のチャ・ジヨン

ミュージカル女優のチャ・ジヨン(画像出典:cjes インスタグラム)

彼女が2019年4月、自身の病気をカミングアウトし注目を集めた。

今年初めから体調を崩し健康管理のため病院で検査を受けたところ、「甲状腺がん」と診断されたという。
これにより、出演を予定していたミュージカル「アンナ・カレーニナ」を降板し、治療に専念すると発表していた。

「甲状腺がん」とは一体どのようなものなのか。

甲状腺は、のどぼとけのすぐ下の気管の前にあり、気管を取り囲むように位置している臓器のことで、体の新陳代謝を促したり、発育や成長にかかわるホルモンを分泌している。

その甲状腺の一部に腫瘍ができるもののうち、悪性の腫瘍のことを「甲状腺がん」という。

日本の芸能界においても、ブルース歌手の斎藤こずえや演歌歌手の仁支川峰子、歌手の木山裕策、芸人の大久保佳代子など、多くの有名人が闘病していたことで知られる病気だ。

この病気は女性に多くみられ、のど付近にできることから、のどが大事なミュージカル女優チャ・ジヨンにはさぞ恐ろしい病気だったことだろう。

もしかしたら声を失うかもしれない、ほかの場所に転移してしまうかもしれない。そんな恐怖とも闘わねばならないという辛い状況にいたのだ。

病気発覚後、チャ・ジヨンは治療と回復に専念し、持ち前の強いメンタルで約9ヵ月の闘病生活を耐え抜き、見事に克服した。

チャ・ジヨンは、23日に放送されたMBN番組「ボイスクイーン」に出演し、最終優勝候補者たちを激励するためにパフォーマンスを披露。
さびついてない迫力のあるパフォーマンスに視聴者たちは、“伝説の帰還”と感激、そして称賛し、彼女の復活を大変喜んだという。

所属事務所は「幸い、悪性腫瘍ではなかった。良く治療を受け回復に向かっている。2020年には舞台に復帰したい」と伝えた。

ミュージカル・クィーンとして君臨するチャ・ジヨン。
彼女のパワフルな歌声とカリスマ性あふれるステージが観られる日はすぐそこまで来ている。

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