10月1日に放送される、とあるテレビ番組にキム・ジュンスが出演する。本編前に放送された予告編では、涙を流しながら「テレビ番組に出演したい」と語るキム・ジュンスに対して、韓国ネットでは怒りと疑問、戸惑いの声が混在している。(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
【記事訂正のご案内】
本記事の中に「2015年を最後に、アルバムを制作していない」という記述がありましたが、2016年と2020年にアルバムを制作していたことが判明いたしました。
よって、関連文言の削除及び修正を行ったことをご案内します。今後は事実関係を明確に調べた上で記事作成に当たるよう、編集部及びライター一同、より一層心がけてまいります。
また、Danmeeの記事に対して愛情を持ってご指摘くださる読者の皆様にも、感謝申し上げます。
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東方神起(TVXQ)出身の歌手、キム・ジュンスが見せた涙が話題だ。
韓国のケーブルテレビ局、Channel Aの『*オ・ウニョンの大切相談所』に出演したキム・ジュンス。
*オ・ウニョンの大切相談所:番組名『오은영의 금쪽상담소』を直訳すると『オ・ウニョンの黄金に勝るほど大切な、相談所』になるが、便宜上”大切相談所”に翻訳

テレビ番組に出演する機会を閉ざされたとされるキム・ジュンス(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
彼の放送分は10月1日だが、本編の前に予告編が放送され、韓国ネットで話題を集めている。
予告編でキム・ジュンスは、精神科専門医のオ・ウニョンの前で、悩みや胸の内を打ち明けている。が、その内容が見る人を実に切ない気持ちにさせた。
「テレビ番組に出演したい‥」と切り出したキム・ジュンスは「私の姿を見せられる所がない‥チャンスすら得られないのかと、ベッドで早朝まで泣いた記憶がある」と告白。
すると、淡々と語っていた彼の目に、いつの間にか溢れ出る涙が。話を聞いていたオ・ウニョンは「本当に哀れな物語だ」と、共感して見せた。
キム・ジュンスは昨年、韓国中で話題となり、爆発的な視聴率を記録したオーディション番組『明日はミスター・トロット(TV朝鮮)』にレギュラー出演。彼は「10年間、テレビ番組に出演らしい出演をしたことも、まともに歌ったこともない。2015年に出演した*EBSの『スペース共感』1本のみで、それも6年ぶりの番組出演だった」と、テレビ番組に出演する機会が閉ざされている境遇を語ったことがある。
*EBS:韓国教育放送公社 日本でいうEテレ
彼がテレビ番組からオファーがない理由について、多くの人はSMエンターテインメント(以下、SM)の”圧力”にあると推し量っている。
2010年にSMを出て、キム・ジェジュンやパク・ユチョンとJYJを結成。SMはこれを根に持ったのか、テレビ各局に対して「JYJに出演オファーを出さないように」と要請したことで知られている。
巨大なエンターテインメント社の”パワハラ”ともとられる出来事に、多くの音楽ファンがあ然とした。
そして2015年、韓国の国会で「正当な事由なしで、テレビ出演を禁止してはならない」という趣旨の、いわば”JYJ法”が可決したが、多くの韓国人は今も”SM=パワハラ、JYJ=被害者”という構図で彼らを見ているのである。
そんな中、キム・ジュンスの涙に不快な気持ちを抱いたのが、SMを応援する韓国ファンである。
彼・彼女たちは、韓国の大手オンラインコミュニティーで『オ・ウニョンの大切相談所』のスクリーンショットを共有しながら、甲論乙駁を繰り広げた。
やはり目立った意見は「(SMの圧力と断定している人たちは)10年も過ぎているのに、いつまで引きずる気なの?」というもの。またあるネットユーザーは「悔しい気持ちはわからなくないけど、アルバムを出さない歌手を、音楽番組がオファーする理由がないのでは?」と指摘もあったが、キム・ジュンスは2016年と2020年にアルバムを発売しており、複数のチャートで好評を得たと知られている。
さらにキム・ジュンスが、番組側へ出演を前提に事前打ち合わせを要請したことがない、という話も上がっている。
2020年12月、KBS『ミュージックバンク』の総括プロデューサー(KBS芸能センターCP)であるキム・グァンス氏は、一連の疑惑についてこう語った。
音楽番組に出演を希望するアーティストや所属事務所は、事前打ち合わせ(フェイスタイム)を要請する。キム・ジュンス側からはこれまで1度もフェイスタイムの要請がない。出演意思を明らかにしていないアーティストについて、出演可否の判断は出来かねる。
(関連記事)キム・ジュンスとKBSの食い違う主張‥その理由を突き止めると浮かび上がった現実
韓国ネットでは、キムCPの返答が再び蒸し返され「出演したいなら、自ら積極的に要請すればいいのに」「トップスターを気取って、オファーが来ないことをテレビ局のせいにするの?」と、批判の声も。

2018年に軍隊を除隊したキム・ジュンス(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
一方「もし、外部からの圧力があったとしたら、SMではなく*芸術産業連合の可能性もあるのでは?」と提起するネットユーザーも登場。
*芸術産業連合:社団法人 韓国大衆芸術産業総連合
芸術産業連合は2010年当時、JYJの3人に対して「金銭的な利益だけを追求し、韓国芸能界の秩序を乱した重大な行為である」と規定。26のテレビ局やエンターテインメント事業者に、彼らをテレビ番組に出演させないことと、アルバム流通にかかわらないよう要請したという。
2013年、韓国政府傘下の公正取引委員会は、同法人に対し「JYJの芸能活動を妨害している、あらゆる行為を直ちに中止せよ」と行政命令を下す。
このような事案が背景にあるため、「SMだけを批判するな!」「問題の本質に目を背けて、SMを袋叩きにしてはダメ」「黒幕はキム・ジュンスも知っているのでは?」などという怒りと疑問、戸惑いの意見が混在するという様相を呈している。
JYJ
2010年、東方神起のメンバーであったキム・ジュンス、キム・ジェジュン、パク・ユチョンの3人により結成されデビューした。
グループ名は3人のメンバー、ジェジュン(Jaejoong)、ユチョン(Yuchun)、ジュンス(Junsu)の英語名頭文字をとってつけられた。
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