- BTS(防弾少年団)のジョングクが、サッカーワールドカップの開会式に登場!
- 大舞台で見事なパフォーマンスを披露した彼は、世界中から絶賛を浴びた。
- しかし中には「なぜK-POPスターが?」という疑問を呈する声が‥出演背景を巡り、様々な推測が上がっている。
BTS(防弾少年団)のジョングクが、『2022年FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会』開会式のステージに上がった。

W杯開会式でパフォーマンスを披露したBTSのジョングク (画像出典:BTS 公式Twitter)
今大会の公式ソングである『Dreamers』のパフォーマンスを披露した彼には、世界中のファンだけではなく、BTSを知らなかった多くの視聴者から絶賛を受けた。
そんな彼は開会式終了後、ファンコミュニティープラットフォームWeverse(ウィバース)に姿を見せ、生配信を行った。
ファンのコメントを読んだ彼は「誇らしいと思ってくださってありがとうございます」と笑顔を見せ、「すごく良かったよ」というコメントには嬉しそうにはにかんだ。
しかし、ジョングクが多くの人を魅了した一方で、世界各地では「中東地域初のW杯の開会式に、なぜK-POPスターが?」という疑問の声も上がったようだ。
今大会は、中東・アラブ地域では初めての開催で、アジアでは2002年の日韓大会以来の2度目の開催である。
そして、W杯公式ソングに韓国歌手がソロ歌唱として参加したのは、初めての事例とのこと。そのため、一部では、前例のないK-POPスターの開会式出演に、疑問を呈する声も上がったのだという。
韓国最大手の日刊紙、朝鮮日報は「なぜK-POPスターのジョングクが、開会式ステージに登場したのか?」、その疑問について次のように分析している。

大会公式ソング『Dreamers』を披露するジョングク (画像出典:YouTube BANGTANTV 動画キャプチャー)
まず様々な推測が上がる中、特に目立つのは「大会の公式スポンサーである、現代自動車のおかげではないか?」という意見のよう。
BTSは、現代自動車のグローバルブランド広報大使として、今大会のキャンペーンソング『Goal of the Century』を歌っている。そのため、ジョングクの開会式ステージが実現したと見られている。
しかし、複数の関係者によると、FIFA(国際サッカー連盟)側は、1カ月前から現代自動車を介さず、BTSが所属するHYBE本社、HYBE AMERICA、HYBE傘下レーベルであるBIGHIT MUSICなどと直接、出演交渉のやりとりをしていたそうだ。
また、FIFAは詳しい理由は明らかにしていないが、BTSメンバーの中では最初からジョングクを選び、熱心に交渉していたという。

現代自動車のグローバルブランド広報大使を務めているBTS (画像出典:Hyundai Japan 公式Twitter)
次は「“多文化”、“多様性”、“平和”など、今大会のモットーを考慮した結果ではないか?」という分析である。
朝鮮日報によると、今大会の開会式と閉会式の演出を担当するイタリア出身の演出家マルコ・バリッチ氏は、「“開会式で多文化、多様性、平和を強調してほしい”とカタール政府から要請があった」と明らかにしたとのこと。
評論家の間では、開会式の企画意図と、多文化や多様性の尊重などのトピックに対して声を上げてきたBTSとARMY(アーミー:BTSファン名称)のこれまでの歩みがうまく合致したことが、ジョングクにオファーをした理由だと分析されている。

2019年、BTSはサウジアラビアでスタジアム公演を行った (画像出典:BTS 公式Twitter)
続いては「BTSが文化の壁を打ち破ったから」という参考意見も。
BTSは2019年、サウジアラビアの首都リヤドにある6万人規模のスタジアム公演を行っている。これは海外アーティスト初の快挙だったため、開催前から全世界の注目を集めた。
当時、ムスリム(イスラム教徒)の女性数万人が、ヒジャブとアバヤ(顔と手足を除いた全身を覆う、ムスリム女性伝統の服装)を着用したままコンサートを楽しんだことは大きな話題となり、海外メディアは「BTSが文化の壁を打ち破った」と報道している。
それまでサウジアラビアの女性たちは、このような公演どころか、サッカー競技場への入場さえも禁止されていたため、BTSのコンサートへの参戦はまさに革命的な出来事だった。
そんな偉業を成し遂げたことが、今回の出演オファーにつながったという見解もあるようだ。

現地では韓国代表チームを激励しに訪問 (画像出典:大韓サッカー協会 公式Twitter)
最後は、評論家による「K-POPスターの出演は、負担が少ないから」という意見。
実は今大会の開催前から、カタールは、競技場建設での移民労働者の死亡事件や、違法となっている同性愛をめぐる対応などに対し、欧米メディアなどから批判を浴び、持続的な人権問題の指摘を受けてきた。
そのため、カタール政府とW杯組織委員会の立場では「K-POPスターの出演が、最も包容力の高い選択肢だった」という解釈もあるのだという。
ジョングクの開会式出演が明らかになる前、スペインの4大スポーツ新聞の一つ、ムンド・デポルティーボ紙は、コロンビアの消息筋の話として「BTSがシャキーラ、デュア・リパといった有名アーティストと共に、W杯の開会式の舞台で特別公演を行う」と報じていた。
その他にも、海外で活躍する有名アーティストの出演が囁かれていたが、人権問題を理由に出演をキャンセルするアーティストも現れた。
朝鮮日報では、ある評論家の意見として「K-POPスターとファンダムは、幅広い世代と人種を包容するメッセージをよく投げる反面、敏感な政治的なイシューにはできるだけ言及を避ける」「(K-POPスターは)祝祭の場を作るには最も負担が少なく、最適の選択肢だっただろう」と紹介した。
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