毎年数多くのアイドルグループがデビューし、活躍を見せる韓国芸能界。最近はグループ活動を終了したアイドルが、ソロアーティストや俳優などとして再出発するケースも増えている。

Mnetのオーディション番組『PRODUCE 48』を通じて結成され、絶大な人気を誇った12人組ガールズグループIZ*ONE(アイズワン)は、2021年4月29日に契約満了を迎え、解散した。

2021年4月29日に契約満了を迎え、解散したIZ*ONE(写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

そんな元IZ*ONEメンバーの現在の活動形態は、グループ活動とソロ活動の大きく2つに分けられる。

宮脇咲良とキム・チェウォンは、HYBEからLE SSERAFIM(ル セラフィム)としてデビューを果たし、チャン・ウォニョンとアン・ユジンは、IVE(アイヴ)のメンバーとして現在スポットライトを浴びている。

LE SSERAFIMとIVEは、K-POP第4世代の代表アイドルとも言われており、デビュー曲から大ヒットを巻き起こすなど、これからの活躍にも期待が高まるグループだ。

本田仁美と矢吹奈子は日本に帰国し、それぞれAKB48、HKT48に復帰。グループ内ではセンターを務めるなど、輝かしいアイドル人生を歩んでいる。

韓国芸能界でソロ活動を行い、成功するのは簡単なことではない。

芸能界で生き残るためには、ファンからの支持が必要不可欠であり、それはファンダムがなければ成り立ちにくいとされているからだ。

しかし、そんな中でも、6人の元メンバーは険しいと言われるソロ活動を行っており、それぞれが目まぐるしい活躍を見せている。

今回は、ソロ活動をしている6人の近況を紹介する。

クォン・ウンビ

ソロアーティストやミュージカル俳優として活躍を見せるクォン・ウンビ(写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

IZ*ONEの最年長メンバーで、リーダーとしてグループをまとめ上げていたクォン・ウンビ。

Woollim(ウリム)エンターテインメントに所属しており、現在はソロアーティスト、ミュージカル俳優、番組MCなど多方面で活躍を見せている。

2021年8月24日、1stミニアルバム『OPEN』をリリースし、元IZ*ONEメンバーの中でソロデビューのトップバッターを飾った。

2022年4月には2枚目のミニアルバム『Color』を発売し、5月にはミュージカル『タイヨウのうた』にメインキャストとして出演。さらに6月には、単独コンサート『Secret Doors』を開催したりと、積極的な芸能活動を続けている。

チェ・イェナ

”次世代芸能ドル”と言われ、ソロアーティスト活動以外にも多方面で活躍を見せるチェ・イェナ(写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

チェ・イェナは、現在バラエティーなどの番組に出演し、さらにはソロアーティストとして歌手活動を行うなど多方面で活躍している。

活発で明るく、かわいらしいアヒル口がチャーミングポイントのチェ・イェナは、練習生時代からボーカル、ダンス、ラップ全てで実力を発揮し、オールラウンダーとして人気を集めていた。

IZ*ONE解散後は、tvN STORY『あのオッパが帰ってきた ～トキメキ注意報～』、tvN『ホグたちの監獄生活』などバラエティー番組での活躍を見せており、​​2022年1月17日に1stミニアルバム『SMiLEY』で、ファン待望のソロデビューを果たした。

”次世代芸能ドル”とも名高い彼女は、8月3日に2枚目のミニアルバム『SMARTPHONE』を発売しており、初動発売枚数が11万枚を突破するなど、ファンから熱い支持を得ている。

チョ・ユリ

IZ*ONEでメインボーカルを務め、現在はソロアーティストとして活動しているチョ・ユリ(写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

チョ・ユリはグループ内でメインボーカルを務め、ハスキーな声とパワフルな声量で、人々を魅了してきた。

現在はソロアーティストとして活躍しており、ウェブドラマでは俳優としての実力を発揮している。

IZ*ONE解散後、2021年10月に1stシングルアルバム『GLASSY』をリリース。これはクォン・ウンビに続く元IZ*ONEから2人目のソロデビューであり、ファンからも喜びの声が寄せられた。

さらに2022年6月2日には、ミニアルバム『Op.22 Y-Waltz：in Major』を発売し、タイトル曲『Love Shhh！』でカムバックを果たした。

6月7日に出演したSBS MTV『THE SHOW』では、ソロデビュー後初の音楽番組1位を獲得しており、これからの活動にも注目が集まっている。

イ・チェヨン

ダンスの才能を発揮し、Mnet『STREET WOMAN FIGHTER』に出演したイ・チェヨン(写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

IZ*ONEでメインダンサーを務め、柔らかい羽のようにしなやかなダンスをすることから、”羽毛チェヨン”というあだ名で呼ばれていたイ・チェヨン。

彼女はダンス以外に、ボーカルの実力も評価されており、オールラウンダーとして人気を集めたメンバーだ。さらに、人気アイドルグループITZY(イッチ)のメンバーチェリョンの姉であることでも知られている。

そんな彼女は現在、アーティスト兼ダンサーとして活躍しており、2021年8月からMnetで放送された女性ダンサーサバイバル番組『STREET WOMAN FIGHTER』に出演し、注目を浴びた。

番組内で唯一のアイドル出身ダンサーとして出演したイ・チェヨンは、アイドルのダンスとプロのダンスの違いに苦しみながらも、回を重ねるたびに成長する姿を見せ、視聴者からは称賛の声が寄せられた。

カン・へウォン

個人のYouTubeチャンネルで様々なコンテンツを配信しているカン・ヘウォン(写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

デビュー前から、ビジュアルメンバーとして注目され、IZ*ONEでは個性的な性格が人気を集めたカン・ヘウォン。

IZ*ONEとしての活動が終わってからは、個人の公式YouTube(ユーチューブ)チャンネルを設立し、Vlogやメイク動画、アイドル仲間との交流など様々なコンテンツを配信している。

2022年8月現在、カン・ヘウォンのチャンネル登録者数は48万人を突破しており、根強い人気を証明している。動画投稿以外にも、ミュージックビデオやバラエティーに出演したり、ウェブドラマで演技に挑戦するなど、多方面で活躍中だ。

2021年12月22日にはウィンタースペシャルアルバム『W』をリリースし、ソロデビューを果たしている。

キム・ミンジュ

MBC『ショー！K-POPの中心』でMCを務め、女優として本格的な活動に乗り出すキム・ミンジュ(写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

キム・ミンジュはIZ*ONEのビジュアルメンバーであり、サブボーカルとして活躍していたメンバーだ。

2020年6月13日から現在まで、MBCの音楽番組『ショー！K-POPの中心』でMCを務めており、最近では番組にアーティストとして登場した元IZ*ONEメンバーとの共演が、度々話題になっている。

2021年9月には、HYBEが宮脇咲良、キム・チェウォンと共にキム・ミンジュをスカウトしているという報道が注目されたが、彼女は女優業への本格的な転身を表明。

現在、MBC新ドラマ『禁婚令、朝鮮婚姻禁止令』にキャスティングされており、王太子妃アン氏(アン・ジャヨン)役で、本格的に女優としての活動に乗り出す予定だ。

(構成：松原すずの)

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