- 3月27日、IVEのプレリリース曲『Kitsch』が公開された。
- 『Kitsch』は早速音源チャートの上位にチャートインし、『I’ve IVE』の発売を勢いづけると見られる。
- しかし残念ながら、絶大な韓国ネットでは、『Kitsch』のパート別分量を巡り、ある議論が浮上している模様だ。
2022年輝かしい活用ぶりを見せたIVE(アイヴ/STARSHIPエンターテインメント)の新曲も“分量議論”は避けられなかったようだ。
3月27日、IVEの初正規アルバム『I’ve IVE』の発売(4月10日18時)に先立ち、プレリリース曲『Kitsch』が公開された。
昨年、3曲連続ヒット(『ELEVEN』⇒『LOVE DIVE』⇒『After LIKE』)という記録を達成し、わずか1年で、K-POPを代表するアイドルグループへと躍り出たIVE。
その猛威は今年も続くと予想されており、『Kitsch』は早速音源チャートの上位にチャートインし、『I’ve IVE』の発売を勢いづけると見られる。
Newjeansの対抗馬!しかし思わぬ議論が
実は現在、NewJeans(ニュージーンズ)の『Ditto』が昨年末から音源チャートを総なめしており、3カ月以上に及ぶロングラン中。韓国芸能界とネットは、そんなNewjeansの“対抗馬”の出現に興奮を隠せない様子だ。
しかし残念ながら、絶大な人気には“付き物”がある。
韓国ネットでは、『Kitsch』のパート別分量を巡り、ある議論が浮上している模様だ。
それは、メインボーカルと知られるリズのパートが「他メンバーと比べて極端に少ない」というもの。
メンバー6人中、リズを除いた5人のパートは約20秒。対するリズは約6秒と、3分の1にも満たない分量である。
そのため、『Kitsch』の公開直後から、韓国のSNSやオンラインコミュニティーには「ちょっとひどい」「リズがメインボーカルなのに・・」といった指摘が相次いでいる。
一部のネットユーザーからは「人気格差」「差別」という刺激的なワードも飛び交っている。
果たしてリズは、ネットユーザーが指摘する「冷遇を受けるメインボーカル」なのか?
リズはメインボーカルではない
まず、彼女のポジションからおさえておこう。
IVEは、他グループと違って公式メインボーカルや、公式メインダンサーが決まっていない。
それ故、リズは正式なメインボーカルではない。
過去、一部のバラエティー番組でメインボーカルとして紹介された事があり、メインボーカルと勘違いするファンも多いが、実はボーカルメンバーの一員である。
とはいえ、分量が少ないのは事実。他メンバーの3分の1程度の分量は、ファンの疑問を誘発するに十分なのだ。
近年、この“分量議論”は、K-POP界の大きなイシューとなり、時折差別や冷遇議論に発展し、ファンを憂うつにさせる。
昨年12月には、LE SSERAFIM(ル・セラフィム)の宮脇咲良が、この議論の主人公となり、ファンが抗議活動を展開した。
(関連記事)LE SSERAFIM 宮脇咲良 中国での人気が凄まじい・・もはや大口顧客!時々クレームも
この議論には、韓国メディアも加勢し「宮脇咲良を広告塔として利用はしているが、(才能や力量を)活用していない(Medius報道)」と批判したほどだ。
また昨年9月と10月には、aespa(エスパ)のジゼルと(G)I-DLE(ジー・アイドゥル)のミヨンに対しても「分量が少ない」と、ファンは憤っていた。
(関連記事)(G)I-DLE「一難去ってまた一難」新曲の大ヒットも今度は ‘アクゲ’ 問題が勃発
たかが1曲のパートなのに
度重なる議論勃発について韓国の音楽関係者は「楽曲のジャンルやコンセプトによって、メンバーの分量に偏重が生じるのは、昔からあった」と指摘。いわば“ケースバイケース”なのだ。
グループメンバーのメディア露出のかたよりも、このような議論を呼び起こす“触媒剤”になるとの意見も。
露出頻度が多いメンバーの分量が多いと、人気格差やゴリ押し疑惑が勃発し、逆に少ないと、不仲やいじめ、事務所からけん制の噂が立ち込める。
たかが1曲のパートなのに・・だ。
この分量議論は、男性アイドルより女性アイドルから多く見られるという点も興味深い。
AOA(エーオーエー)やAPRIL(エイプリル)など、チーム内の不仲やいじめの暴露が原因で解散(もしくが事実上解散)を余儀なくされたガールズグループの前例が、大いに影響するものと見られる。
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