現在、(G)I-DLEの新曲『Nxde』が韓国内で高い人気を見せている。

人気のバロメーターと言われている、Melonのリアルタイムチャート“トップ100”でも1位(10月25日10時現在)。

ミュージックビデオは、連日YouTube(ユーチューブ)の人気急上昇ミュージック1位につけており、現在6,500万ビューを超える勢いを見せている。

ところが、そんな彼女たちの活躍の裏では、韓国ネットでの議論が度々浮上している。

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最初の議論は、元メンバーであるスジンの校内暴力疑惑。

2021年2月、韓国オンラインコミュニティーで「スジンから暴力を受けた」と主張するスレッドが立ち上がった。

一時的に活動を中断した彼女は、その後も議論から逃れることはできず、疑惑を拭えないまま同年8月にグループを脱退している。

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ファンからは「しばらくグループ活動を控えるのでは？」と、活動の自粛を心配する声が上がった。

そんな中、今年3月にアルバムタイトル曲『TOMBOY』でカムバック。すると5人組に再編成となった(G)I-DLEは、完璧なボーカルラインとパフォーマンスを披露。

同曲のミュージックビデオは、公開3日で2,800万ビューを突破し、爆発的人気に。彼女たちの帰還を待ち望んでいたファンは、歓喜の声を上げた。

しかし、一難去ってまた一難‥。『TOMBOY』での見事な復活を遂げてから約7カ月ぶりにカムバックを果たした彼女たちに、新たな議論が浮上している。

グループでメインボーカルを務めているミヨン (写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

今回の議論の中心は、新曲『Nxde』でミヨンが歌っているパートの”分量”。

彼女の国内外ファンダムは、各種オンラインコミュニティーを通じて、

「今回の新曲で、ミヨンのパートは18秒しかない‥」

「デビュー5年目だが、彼女のパートは日に日に減っている。メインボーカルで合ってるよね？」

「メンバーが減れば歌うパートが増えるはずだが、スジン脱退後、むしろミヨンのパートは減った」

「今回だけでなく『TOMBOY』でも、メインパートが計5回あったにもかかわらず、ミヨン1人で独占することはできなかった」

など、メインボーカルであるにもかかわらず、担当パートが少ないことを指摘し、不満を吐露している。

そして中国ファンダムは、ツイッターを通じて公式声明を発表する事態に。

「私たちのファンクラブは、今までミヨンのソロおよび(G)I-DLE団体アルバムを含め計10万枚以上を共同購入し、今回のアルバム『I love』も、現在まで36,655枚を注文した。しかし、数回のカムバック活動で、彼女がグループのメインボーカルとしてまともな待遇を受けられなかったようだ」と主張した。

ファン曰く、2020年8月に発売された『DUMDi DUMDi』では、メインボーカルらしく多くのパートを担当したものの、それ以降の曲では分量が少ないのだという。

このようなミヨンファンの強い主張に対して、「たしかに減ったみたいだけど、それは他のメンバーも同じ」「曲のコンセプトによってパートの分量が変わるのは、よくあることでは？」「ミヨンだけが減ったと主張するのは違う」というファンの声も。

しかし、この議論の最中、徐々にアクゲと思われる人たちからのミヨン攻撃が始まる。

(G)I-DLEは、CUBEエンターテインメント(以下、CUBE)の所属だが、彼女はもともとYGエンターテインメントの練習生。

一時期は現BLACKPINK(ブラックピンク)メンバーを含むデビュー組にも入っていたが、結局デビューには至らず、その後CUBEに移籍した。

ファンの間では、「ボーカルを引っ張る韓国人のメインボーカルが必要」とのことで、彼女が(G)I-DLEのメンバーに抜擢されたと知られているそうだ。

ところが、この経緯から、彼女を“後から合流したメンバー”と批判するアクゲがいるのだという。

中には「デビューメンバーがほぼ決定していたところに入ってきた。もともとのオリジナルメンバーではない」と、何かにつけて難癖をつけることも。

今回巻き起こった議論の中でも、ファンの不満の声に便乗し、彼女への中傷や侮辱コメントが激化したようだ。

K-POPアイドルは、グループの人気が高くなればなるほど、メンバー個人の人気も上がり注目度も高くなる。

しかし、ファンが増える一方で、アンチファンが増えるのも事実。人気とともに議論が浮上する機会も増え、今回のように特定のメンバーを攻撃するアクゲも出てくる。

(G)I-DLEの度重なる議論は、彼女たちが韓国内で高い人気を誇っている“証”とも考えられるが、同時にグループの活躍を阻むものにもなり兼ねない。

グループを純粋に応援したいファンからは、徐々に強くなるアクゲの攻撃を危惧する声が上がっている。

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