BTS(防弾少年団)やSEVENTEENなど、多くの人気アイドルを抱えているHYBE(ハイブ)。今月3日、韓国メディアがこのHYBEに、ある”大物歌手”が合流することを報じた。その名は、”トロット王子”ことイム・ヨンウンだ。

韓国芸能界にビッグニュースが飛び込んだ?

HYBEへの移籍が報じられたトロット歌手のイム・ヨンウン

トロット歌手イム・ヨンウンが、HYBEに合流?(画像出典:MULGOGI MUSIC公式HP)

世界的な人気を誇るアイドルグループBTS(防弾少年団)を輩出し、傘下レーベルにはSEVENTEEN(セブンティーン)やアメリカの人気アーティストを擁する巨大エンターテインメント企業、HYBE(ハイブ)。

同社は現在、今年下半期に出撃予定とされる新ガールズグループ(SOURCEミュージック)に、元IZ*ONEの宮脇咲良やキム・チェウォンが合流するのではと噂される中、もう1人の”大物”がHYBEの一員になると報じられた。

9月3日、韓国メディアの文化日報は「”トロット王子”ことイム・ヨンウンのHYBE行きが有力視されている」と報道。

*トロット:韓国風演歌。起源は日本の演歌という説が有力

イム・ヨンウンがHYBEへ移籍するという話は、契約満了によるものではなく、所属事務所の*ムルゴギエンターテインメント(以下、ムルゴギ)を、HYBEがM&A(合併買収)する形になると予測している。

同メディアは、HYBE側とムルゴギ側にM&Aの可能性を尋ねたが、両社は「まだ何も決まっていない」と慎重な姿勢を見せていたと、緊迫(?)した雰囲気を描写。加えて「否定しないということは、少なくとも水面下で何らかの交渉が行われている証拠だ」と、関係者の意見も伝えた。

しかし、文化日報の報道から約1時間後、今度はムルゴギ側が「”HYBEとのM&Aは事実無根”と噂を一蹴した」との報道が‥韓国芸能界の地殻変動をもたらしかねないビッグニュースは、ムルゴギ側からのはっきりとした否定により、ハプニングで終わってしまったようだ。

BTSと”同じ釜の飯を食べる”仲になるかと思ったが‥イム・ヨンウンの所属事務所は彼のHYBE行を否定した(画像出典:BTS公式FaceBook)

これを受け、韓国ネットでは「見当違いだったね」「両社とも否定しているからゲームオーバー」「文化日報さん、暴走したね」などの反応を見せている。

しかし、一部では「イム・ヨンウンのHYBE行きの報道にワクワクした!」「HYBEなら十分あり得ると思った」「事実無根と言ってるけど、油断はできないぞ」と、彼がHYBE所属になることを内心期待していたという声や、M&Aの可能性が完全消滅していないと見る向きもあった。

近年HYBEは、アーティストを育成し、輩出するという芸能プロダクションとしての機能より、総合コンテンツプロバイダーとしての力量を強調している。要するに、SMエンターテインメントやJYPエンターテインメントのような”道”に進むのではなく、KAKAOグループやCJグループ、NAVERが実現を目指している場所に肩を並べようとしているのだ。

総合コンテンツプロバイダーは、商品性が確保されているアーティストや、所属事務所を積極的に買い集めるのが特性だ、しかも、ジャンルは問わない。

HYBEの会社紹介文にも「”We believe in music”というミッションの下、音楽産業のビジネスモデルを革新する企業です。HYBEは、音楽を基盤に、世界最高のエンターテインメント・ライフスタイル・プラットホームを目指します」と記されている。

さて、ここまで話題にあがった”トロット王子”ことイム・ヨンウンとは、どのような人物なのだろうか?

トロット歌手のイム・ヨンウン

“トロット王子”ことイム・ヨンウン(画像出典:YouTube ミス&ミスタートロット公式アカウント キャプチャー)

2020年、韓国のケーブルテレビであるTV朝鮮の人気番組『明日はミスター・トロット』が輩出した、スーパースター、イム・ヨンウン。

1991年6月16日生まれで、今年30歳(日本年齢)となった彼は、少なくとも韓国国内では、BTSと双璧を成すトップスターである。

近年、空前のトロットブームに乗り、中年女性を中心に圧倒的な人気を博しており、”お母さんたちのBTS”という異名まで持っているのだ。

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CD販売は言うまでもなく、中高齢層によるスマートフォン使用率の急増を背景に、音源チャートでもメキメキと頭角を現している。

2020年7月には、BLACKPINK(ブラックピンク)が『How You Like That』で、韓国国内の音源チャートを総なめする中、その勢いを阻止した人物がイム・ヨンウンなのだ。

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しかも”BTSのように”、真面目で飾らない人間味あるキャラクターの持ち主で、韓国中で愛されている。

HYBEとしては、喉から手が出るほど高い商品性はもちろん、コンテンツとして無限のポテンシャルを持っている。

今回、イム・ヨンウンのHYBE行きはハプニングで終わってしまったが、韓国の音楽ファンは、このトピックがいつか再燃することを望んでいる様子。

最後に、韓国ネットユーザーの反応をいくつか紹介したい。

「HYBE株を持っている者として、可能性はまだ大いにあると思う」

「HYBEなら、韓国トロットのグローバル化を実現してくれそう!」

「BTSやTXT(トゥモローバイトゥギャザー)が、イム・ヨンウンとコラボするのを見てみたい!」

「BTSにTXT、SEVENTEEN、イム・ヨンウン‥もしHYBEがファミリーコンサートをやったら、韓国国内にはできる場所がないね」

「お母さんたちと一緒にWeverseで買い物(笑) 教えるのは面倒くさいけど」



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