韓国ではMnetにて放送中の超大型オーディション番組『Girls Planet 999 : 少女祭典』。同番組は、デビュー7年目を迎えた現アイドルも参加していることでも注目を集めている。なぜ彼女たちがオーディションに参加しなければならないのか。彼女たちの切実な思いが語る、K-POPアイドルの現状とは。

韓国ではMnetにて、日本ではABEMAにて配信されている、韓国の超大型オーディション番組『Girls Planet 999 : 少女祭典』(以下、Girls Planet)。

このオーディションは、世界で活躍するガールズグループを誕生させる”グローバルガールズグループデビュープロジェクト”で、日本、韓国、中国の99人の参加者たちがメンバー入りを懸け、熱いパフォーマンスバトルを繰り広げている。

『Girls Planet 999 : 少女祭典』は韓国の超大型オーディション番組

韓国の超大型オーディション番組『Girls Planet 999 : 少女祭典』(写真提供:©スポーツ韓国)

特に注目を集めているのは、韓国の参加者だ。

参加者の中には『PRODUCE 48』や『Nizi Project』などのオーディション経験者をはじめ、既存のガールズグループのメンバーもいる。

韓国メディア・OhmyNews(www.ohmynews.com)はこれについて、「音楽番組で1位になったガールズグループ、 なぜオーディションに出ないといけないのか」とし、「貧弱な内容を埋めてくれた参加者の切実さ」と報じた。

同メディアは「大衆的な知名度は低いが、K-POPファンの間ではある程度知られているメンバーが出演していたというのは、それほど簡単でないアイドル世界の現状をそのまま表している」とし、このように説明している。

かつては音楽番組で1位に輝いた人気アイドルの顔も

番組に参加した、ガールズグループCLCのメンバー、チェ・ユジン

ガールズグループCLCのメンバー、チェ・ユジンも番組に参加(画像出典:チェ・ユジン公式Instagram)

『Girls Planet』に参加したのは、ガールズグループCLC(シーエルシー)のメンバー、チェ・ユジン。

チェ・ユジンはCLCのメンバーとして、2015年に芸能界デビュー。CUBEエンターテインメント初の多国籍グループでもあることから、多くの注目を集めていた。

音楽番組で1位を獲得したこともあり、バラエティー番組のMBC『男の中の男』でも活躍した人物だ。

デビュー7年目を迎えた知名度の高い人気アイドル、チェ・ユジン。彼女はなぜ、このようなサバイバルオーディションに出なければならなかったのか。

理由は簡単だった。これ以上の活動ができないという現実に直面したからだ。

華やかに見えたアイドル時代だったが、この数年間、グループ活動は停滞期と混乱の時期を迎えていた。後輩ライバルグループが続々と登場するのに対して、彼女たちの空白期間は長くなり、会社との葛藤の中で中心人物である外国人メンバーは脱退、故郷へと戻ってしまった。

涙を見せてしまうチェ・ユジン(画像出典:Mnet)

崖っぷちに立たされたアイドルが続々と参加

参加者のキム・ドアは、オーディション番組を経て、アイドルデビューしていた

オーディション番組を経て、アイドルデビューしたキム・ドアも番組に参加中だ(画像出典:キム・ドア公式Instagram)

チェ・ユジンと似たような立場で、オーディションへの出演を決心したアイドルはまだいる。

2018年に放送された、Mnet『PRODUCE 48』で視聴者から注目を浴びたキム・ドア。彼女は、多国籍ガールズグループ、FANATICS(ファナティックス)のメンバーだが、意を決して今回のオーディションに挑んだ。ほか、SBS『K-POPスター6』で準優勝経験のあるキム・ヘリムも今回、名を連ねている。

有名なオーディション番組を経てデビューしたアイドルたちも、今回の番組に参加している。それは彼女たちの事情もまた、チェ・ユジンとそれほど変わらないからだ。

今回のオーディションは、”崖っぷちに立たされた人々に強要された選択肢”のように思われた。

誰かより1ランクでも上の順位をもらってこそ生き残ることができるプログラムだが、現アイドルの参加者らはお互いの話が紹介されるたびに涙を流すしかなかった。ライバルと言えど、同じ境遇に置かれているという共感のためだろう。

アイドルが参加する理由とは

ガールズグループCLCに所属するチェ・ユジン

チェ・ユジンが所属する、ガールズグループCLC(画像出典:CUBE CLC公式Instagram)

毎年数えきれないほどのガールズグループやボーイズグループが登場しているが、長期に渡り活動を続けるグループは少数に過ぎない。

特に、昨年から続いた新型コロナウイルスの影響で、ファンミーティングやコンサートなどの活動が制限されてしまった。
空白が長くなるにつれ、続々と解散を発表するグループが増えてくる現状で、『Girls Planet』は崖っぷちにいるアイドルたちの最後のチャンスなのだろう。

しかし、彼女たちの必死の思いは、番組にとって幸運の女神でしかなかった。切実な状況下にいた参加者たちの汗と涙は、冷笑的な反応が続く『Girls Planet』の弱点をかなり補っているからだ。

*****

過酷な戦いを勝ち抜きK-POPアイドルになったにもかかわらず、空白期間を強いられてしまった現アイドルたち。

一縷の望みをかけて『Girls Planet』に参加した彼女たちは、藁にもすがる思いを抱えていることだろう。

その必死な思いが番組を救ったように、今度は彼女たちが救われてほしいと願わずにはいられない。

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