演技ドルとしてもその名を広めたEXOのD.O.こと、ド・ギョンス。豊かな表現力を持つ俳優と称される彼のすべてが輝いている作品『スウィング・キッズ』に再びスポットが集められている。
ボーイズグループEXO(エクソ)でメインボーカルを担当している、D.O.ことド・ギョンス。
K-POPアイドルながら優れた演技力を持ち、映画評論家たちからも”注目すべき俳優”として高い評価を得ている演技ドルだ。
映画『あの日、兄貴が灯した光』(2016)でコミカルな演技をそつなく演じ、青龍映画祭で新人賞を受賞した彼は、続く出演作『神と共に』(2017、2018)シリーズでアイドル初となる千万観客動員数突破俳優と呼ばれ、演技の分野でも頭角を現している。
そんな彼が演技とともにアイドルとしての高い身体機能をも披露した作品がある。それは、2018年12月19日に韓国で公開された映画『スウィング・キッズ』だ。

映画『スウィング・キッズ』(写真提供:©スポーツ韓国)
映画『スウィング・キッズ』は、創作ミュージカル『ロギス』を脚色したもので、朝鮮戦争が起こった1951年、最大規模の巨済(コジェ)捕虜収容所を舞台に、寄せ集めのダンスチームが繰り広げる夢と友情を描いた作品だ。
『過速スキャンダル』(2008)、『サニー 永遠の仲間たち』(2011)などを演出したカン・ヒョンチョル監督が脚本とともに演出を担当し、ザ・ビートルズ、デヴィッド・ボウイをはじめ、ベニー・グッドマンなどスウィング・ジャズなどの往年の名曲が物語に彩りを添えている。

ド・ギョンスのダンスシーンは必見!(写真提供:©スポーツ韓国)
1951年の朝鮮戦争中、最大規模の巨済捕虜収容所。
新しく赴任してきた所長は収容所の対外的イメージアップのため、戦争捕虜でダンスチームを結成するプロジェクトを計画する。
収容所内で最高・最悪のトラブルメーカー、ロ・ギス(ド・ギョンス)、4カ国語が可能な無許可通訳士ヤン・パンネ(パク・ヘス)、生き別れた妻を探すために合流したカン・ビョンサム(オ・ジョンセ)、天才的なダンスの実力を備えた栄養失調の中国人ダンサー、シャオパン(キム・ミノ)、そして彼らのリーダー、元ブロードウェイタップダンサーのジャクソン(ジャレッド・グライムス)まで、紆余曲折の末、一堂に会した彼らの名は”スウィング・キッズ”!
それぞれ違う事情で踊ることになった彼らにデビューステージの話が舞い込むが、国籍も言葉も理念も、さらにはダンスの実力も異なる、”違う寄せ集め”ダンスチームである彼らの未来はいかに――?
ド・ギョンスが演じた主人公ロ・ギスは、豪快で反抗的な気質を持つ人物だ。
巨済捕虜収容所のトラブルメーカーとして生きていたが、ある日”タップダンス”に魅了され、スウィング・キッズ ダンスチームの一員となる。アメリカのダンスである”タップダンス”を踊ってはいけない立場なのに、タップダンスの魅力にはまってしまい、踊ることへの情熱を隠すことができない。
その熱き思いを爆発させるかのように、大迫力のタップダンスでスクリーンを舞うロ・ギスの姿は圧巻だ。
力強さと華麗さを兼ね備えたダンスは、高いシンクロ率を見せるド・ギョンスの演技と相まって、この上ないパワーを感じさせる。
飛び跳ねながら躍動感たっぷりに踊り続けるロ・ギスの姿はこの上ない輝きを放ち、これは映画ではなく現実なのではと錯覚しそうなほど、ド・ギョンスの卓越した芝居とダンスに魅了されてしまう。

キャラクターたちが放つケミがストーリーをさらに盛り上げる(写真提供:©スポーツ韓国)
「主人公のロ・ギスは、ド・ギョンスなしには想像できない」という反応が出るほど評価がとても高く、ヤン・パンネ役のパク・ヘス、カン・ビョンサム役にオ・ジョンセといった脇を固める俳優たちも、それぞれの事情を生かして調和をなし、好演を繰り広げたと称賛の声が多かった作品だ。
俳優と劇中に流れる名曲、そしてダンスシーンには多くの称賛が集まった作品であるが、展開に対しては評価が分かれているようだ。 序盤は面白いという反応がある反面、やや散漫だという意見もあり、また後半部においては結末を巡って好き嫌いが分かれるよう。
朝鮮戦争という暗い現実を背景に、戦争や人種、イデオロギーという重い問題を抱えながらもダンスを通じて乗り越えていく様は、見る者に感動とともに勇気をもたらしてくれる秀逸な作品だ。
EXO
EXO(エクソ / ハングル 엑소)は、SMエンターテインメント所属の男性アイドルグループ。 韓国人が8人、中国人が4人の計12人で構成され、2012年4月8日に韓国と中国でデビューした。その後、中国人メンバー3人が相次いで脱退し、現在は9人体制となっている。
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