BTSのVがYouTubeでお気に入りの曲を流した。その中の1曲が、たった一夜で、ある歌手の運命を変えることにつながった。彼は「信じられない!」と感動の声を上げるが、その驚きのエピソードは、Vが世間に与える影響力の凄さを改めて証明した。

「信じられないことが起きた!」フィリピンのある男性歌手が、たった一夜で起きた驚きのエピソードを伝えている。

『DRIVE VLOG』でお気に入りの曲をかけながらドライブを楽しむBTSのV

『DRIVE VLOG』でお気に入りの曲をかけながらドライブを楽しむBTSのV (画像出典:YouTubeキャプチャー)

それは、BTS(防弾少年団)のVのおかげだという。彼の身に何が起こったのだろうか。

「やはりBTSは、世界的なスーパースターだ!」BTSの言動は世界に大きな影響を与える、それを証明する出来事がまたもや起きた。

7月14日、韓国の芸能専門メディア・スターニュース(https://m.star.mt.co.kr/)が、「Vの言及によって運命が変わったフィリピン無名歌手」の感動ストーリーを紹介している。

それは7月9日、BTSの公式YouTube(ユーチューブ)チャンネル『BANGTANTV』で公開された『DRIVE VLOG』がきっかけになっているようだ。

『DRIVE VLOG』は、Vの自由気ままなドライブの様子が盛り込まれた映像だが、Vはドライブしながら、自身のお気に入りプレイリストから30曲あまりを紹介した。

今回のエピソードの主人公は、そのうちの1曲『Sorry』を歌っているフィリピンの歌手、Paolo Sandejas(パオロ・サンデヤス、以下パオロ)である。

VLOGの中で流れたのは約90秒ほどだが、この時間で、1人の歌手の運命が大きく変わったのだ。

Vが自身の曲を流したという事実を知ったパオロは、「今夜は本当に信じられない。僕の音楽を愛してくださって感謝する」と喜びをあらわにし、自身のSNSにVのVLOG映像をアップした。

するとパオロの名前もすぐにTwitter(ツイッター)のトレンドワードに上がる。

スターニュースによると、『Sorry』はVが歌った後、ストリーミングが60%以上の爆発的増加を見せ、7月10日時点でフィリピンの”Spotify(スポティファイ)バイラルソングチャート”で28位に入り、11日には19位に上昇、*OPMソング5位を記録した。

*OPM:オリジナル・ピノイ・ミュージックの略。フィリピン人アーティストによって作詞・作曲、演奏された曲全般を指す。

『Sorry』のリリックビデオ(歌詞を軸に構成されたMV)は、2日間で再生数が4倍以上に急増し、人気を見せている。

パオロの『Sorry』を流し、一緒に歌っているV

パオロの『Sorry』を流し、一緒に歌っているV (画像出典:YouTubeキャプチャー)

パオロは2年前に発売した自身の曲が、Vによって世間の熱い関心と愛を受けるようになったことに驚きを隠せず、「これは信じられない。個人的に感謝できるよう返事を望む」とし、Vのインスタグラムにメッセージを送ったことを明らかにした。

また、CNNフィリピンニュースを通じて、「言葉が出ない。Vが『Sorry』を聞いて一緒に歌った後、眠れなかった。信じられないことだ」「BTSファンが僕の音楽を応援してくれて本当に感謝している。Vへの愛が感じられる」「この歌は心の傷に対する歌だが、Vのおかげでその意味が変わった」と感動を伝えている。

興奮冷めやらぬパオロは、12日に「Vのバージョンが永遠に最高だが、この短いカバーも楽しく見てほしい」と、自身のYouTubeアカウントにVのソロ曲『Christmas Tree』のカバー映像を掲載した。

そして、「僕の音楽を世の中に共有してくれたVとARMY(アーミー:BTSファン名称)に感謝を伝える。僕のためにしてくれた全てのことに永遠に感謝する」とメッセージを添えている。

7月15日現在、Vの『DRIVE VLOG』の再生回数は1200万回を超えた。

このVLOGの中で曲が流されたことで、1人のアーティストの運命が大きく変わった。

温かい感動を与えてくれたこのエピソードは、Vのスター性と話題性、そして世界に与える影響力とその波及力が強大だということを改めて証明している。

Paolo Sandejas – Sorry(Official Lyric Video)(動画出典:YouTube
Universal Records Philippines)

(構成:酒井知亜)




BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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