Dispatch(ディスパッチ)が執念を見せた。当サイトでも既報のBTS SUGAがリリースした『D-2』の音声議論について、掘り下げて記事を作成。ファンからは賛否両論の声が相次いだ。
BTS(防弾少年団 / 愛称 バンタン)のメンバーSUGAが発表したミックステープ『D-2』について3つの議論が巻き起こったことは既報済みだが、韓国芸能サイトDispatch(ディスパッチ)は議論だけで終わらせなかった。
(関連記事)BTS SUGAの現状を語る3つの議論と1つの快挙

韓国アーティストとして歴史的快挙を成し遂げたSUGA。(画像出典:BTS Instagram)
リリース発表後、収録曲『What do you think?』の導入部に、アメリカのキリスト系カルト集団の教祖ジェームス・ウォーレン・ジム・ジョーンズ(以降、ジム・ジョーンズ)の音声が引用されていることが判明し、議論を呼んだ。
これについて、所属事務所であるBigHitエンターテインメントは、「プロデューサーが該当人物を知らなかったために発生したミスだ」と弁明。指摘された部分は削除した形で再販売に至った。
ほとんどの報道は、これにて一件落着となった。しかし、DispatchだけはBigHitエンターテインメントに追加で質問状を送付。「統括プロデューサーはSUGA本人であるはず。“アーティスト本人も思いも寄らなかった問題”という釈明には、説明が必要ではないのか」と。
そして返ってきた返事は「公式立場で明らかにしたように、演説声明のサンプルはほかのプロデューサーが特に意図せず選んだものだ」と復唱するのみ。これは当然の事だろう。
にもかかわらずDispatchはこの件について深堀りをやめないどころか、ジム・ジョーンズの演説音声を使用したことについて以下の考察を始めたのである。
Dispatchが報じた事実とは
1.誰かの演説を残したかった?
Dispatchは、まずアメリカ最大のサンプルプラットフォーム『Splice(スプライス)』にアクセスする。このサイトは世界のミュージシャンやプロデューサーが、サンプルを登録・販売している言わば、サンプリング百貨店だ。
ここで“演説(Speech)”を検索したが、ジム・ジョーンズの演説は発見に至らず。
2.宗教人の肉声を必要としているのか?

Dispatchが目の色を変えて検索した音源サンプルサイト。(画像出典:Spliceトップページスクリーンショット)
『Splice(スプライス)』の中にある音源カテゴリーに“religion(宗教)”を入力。すると、2つのサンプリングパックが出現。
そのうちの一つ『Vintage Vocals: Twisted Religion』というサンプルを開くと、『What do you think?』のイントロ部分にあった例の肉声が耳に入ってきたという。
3.SUGAはジム・ジョーンズを知っていたのではないか?
Dispatchは、BigHitにサンプリングをどのように検索したかと尋ねると、先方は「ノーコメント」。記者はこれで火がついたのか? “ジム・ジョーンズ”で検索したすべての音源調査を開始する。固有名詞で出てきたファイルは4つ。いずれもジム・ジョーンズの肉声が入っていることを確認。

できることならSUGAの口から想いを聞けると良いのだが‥。(画像出典:BTS Instagram)
4.Vintage Vocals: Twisted Religion
ジム・ジョーンズの音声が入っていたサンプル名だ。これでDispatchは、ある仮説を立て始める。
「SUGAとほかのプロデューサーは、このありふれたサンプル情報を本当に把握していなかったのだろうか?」
実際にSpliceに記載されている紹介文には、
「『Vintage Vocals: Twisted Religion』にはスピーチ、説教、集会、パフォーマンスの感動的な抜粋が詰め込まれており、悪名高いカルトリーダーのジム・ジョーンズからの抜粋も含まれる」
と書かれている。
6.解説を読まなくても‥
前述の通り、BigHitは「プロデューサーが該当人物を知らなかったために発生したミス」と釈明。
しかし、そもそもこのサンプルパックは『Twisted Religion』というタイトルなのだ。この箱を開けなければ聴けなかった音源が使われたのだ。エンジニアたちは、なぜその異端なタイトルに疑いを持たなかったのか? BTSの活動フィールドにはカルトを警戒するアメリカもあるではないか。と該当記者は言及する。
※Twisted Religionの直訳は「ねじれた宗教、歪曲された宗教」
7.無知は罪であり、知らないことは毒である
Dispatchはそれでも「SUGAを信じたい」と記述した。なぜなら、彼がこれまで見せてきた言動や行動が誰よりも慎重だったからだと。だから、ジム・ジョーンズの事も本当に知らなかったのだろうと。

愛ある(?)Dispatchからの警告‥?(画像出典:BTS Instagram)
それでも最後に「でも、分からないということは“毒”だからね」と、記者とは思えぬ不思議な目線でSUGAを悟っているように締めくくっている。
Dispatchを読んだ人々の反応とは..
Dispatchの記事を読んだ一部のファンは、
「この記者は何を望んでるの?」
「謝罪会見を開かなければならないほどの問題なのか」
「何かすごい発見をしたかのような記事だね‥」
「暇なのかな」
などとSUGAを擁護するコメントもあれば、
「これは知らなかったでは済まない案件」
「ファンだけどきちんと説明してほしい」
「疑うことに疲れてファンを辞めてしまいそう」
「擁護するだけがファンじゃない」
などといった本人の弁解を求めるコメントなど、賛否両論だ。
本人の口から弁明されない以上、真意は不明である。軽率に触れてはいけない場所に触れてしまった以上は、やはり本人の口からリアクションがあった方が、楽曲に対する負のイメージはぬぐえるのではないかと、老婆心ながら感じている。
アーティストなら楽曲にだけ、俳優ならば演技にだけ視線を注いでほしいと願う気持ちも分かる。が、どうしたってそうはいかない。ならばやっぱり、パーソナルな部分も慎重にしなければならないだろう。これは本人だけが注意すべきことではなく、周囲のスタッフも戒めなければならないことである。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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