8月4日、日本の主要音楽チャートが、ストリーミングチャートで著しい活躍を見せているK-POPアイドルのWエース、BTS(防弾少年団)とTWICE(トゥワイス)の話題を紹介。もはや日本のストリーミング市場のリードアーティストとなったBTSとTWICEの記録を紹介する。
日本におけるK-POP人気が、本場韓国を上回るのではと囁かれている。
韓国の芸能界に詳しいメディア関係者は「2019年のSNSや、検索エンジンを通して発生したK-POP関連トラフィックは、日本が韓国を上回った」と、日本で巻き起こっているK-POPブームに舌を巻く。
もちろん、両国のインターネット文化や環境、事情などが相違しているため、誰もが納得できる正確なデータを基にしているとは限らないが、日本におけるK-POP人気は凄まじいほどの”右肩上がり”であるのは事実だ。
その”起爆剤”と称される、いわゆる第2世代アイドル(東方神起、SUPER JUNIOR、BIGBANG、EXOなど)の存在感も健在だが、そこに”油”を注いだとされる第3世代アイドルの活躍が大きいと考えられる。
2013年以降にデビューした第3世代アイドルは、日本でK-POPをメジャージャンルに定着させており、その功績は非常に大きい。中でも(賛否を恐れず言うと)BTS(防弾少年団)とTWICE(トゥワイス)の人気と存在感は別格とも言えるだろう。まさに、K-POPアイドルの男女エースである。
彼・彼女らは、ファンの規模やセールス、話題性など、”韓国のスター”という枠を超えて、”ワールドスター”として日本の大衆に認知されるステータスにまでのし上がったのだ。
そんな2組の、日本でのストリーミング成績が、大きな話題となっている。
去る8月4日、日本のオリコンチャートは、BTSの新曲『Permission to Dance』が週間ストリーミングチャートで1位を記録したと発表。その回数は、なんと1316万回を超える。
同曲は、7月26日から3週連続で1位を記録しており、累積回数は5989万回以上だという。
『Permission to Dance』に次ぐ2位は、同じくBTSの『Butter』がチャートイン。ここ最近、週間ストリーミングチャートの1位と2位は、BTSの独占状態が続いている。昨年発表した『Dynamite』の人気も衰えておらず、7月26日と8月2日付けのチャートでは、BTSがTOP3を独占している。
続いてTWICEを見てみよう。
同日(8月4日)、ビルボードジャパンの発表によると、TWICEが2019年に発表した楽曲『Fancy』のストリーミング累積再生数が、延べ1億回を突破したようだ。TWICEにとって『Feel Special』に続いて2曲目となる。
2曲以上、ストリーミング累積再生数1億回を達成したK-POP女性アイドルグループは、TWICEのみ。
CD市場に比べ、まだその規模が1/3に留まっているストリーミング市場だが、年々縮小しているCD市場とは裏腹に、6年連続10%近い成長を遂げている。ストリーミング市場は、今後も拡大していくと見られており、BTSとTWICEは、今後もその存在感を増していくだろう。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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