BTS(防弾少年団)がソロ活動体制への転換を予告した。K-POP界を牽引してきた彼らの選択が、今後のK-POP界にどのような影響を与えるか注目される中、一部韓国メディアの間では自然と、“ポスト BTS”探しが始まった。そんなメディアの1つ、ハンギョレ新聞の予想を紹介してみる。
しばらくの間、ソロ活動に重きを置く意向を示したBTS(防弾少年団)。
![BTSは、しばらくの間、ソロ活動に重きを置くことを発表した](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2022/06/tp-bts-sns.jpg)
しばらくの間、ソロ活動に重きを置くことを発表したBTS(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
グループでの活動は並行して行うとのことだが、ソロ活動に注力する以上、これまでのように完全体での活動を見る機会は減りそうだ。
そんな中自然と、“ポスト BTS”は誰になるのかという関心が集まっており、韓国メディアのハンギョレ新聞(www.hani.co.kr)が「バンタン兄の隙を狙う弟分、誰がいるの?(탄이 형들 틈새 노리는 아우들, 누구?)」という記事で、BTSの座を引き継ぐ弟分のアイドルグループを予想した。
まず候補に挙がったのは、SEVENTEEN(セブンティーン)だ。
![SEVENTEENは、BTSを引き継ぐグループ候補として予想された](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2022/06/tp-seventeen-topic1.jpg)
BTSの座を引き継ぐグループ候補として予想されたSEVENTEEN(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
HYBE所属のアーティストとしては、BTSの次に人気と売り上げが高いグループで、5月に披露した4thフルアルバム『Face the Sun』は、初動販売量が206万枚を記録した。
また、アメリカの音楽専門メディア『ビルボード』のメインアルバムチャートである“ビルボード200”で7位にチャートインするという快挙を成し遂げている。
彼らの“ビルボード200”入りは、8thミニアルバム『Your Choice』と9thミニアルバム『Attacca』に続き、『Face the Sun』で3度目だ。
次にハンギョレ新聞が候補に挙げたグループは、SMエンターテインメント(以下、SM)所属のNCT(エヌシーティー)だ。
![NCTはBTSの座を引き継ぐ候補に挙がった。写真は、NCTのユニットの1つであるNCT DREAMだ](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2022/06/bts-soro-news-1.jpg)
BTSの座を引き継ぐ候補に挙がったNCT。写真は、NCTのユニットの1つであるNCT DREAM(画像出典:SMエンターテインメント)
現在、SMが特に注力しているグループで、BTSに次いで高いアルバム販売量を誇る点から彼らにスポットを当てたようだ。
また同メディアは、「HYBE所属のBTSが韓国で不動の1位となる以前、SM所属のEXO(エクソ)がその座を守っていた」という点を挙げ、ボーイズグループの名家と呼ばれたSMの返り咲きを予想した。
2018年以降にデビューした“K-POP第4世代男性グループ”も注目を集めているとして候補に入っている。
1組目が、JYPエンターテインメント所属のStray Kids(ストレイキッズ)だ。
![Stray Kidsは、BTSの座を引き継ぐ候補に挙がった](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2022/03/straykids_maniac.jpg)
BTSの座を引き継ぐ候補に挙がったStray Kids(画像出典:JYPエンターテインメント)
3月に発売したミニアルバム『ODDINARY』が、4月に“ビルボード 200”で1位を獲得、K-POPアーティスト史上3番目にビルボードメインチャートのトップに輝くという、新しい歴史を作った。
また、ミュージックビデオの再生回数も驚異的で、計6本のミュージックビデオを億台ビューにさせ、再生回数の合計は10億回を超えるという人気ぶりだ。
現在、“K-POP第4世代男性グループ”の中で、億台ビューのミュージックビデオの最多保有記録を誇るグループである。
そして2組目が、HYBE所属の第4世代グループTXT(トゥモローバイトゥギャザー)だ。
![TXTは、BTSの座を継ぐ候補に挙がった](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2022/05/tp-txt-tour-1.jpg)
BTSの座を継ぐ候補に挙がったTXT(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
彼らは、5月に発売した4thミニアルバム『minisode 2:Thursday’s Child』が、“ビルボード200”で4位にチャートインした。
3組目は、HYBEとCJ ENMの合弁レーベルBELIFT LAB(ビリーフラップ)のENHYPEN(エンハイフン)の名を挙げた。
![ENHYPENは、BTSの座を継ぐ候補に挙がった](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2022/04/tp-enhyepen-openmic1.jpg)
BTSの座を継ぐ候補に挙がったENHYPEN(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
彼らは、2021年10月に発表した1stフルアルバム『DIMENSION:DILEMMA』が、113万枚という販売量を記録している。
4組目は、YGエンターテインメント所属のTREASURE(トレジャー)だ。
ハンギョレ新聞は、TREASUREの楽曲『DARARI』が、”ビルボードグローバル”チャートの135位にチャートインした点を挙げ、「BIGBANG(ビッグバン)の後を狙っている」と報じ、今後のさらなる可能性を示した。
![TREASUREは、BTSの座を継ぐ候補に挙がった](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2021/06/tp-treasure-penright.jpg)
BTSの座を継ぐ候補に挙がったTREASURE(画像出典:YGエンターテインメント)
そして最後に候補に挙げたのが、KQエンターテインメントのATEEZ(エイティーズ)だ。
彼らは、今年2月にアメリカ、4月にヨーロッパ、2019年には世界12カ国で公演を実施した。
2021年に出した7thミニアルバム『ZERO : FEVER Part.3』は、“ビルボード200”で42位にチャートインしたこともある。
![ATEEZは、BTSの座を継ぐ候補に挙がった](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2022/06/tp-bts-soro-news-2.jpg)
BTSの座を継ぐ候補に挙がったATEEZ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
今回紹介したハンギョレ新聞を含め、現在、韓国の一部メディアが、BTSを引き継ぐアイドルグループの予想をしている。
ハンギョレ新聞はボーイズグループのみに焦点を当てたが、ガールズグループのBLACKPINK(ブラックピンク)が有力ではないかと報じたメディアもあった。
BTSの活動体制の変化が、K-POP界にどのような影響を及ぼすのか注目される。
(構成:西谷瀬里)
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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