7月21日、韓国大統領府の青瓦台は「BTSを”未来世代と文化のための大統領特別使節”に任命した」と発表した。韓国紙は、青瓦台の発表を伝える傍ら、BTS(防弾少年団)ファンの反応も紹介している。

BTS(防弾少年団)が大統領特別使節(以下、大統領特使)に任命され、”軍免除”イシューが再び浮上していると、韓国紙が伝えた。

BTSが大統領特別使節に任命された

大統領特別使節に任命されたBTS(画像出典:BTS JAPAN公式Twitter)

7月21日、韓国大統領府の青瓦台(チョンワデ)は「BTSを”未来世代と文化のための大統領特使”に任命した」と発表。

青瓦台の報道官は「大統領特使はポストコロナ時代の先導国家として、我が国の位相を高めることに貢献すると期待している」と、任命理由を述べている。

BTSはまず、9月に開かれる第75回国連総会などの主要国際会議に参加し、世界の人々へ希望のメッセージを発信する予定だ。

任命発表の翌日、韓国の5大日刊紙の1つである中央日報は、青瓦台の発表を伝える傍ら、BTSファンの反応も紹介。

同紙によると、BTSファンは青瓦台の発表に喜びながら「あちこち呼び出されているのなら、彼らにそれ相応の待遇措置を」「見返りに軍免除を」と、入隊に関するイシューを再び取り出しているという。

BTSの入隊(もしくは免除)は、韓国ファンだけでなく、海外ファンや投資家、エンターテインメントビジネス関係者からも熱い注目を浴びている事案である。

複数の韓国メディアや芸能関係者は、韓国政府が公平性議論に巻き込まれることを避けるため、”軍免除”というカードは切り出せないという見方を示している。しかし、これまでのBTSの貢献度を考慮すれば”入隊”以上の働きをしてきたのも事実で、公平性云々で彼らが相応の評価を得られないのはおかしいと、声を上げる韓国人も多い。

BTS(防弾少年団)

BTSの軍入隊に関心が集まっている(画像出典:BTS公式FaceBook)

去る6月24日、韓国音楽コンテンツ協会は「BTSを軍免除させない事が、むしろ公平ではない」という、真逆の主張をして注目を集めた。

同協会の関係者は「野球選手のリュ・ヒョンジン、サッカー選手のソン・フンミンなどは、国威を宣揚(五輪やアジアン大会で金メダルを獲得)して軍免除になった。BTSは、それを上回る国威を宣揚しているはずだ」と指摘。

一部では、今回の特使任命が「軍免除のための布石ではないか」という意見も。

その心は、アメリカのビルボードチャート席巻や、海外での人気は極めて個人の慶事であり、直接的な”国威宣揚”と見るには無理があるという意見が多いため、韓国国民がBTSの軍免除に納得を示すような直接的な”役職”を、韓国政府が与えたのではという見解だ。



BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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